平成28年度 学校教育研究科案内
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40Graduate School of Education>Master's Program>Specialized Subject Fields of Education芸術系コース最近の学位(修士)論文題目●「光」の表現に関する研究 -「日常の中の非日常」の生起要因として-●彫刻表現における身体性の一考察 -細川宗英の彫刻にみる主題と技法的特質から-●台湾の特色ある色彩についての考察と応用 -日本の色彩との比較を通して-●美術がもたらす人間の生の変容について -メルロ= ポンティのポール・セザンヌ論を手掛かりに-●「生きる力」の育成と中学校美術科の指導と評価の在り方 -表現領域での描く活動を通して-●中学校美術科における題材設定に関する一考察 -自らの鑑賞授業の実践を通して-●写実絵画の制作における一考察 -野田弘志の作品を手がかりに-●「しかけ」の造形に関する一考察 -ピタゴラ装置の成立を手がかりに-●造形活動における「楽しい」の一考察 -美術館ワークショップと小学校の親子活動の実践を通して-●図画工作科・美術科における言語活動の充実に関する一考察 -「対話による造形教育」の授業デザインと実践を通して-●膠を用いた絵画表現 -素材と表現のかかわりについて- ●彫刻における素材に関する一考察 -テラコッタを中心に-●造形教育における<つくること> -「発達」と「生成」-●図画工作科における学習活動としての「鑑賞」 -学校と美術館との連携を考える-●<自己像>をテーマにした表現について※過去の学位論文リストについては,本学ホームページ(附属図書館→データベース検索)でご覧いただけます。取得することができる教員免許状●下記の学校種(免許教科)の各一種免許状のある方  幼稚園教諭専修免許状  小学校教諭専修免許状  中学校教諭専修免許状(美術)  高等学校教諭専修免許状(美術,工芸)●上記以外の教科の中学校・高等学校教諭の各一種免許状 のある方  修士課程の他コース(科目群)の当該免許状に関わる授  業の単位を修得することによって各専修免許状の取得  が可能です。 私は,大学4年間を千葉で過ごし,小学校教師を目指すために全教科に渡って幅広く勉強してきました。しかし,自分がそれまでダンスサークルに入っていたことから,特別支援学校でのダンスクラブの指導を経て「人が何かを表現すること」に対して興味をもち,「専門性を持ちたい」と上越の地に来ました。 「美術」では,三年間デザインゼミを選択し,自分がそれまで疑問に思っていた「しかけ」の概念について研究を積み重ねました。毎日,少しずつの時間を利用しては研究に没頭し,走り抜けた日々の中で,納得のいく考察を出来たことは一生の宝です。大学院から新たに学び始めた分野で,周りの院生との知識と技術の差に悩んだ日々もありましたが,自らの問いと目的に正直に向き合うことで,より深く広い世界を知ることが出来ました。制作や研究に関して,美術全般を広く学べる点や恵まれた設備,温かな先生方のご指導が,みなさんの真剣な探究の歩みを一層支えてくださることと思います。 「美術」では教育分野においても,理論・実践共に懇切丁寧な指導が行われています。全国各地から集まり,様々な道を歩む人との出会いがあり,また,人の成長に大きく関わることを身を持って体感できる,ここはそんな魅力ある環境です。春からは,本学で培った経験を胸に,子どもの学びと表現を見守る者として尽力していきたいと思います。平成26年度修了生 額賀 有花(東京都立小・中学校共通図工/美術専科教諭採用)Vi!oce

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