平成28年度 学校教育研究科案内
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41生活・健康系コース2015年度担当教員と研究・教育の領域,主要著書,論文,作品等 保健体育は,からだ,運動,健康,文化,人間,自然との関わりが深く,その研究は総合科学としての性格を持つ。そのため教科や領域を超えた,学際的で柔軟な研究姿勢が求められる。したがって,これまでに獲得してきた豊かな経験と研究成果を教科臨床的な視点から改めて問い直すことに重点を置き,それらに実践現場からの発想を極力生かした理論的枠組みを提供し,健康,スポーツ,体育についての幅広い問題意識とそれらに対する深い洞察や鋭い分析を加えるための高度な研究能力を培うことを目指している。 専門科目の保健体育科教育では,健康や体育・スポーツに関する専門的研究及び実践的研究に基づいて,保健体育科教育についての総合的・専門的な研究・教育を行い,その目的,内容,方法のあり方,原理等を探求する。体育学では,体育の意義や方法・原理,運動文化の本質や機能を明確にするため,哲学,心理学,社会学及び経営管理学的な立場から研究・教育を行う。また運動学では,体操,器械運動,陸上競技,球技,ダンス,水泳,武道等の実践をふまえて,運動方法学,バイオメカニクス,運動生理学的な視点から研究・教育を行い,運動の本質,運動の技術特性,健康における運動の意義及びその方法について究明する。さらに保健学では,健康の本質や条件,健康管理の指導の方法・原理などについて総合的・専門的な研究・教育を行う。大学院生は,それぞれの問題意識,興味・関心等をもとに,特定の研究室に所属して,指導教員の下で専門的な研究活動を行うことになる。未来を創造する新しい保健体育の再構築を目指した授業科目,授業内容等の工夫や研究室活動は,必ずや十分な成果をもって応えることができるとスタッフ一同確信している。保健体育 生活・健康に関する科目,保健体育科教育,技術科教育,家庭科教育及び健康教育・食の教育に関する専門科目について総合的・専門的な研究・教育を行う。生活・健康系コースは,保健体育,技術,家庭及び学校ヘルスケアの四つの科目群で構成されている。〈コース長〉 得丸 定子Tel:025-521-3417 E-mail:tokumaru(ドメイン名等は5ページ参照)電子メール:氏名の横のアルファベット表記 @ juen.ac.jp教 授 市川 真澄(いちかわ ますみ) 025-521-3573 ichikawa ※3 バイオメカニクス特論,スポーツ生理学実験および運動方法学演習(陸上競技)を担当。身体運動について運動生理学およびバイオメカニクスの立場から解析し,それらの知見を指導法に活用する方法について研究している。准教授 大橋 奈希左(おおはし なぎさ) 025-521-3575 nagisa 運動方法学演習(ダンス)を担当。表現運動・ダンスの特性と指導法について,理論的,実践的な検討を行う。「教員養成・教員研修におけるからだの育成」も研究課題としている。教 授 直原  幹(じきはら かん) 025-521-3570 jikihara教 授 土田 了輔(つちだ りょうすけ) 025-521-3574 tsuchida 体育科教育学を担当。種目を超えたボールゲーム一般に関する内容論,学習集団論の研究をしている。学校体育において,専門用語を排除し,「傾向と対策」「役割取得」によりボールゲームを理解するための戦術アプローチを開発している。 運動学・スポーツ科学領域を担当。1. 体力トレーニング:発育期の身体トレーニングに関する方法論等。2. 東洋的体育:東洋的身体運動文化の今日的意義の検討。3. 武道:武道における対人技能の運動学的研究。准教授 榊原  潔(さかきばら きよし) 025-521-3571 kiyoshi准教授 周東 和好(しゅうとう かずよし) 025-521-3578 shuto准教授 竹野 欽昭(たけの よしあき) 025-521-3567 takeno 運動方法学演習(サッカー)を担当。サッカーの個人技能,集団技能,戦術・戦略および体力等に関し,児童・生徒の発育・発達やゲームの様相やルールの歴史的発展過程を手がかりに,実践的・理論的研究を行う。 体育科教育学を担当。体育科教育に関わる実践的研究を行う。また,動きの学習段階や指導方法および用具の開発,体操・器械運動の学習指導,幼児の動きの学習指導,教師教育に関する研究を行っている。 体育心理学特論および体育心理学実験を相当。運動・スポーツに関わる生理・心理学的な現象について,体育心理学およびスポーツ科学の立場から具体的な事例を取り上げて研究し,これらの研究で得られた知見をスポーツ活動における効果的な指導方法にどのように応用できるかを追究している。 運動方法学演習(水泳)を担当。ヒトの運動制御の合目的性に迫るため、筋疲労が運動制御に及ぼす影響に焦点を当て、運動生理学・神経生理学的観点から研究している。合目的的な運動制御を生み出すヒトのメカニズムを理解・活用することで、運動・スポーツの最適な指導方法の開発につなげる。准教授 松浦 亮太(まつうら りょうた) 025-521-3569 matsuura

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