平成28年度 学校教育研究科案内
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47 学校ヘルスケアでは,学校教育の円滑な実施とその成果を確保していく上で最も基盤となる児童生徒の健康に寄与する理論や方法を追究していく。特に,児童生徒の心身の健康問題は複雑で多様化してきており,新たな健康課題に取り組んでいくためには,専門的な知識や技術の習得と高度な実践的指導力が求められている。本科目群では,学校健康教育学,医科学,養護学,栄養学,食や健康に関わる学問基盤に立脚しつつ,問題を解決する能力および教育実践の推進者になりうる能力の向上を目指し,学校におけるヘルスケア(健康教育・食教育(食育)など)を担う人材(教諭・養護教諭・栄養教諭など)を養成することを目的とする。 なお,修士課程の他の専攻・コース等で開講している専門科目も併せて履修できる。 養護教諭,栄養教諭および中学校・高等学校「保健」の専修免許状の所要資格を得ることができる。学校ヘルスケア2015年度担当教員と研究・教育の領域,主要著書,論文,作品等電子メール:氏名の横のアルファベット表記 @ juen.ac.jp教 授 上野 光博 (うえの みつひろ) 025-521-3641 ueno教 授 光永 伸一郎(みつなが しんいちろう) 025-521-3407 mitunaga教 授 野口 孝則(のぐち たかのり) 025-521-3335 noguchi准教授 留目 宏美(とどめ ひろみ) 025-521-3563 todome講 師 池川 茂樹 (いけがわ しげき) 025-521-3562 ikegawa 健康科学を担当。内科学,腎臓内科学,糖尿病学を専門とし,主に慢性腎臓病の臨床病理学的研究を行っている。また,子どもの生活習慣病や感染症予防に関する研究,学校健診とその後の事後指導に関する研究にも取り組んでいる。 食物学に関する講義と実験を担当。穀類の発芽時におけるデンプン関連酵素の機能や,発芽した植物種子に含まれる栄養素についての研究を行っている。また,食育のための実験教材の開発なども行っている。 養護実践学を担当。子どもの健やかな成長発達とQOLの向上をねがい,連携をベースとした教育実践及び支援の拡充, 教職員の支え合い・学び合いを促す学校内制度と文化,一人職種が「生かされる」学校づくりに強い関心を持っている。現在は主に,ミクロ組織論の立場から養護教諭研究を行っている。 食教育に関する特論や演習を担当。人間の体や心の成長・発達段階に応じた最適な食教育(栄養・食事・情報・環境を含む)によって人間の健康観(健康感)や幸福観(幸福感)に寄与するための教育・研究・実践活動に取り組んでいる。学校や地域連携の食育推進に力を入れている。 学校保健領域及び保健科指導法を担当。児童・生徒の健康に対する運動の有用性について,生理学的観点から研究をすすめている。「運動トレーニング後糖質・タンパク質摂取の熱中症予防効果」「登山時の熱中症予防」「自転車運動用消費カロリー計の開発」など。教 授 増井  晃 (ますい あきら) 025-521-3412 akira 学校における精神保健課題に関する調査研究を行う。特に摂食障害(拒食症や過食症)の予防,早期発見,早期治療に関する研究を中核としている。

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