平成28年度 学校教育研究科案内
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51教育実践リーダーコース 学習指導領域で養成する学習指導(国語科教育,社会科教育,算数・数学科教育,理科教育,音楽科教育,美術科教育,保健体育科教育,技術科教育,家庭科教育,外国語科教育等)の職能とは,各教科の学習のみではなく,教科学習全体のカリキュラム構成能力を主な対象としています。従って,一つの教科を主な題材として探究する場合であっても,その他の教科や教科外学習としての生徒指導を視野におき,常に教科学習全体の中でカリキュラムを構成する能力の育成を目指します。学習指導領域 生徒指導領域で養成する生徒指導(学級経営,道徳教育,生徒指導・教育相談,心の教育,キャリア教育など)の職能とは,教科外学習としての生徒指導のみではなく,教科学習を含めた学校教育全体のカリキュラム構成能力を主な対象としています。従って,教科外学習を題材として探究する場合であっても,教科学習を視野におき,常に学校教育全体の中で生徒指導を構成する能力の育成を目指します。生徒指導領域2015年度担当教員と研究・教育の領域,主要著書,論文,作品等 本コースでは,教職に関わる精深な学識を授けるとともに,理論と実践の架橋・往還・融合を通して,子どもの経験の総体としてのカリキュラムを,教室や学校で自らデザインできる「指導的立場から方向性を示す教員」と「即戦力となる新人教員」を養成します。したがって,教職経験を踏まえ更なる職能発達を目指す現職教員に加え,学部段階で教員としての基礎的・基本的な資質能力を習得し,高い専門性と実践力を持った初等中等教育教員になることを強く志向する人を求めます。 本コースの名称である「教育実践」とは,狭く教科学習だけでなく,進路指導,教育相談,生徒指導等をも含む広義のものです。これらは,どれも学校を成り立たせている不可欠な要素です。このような判断から,本コースでは,教科学習と教科外学習の内容領域を包含するカリキュラム構成としています。また,学習指導と生徒指導の内容領域を有機的に連携し,大学院生が幅広く学び合える環境,並びに,学部教育と連携し学部学生と互いに学び合える環境の構築に配慮しています。 本コースでは,以下に掲げる二つの領域を想定していますが,コースの運営に際しては,その二つを区分することなく,大学院学生が自由に履修できるようにし,幅広いリーダー的資質の育成を目指します。〈コース長〉 西川 純Tel:025-521-3438 E-mail:jun@iamjun.com(ドメイン名等は5ページ参照)電子メール:氏名の横のアルファベット表記 @ juen.ac.jp教 授 岩﨑  浩(いわさき ひろし) 025-521-3459 iwasaki 専門は算数・数学教育学。①算数・数学という教科の根底にある教育的価値の実現をめざし,数学の認識論を背景としながらの算数・数学の授業開発研究。教室を拠点として現場の先生,院生と協同で行っています。②算数・数学の授業のマイクロエスノグラフィ一。主に,メタ知識を視点として,社会学的及び認識論的視座から,授業で起こっている隠れた事実とそれが児童・生徒の算数・数学学習に及ぼす影響について研究しています。教 授 木村 吉彦(きむら よしひこ) 025-521-3350 kimura 生活科教育学を担当。「幼小連携」研究を土台とし,幼児教育と小学校教育をつなぐ教科としての生活科教育論を展開しています。幼児期から児童期にかけての子ども理解をもとに「生きて働く教育学」の構築を目指しています。実際に教室に足を運び,子どもの姿と担任の姿から今日の授業を分析し明日の授業への指針を得るという研究スタイルです。主著は『生活科の新生を求めて』<2003>『生活科の理論と実践』<2012>(いずれも日本文教出版)。HP は,「よっちゃんの部屋へようこそ!」です。是非検索してください(^_^)v。教 授 近藤  誠(こんどう まこと) 025-521-3335 mkondo ※3 35年間の教職生活では,同僚からたくさんのことを学び,学校の危機管理に際しては,若い部下職員の力に負うことが多々ありました。今は,初任者研修をはじめ,年次研修,職能別研修の効果的な進め方を探っています。「士,三日会わざれば,即ち,刮目して待つ」。前途有為な皆さんとともに,教育実践の様々な側面について,実態に即して総合的に考察していきたいと考えています。教 授 赤坂 真二(あかさか しんじ) 025-521-3530 akasaka 子どもの社会的自立能力を高める学級づくり,授業づくりについて,教師のリーダーシップ,子ども同士の人間関係などの観点から研究しています。主な著書は,「“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ 学級づくりの基礎・基本」(日本標準),「友だちを「傷つけない言葉」の指導 温かい言葉かけの授業と学級づくり」,「困った子どもへの言葉かけと指導」,「小学校高学年女子の指導 困ったときの処方箋」,「学級指導 困ったときの処方箋 先生のタイプ別アプローチ」(以上,学陽書房)です。

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