平成28年 教職大学院案内
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上越教育大学教職大学院のカリキュラム従来の大学院とは異なり、教職大学院のカリキュラムは厳密に定められています。例えば、教職大学院は共通科目(本学では「臨床共通科目」)、選択科目、実習科目によって構成することが規定されています。中央教育審議会の答申では、共通科目と実習科目の内容に関して詳細に定められています。それに沿って、先に述べた本学教職大学院の特長を生かした特色のあるカリキュラムを構成しています。下の表に示してあるのが、本学教職大学院の授業科目と単位です。授業科目は、「臨床共通科目」、「選択科目」及び「実習科目」から成り立っています。■ 教職大学院の授業科目と単位区分授業科目の領域単位摘要臨床共通科  目教育課程の編成及び実施に関する科目20必修科目5科目20単位を修得教科等の実践的な指導方法に関する科目生徒指導及び教育相談に関する科目学級経営及び学校経営に関する科目学校教育と教員の在り方に関する科目選択科目学校支援プロジェクト科目学校支援リフレクション16「学校支援リフレクション2科目8単位」と「学校支援プレゼンテーション2科目2単位」を含み計16単位以上を修得学校支援プレゼンテーションプロフェッショナル科目実習科目学校支援フィールドワーク10全コース共通2科目10単位を修得計46臨床的で協働的な共通科目(臨床共通科目)臨床共通科目は、現代的な教育課題とその課題に直結する教育理論と実践的なアプローチを網羅的に学ぶことができます。その内容は、専任教員が専門とする分野の臨床研究や実践経験から導かれた実際の事例を中心として構成されています。臨床共通科目は、「教育課程の編成及び実施に関する科目」、「教科等の実践的な指導方法に関する科目」、「生徒指導及び教育相談に関する科目」、「学級経営及び学校経営に関する科目」、「学校教育と教員の在り方に関する科目」の5科目で構成されています。これらの科目は全て必修(5科目20単位を修得)で、1年次または2年次の前期に履修することになっています。上越教育大学教職大学院における臨床共通科目は、その呼称の通り、臨床的な性格の強いものであり、これは「臨床力」を高めることを意図しています。さらに、このような共通科目においても「協働力」を高めるための配慮をしています。例えば少人数での演習を行ったり、班(5〜8人程度)毎の探究活動や発表などを行ったりしています。上越教育大学教職大学院のカリキュラムの独自性はどこにあるのですか?Joetsu University of Education10

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