平成28年 教職大学院案内
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「学校支援フィールドワーク」と「学校支援リフレクション」の成果を整理し、連携協力校等において発表することによって、連携協力校等に実習の成果を還元します。その一連の活動を「学校支援プレゼンテーション科目」として位置づけました。すなわち、「学校支援フィールドワーク」、「学校支援リフレクション」、「学校支援プレゼンテーション」によって、実践・省察・還元という一連の活動を実現します。これを「学校支援プロジェクト」と呼び、本学教職大学院のカリキュラムの中核として位置づけています。「学校支援プロジェクト」を円滑に行うために、指導主事経験者や校長経験者等の特任教員を実習コーディネーターとして位置づけ、下図に示すように実習生を指導する体制を整えました。■ 学校支援プロジェクトにおける実習生指導体制実習担当教員(専任教員)実習生実践的力量の向上高度な専門性の習得実習コーディネーター(特任教員等)連携協力校等(担当教員等)助言指導コーディネート指導・学校支援に係る協働指導・学校支援に係る協働連絡・調整連絡・調整学生指導・学校支援に係る協働学部での実習との相違学部で行われる実習科目は、「授業」を中心とした実習です。しかし、学校教育は子どもの知育・徳育・体育などの全人的な成長を目指しています。「授業」はその目標を達成するための大事な部分ではありますが、「授業」だけで学校が成り立っている訳ではありません。例えば、教師は実に様々な分掌を担当しており、多くの事務処理を行っています。さらに、「授業」も授業時間内に完結されるわけではなく、放課後の指導が必要な場合もあります。教師というのは、そのようなトータルな課題解決の中で成長します。学卒院生の教職大学院における実習科目は、学部における実習科目とは、当然、内容が異なります。連携協力校等では、ただ「授業」をさせてもらうだけではなく、その学校のメンバーになり、その学校の教育課題の解決に参画します。そのため、本学教職大学院の入学資格に、既に実習科目を終え、教員免許状を取得していること(取得見込を含む)を求めているのです。「学校支援プロジェクト」をサポートする充実した体制について教えてください。Joetsu University of Education12

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