平成28年 教職大学院案内
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本学の教職大学院は、高度の専門的能力と優れた資質を有する教員の養成を目指して、平成20年4月にスタートしました。理論を踏まえて教育実践を高度化することを目指した授業に力を入れ、実習を中心とする工夫を凝らしたカリキュラムを編成しています。現代的な教育課題に直結する教育理論と実践的アプローチを網羅的に学ぶ「臨床共通科目」、連携協力校等でのフィールドワークを核とする「学校支援プロジェクト」、専任教員の専門分野に関して深く学ぶ「プロフェッショナル科目」で構成しています。本学教職大学院には、現職院生や学卒院生が全国広範囲から集まります。出身地域、学校種や専門、年齢等の異なる院生が、研究・討議・発表などで協働する場面が多くあります。中でも、特色が最もよく出ているのは「学校支援プロジェクト」です。これは、本学教職大学院のカリキュラムの中核をなすものです。数か月にわたって連携協力校等に入り、院生、専任教員、連携協力校等の先生方、関係機関が連携・協力しながら、それぞれの学校課題等の解決に向けて取り組むのです。この「学校支援プロジェクト」が実現できるのは、上越地域の小学校・中学校等や教育委員会と本学とが深い連携関係にあるからです。この成果を生かし、県内や県外にも連携協力校等を拡大しています。修了生は、「臨床力」と「協働力」をベースに「即応力」を身に付け、ここで学んだ自信と誇りを胸に、指導的役割を担う教員や有望な新人教員等としておおいに活躍しています。本学の教職大学院のこれまでの取組は、我が国教員養成の一つのモデルとしての評価を確立しつつあります。これに満足することなく、設置以来、専攻会議を毎週積み重ね、改善を図ってきています。このような専門職学位課程(教職大学院)教育実践高度化専攻で、共に学びたいというあなたを心からお待ちしております。教育実践高度化専攻長松沢 要一専攻長からのメッセージ「学校支援プロジェクト」を中核とした教職大学院Joetsu University of Education2

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