平成28年 教職大学院案内
7/40

 協働力は現代の教師の最も重要な資質能力の一つです。教職大学院では、修士論文が課されません。したがって、これまで困難であった実質的な共同研究が可能になりました。本学教職大学院では、後述する「学校支援プロジェクト」を中心としたプロフェッショナル志向のカリキュラムを開発し、その中で、学校種や専門、地域や年齢の異なる学生たちが実践を共有しながら徹底的に協働する様々な活動を通して「協働力」を育成します。協働力現在、教員の年齢のバランスがうまくとれていない学校は少なくありません。若手ばかりの学校や、若手のいない学校も存在します。若手教員が、年齢の近い先輩のいない学校に赴任した場合、年の離れた先輩教員と関わり合って成長しなければなりません。逆に、学校で最若年の状態が10年以上続いた教員も、いつかは中堅教員の立場で若手教員と関わり合って共に成長しなければならない学校に異動することになります。上越教育大学の大学院は、全国から中堅現職教員が大学院生(現職院生)として多数入学するという特徴をもっています。そのため、開学以来、学部を卒業して直ちに大学院に入学した20代の大学院生(学卒院生)と現職院生が共に学び合あう環境が構築されています。本学教職大学院では、特色あるカリキュラムを通して、異なった地域の人々との「協働力」を育成することができます。また、様々な都道府県の現職教員が大学院生として集い、様々な場で情報交換を行い、時には徹底的に語り合うことも少なくありません。本学教職大学院では、このような本学独自の特徴を最大限生かし、学校種や専門、地域や年齢の異なる人々が実践を共有しながら徹底的に協働することを通して院生同士の協働が真に実現できる本学独自のカリキュラムを用意しました。さらに院生同士の協働だけではなく、本学学校教育学部「教職デザインコース」の学生と協働する場面があります。上越教育大学だから実現できる「協働力」って何ですか?Joetsu University of Education7

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です