平成29年度上越教育大学大学院案内
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31 生活・健康に関する科目,保健体育科教育,技術科教育,家庭科教育及び健康教育・食の教育に関する専門科目について総合的・専門的な研究・教育を行う。生活・健康系教育実践コースは,保健体育,技術,家庭及び学校ヘルスケアの四つの科目群で構成されている。教科・領域教育専攻最近の学位(修士)論文題目●「スポーツに魅せられる」体験の感性学的検討●陸上競技長距離種目における「走」の現実的様相-「走」の質的分析を通して-●ハンドボールにおける集団技能に関する研究●跳び箱運動「かかえ込み跳び」の学習指導に関する実践的研究●剣道の面打突学習における「Power Line」に着目した初心者指導と習熟過程に関する実践的研究●吊輪における「中水平支持」の感覚に着目した練習方法の開発に関する研究●タグラグビーの学習過程に関する研究●トップアスリートのメンタルトレーニングを応用した学習支援プログラムの開発と実践●運動感覚に着目した「投げる」動きの指導に関する研究●ソフトテニスのバックハンドストロークにおけるインパクト面に関する研究※過去の学位論文リストについては,本学ホームページ(附属図書館→データベース検索)でご覧いただけます。生活・健康系教育実践コース 保健体育は,からだ,運動,文化,人間,自然との関わりが深く,その研究と実践は総合的な性格を持つ教科です。そのため,教科や領域を超えた柔軟な研究姿勢が求められます。したがって,これまでの豊かな実践と研究成果を様々な視点から改めて問い直すことに重点を置き,健康,スポーツ,体育について実践的立場から深い洞察力や鋭い分析・研究能力を培うことを目指しています。大学院生は,それぞれの問題意識,興味・関心等をもとにして,保健体育科教育学,体育学,運動学および保健学の中から研究領域を選択し,指導教員の下で専門的な研究活動を行っています。本大学院の,未来を創造する新しい保健体育科教育の再構築を目指した授業科目や研究室活動の体制づくりは,必ずや十分な成果をもって応えることができると,スタッフ一同確信しています。保健体育電子メール:氏名の横のアルファベット表記 @ juen.ac.jp2016年度担当教員と研究・教育の領域,主要著書,論文,作品等 バイオメカニクス特論,バイオメカニクス実験および運動方法学演習(陸上競技)を担当。身体運動について運動生理学およびバイオメカニクスの立場から解析し,それらの知見を指導法に活用する方法について研究している。教 授 市川 真澄(いちかわ ますみ) 025-521-3573 ichikawa ※2 運動学・スポーツ科学領域を担当。1. 体力トレーニング:発育期の身体トレーニングに関する方法論等。2. 東洋的体育:東洋的身体運動文化の今日的意義の検討。3. 武道:武道における対人技能の運動学的研究。教 授 直原 幹(じきはら かん) 025-521-3570 jikihara 運動方法学演習(サッカー)を担当。サッカーの個人技能,集団技能,戦術・戦略および体力等に関し,児童・生徒の発育・発達やゲームの様相やルールの歴史的発展過程を手がかりに,実践的・理論的研究を行う。准教授 榊原 潔(さかきばら きよし) 025-521-3571 kiyoshi 運動方法学演習(ダンス)を担当。表現運動・ダンスの特性と指導法について,理論的,実践的な検討を行う。「教員養成・教員研修におけるからだの育成」も研究課題としている。准教授 大橋 奈希左(おおはし なぎさ) 025-521-3575 nagisa 体育科教育学を担当。種目を超えたボールゲーム一般に関する内容論,ゲーム観察法の研究をしている。学校体育において,専門用語を排除し,「傾向と対策」「役割取得」によりボールゲームを理解するための戦術アプローチを開発している。教 授 土田 了輔(つちだ りょうすけ) 025-521-3574 tsuchida 体育科教育学を担当。体育科教育に関わる実践的研究を行う。また,動きの学習段階や指導方法および用具の開発,体操・器械運動の学習指導,幼児の動きの学習指導,教師教育に関する研究を行っている。教 授 周東 和好(しゅうとう かずよし) 025-521-3578 shuto 体育心理学特論および体育心理学実験を担当。運動・スポーツに関わる生理・心理学的な現象について,体育心理学およびスポーツ科学の立場から具体的な事例を取り上げて研究し,これらの研究で得られた知見をスポーツ活動における効果的な指導方法にどのように応用できるかを追究している。准教授 竹野 欽昭(たけの よしあき) 025-521-3567 takeno 運動方法学演習(水泳)を担当。筋疲労という現象を通じて四肢の運動がどのように制御されているのかについて生理学的実験を用いて明らかにし,体育における教育内容の考案・批判および指導に貢献する基礎的知見を得ることを目指している。准教授 松浦 亮太(まつうら りょうた) 025-521-3569 matsuura 学校保健領域を担当。「運動が健康の維持・改善の要である」という理念に基づき,生理学的観点から,健康科学の研究をすすめている。「熱中症予防のためのサプリメント開発」「地域環境が生活習慣病リスクに及ぼす影響」など。講 師 池川 茂樹(いけがわ しげき) 025-521-3562 ikegawa

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