平成29年度上越教育大学大学院案内
40/56

39学校臨床研究コース(学習臨床研究) 学校臨床研究コース(学習臨床研究)では,幼稚園から高校まで様々な校種の教員を目指す仲間と出会うことができます。また大学院の先生方は熱心にご指導くださり,現職教員の方からは教育現場での話や研究し続けることの大切さを教えていただき,教師としての生き方を深く考えることができたと思います。自分の可能性を広げたい!子どもとの学習をよりよいものにしたい!という大学院進学の目的は,本科目群で叶えられたと感じています。平成26年度修了生 髙木 亜紀代(愛知県公立中学校教諭)〜 学生・修了生の声 〜それぞれのコースに在籍している学生や,様々な場所で活躍する修了生の思いをご紹介します。学校臨床研究コース(生徒指導総合) 工業高校,工業大学出身の私にとって,大学院で学ぶ内容全てが新鮮であり,今後教師としてどのような教育活動を進めていけばよいのかを真剣に考えることができた2年間でした。 本コースはストレート院生に加えて現職教員も多く,教育現場の生の話を伺うことができます。また,先生方の専門も多領域に渡り,様々な角度から教育について考えていくことができます。平成27 年度修了生 石垣 幸史(秋田県公立高等学校講師採用)学校臨床研究コース(学校心理) 教職15年目を終え,実践で培った知識と技術だけで様々な問題に対応できるのだろうかという漠然とした不安を感じ大学院に入学しました。久しぶりに教える立場から学ぶ立場になり,学ぶ楽しさを再発見しました。大学院での挑戦として「学校心理士」にも合格しました。また,大学院の先生方,他の地域の現職教員,教師を目指す大学院生達との出会いは,私に新たな気付きや見方をもたらしただけでなく,学校現場で共有されている考え方や態度が本当にそれでよいのかをもう一度見つめ直すきっかけにもなりました。平成27 年度修了生 高橋 智美(群馬県公立小学校教諭)臨床心理学コース 本コースでは,教育分野はもちろん,精神科病院や福祉施設等,他分野における施設見学や実習活動により,修了後に自分の目指す進路に進めるよう,実践的な能力を身につけることができます。修士課程の2年間は,臨床心理士の業務における4つの柱である心理査定・心理面接・地域援助・研究について,先生方の懇切丁寧で愛情ある御指導のもと,信頼できる仲間と共に学び合いながら,意義深い時間を過ごすことができました。平成25 年度修了生 田中 嵩人(長野県大町市 市立大町総合病院 発達支援室 臨床心理士)幼年教育コース 私は,教員免許取得プログラム生として,幼児教育コースに入学し,3年間の大学院生活を送りました。1,2年目は主に教職免許取得のための授業を集中的に受講しながら,幼児教育コースの授業も受講し,研究内容などを決めていきました。3年目は,修士論文のための研究に打ち込み,充実した生活を送ることができました。 本コースでは,幼児教育の概論から,教育の歴史,乳幼児の育ちや,幼児を取り巻く環境についてなどを学びました。学生同士のグループワークも多様で,仲間と切磋琢磨しながら学びを深めることができました。また,附属幼稚園にフィールドワークに行くこともでき,観察方法や事例の取り方,分析の仕方等,大変勉強になりました。 他コースと比べると少ない人数でしたが,アットホームな雰囲気で,和気あいあいと過ごし,仲間とのつながりをも深めることができました。教育現場に務める人も,研究の道に進む人も,視野を大きく広げることができる学びの場となることと思います。平成25年度修了生 小岩井 伸(埼玉県公立小学校教諭)特別支援教育コース 私は,この2年間,特別支援教育についての知識を広く学び,障害のある児童生徒に対する指導についての技能も身に付けることができました。授業では,各領域を専門とする先生方から,障害特性や教育課程,指導法について教えていただくだけでなく,実際に特別支援学校や就労施設等への訪問や教育実習を通して,特別支援教育の現場で何が必要か考えることができました。また,臨床実習では,実際に障害のある児童生徒に対して実態把握を行い,計画,実践,評価,改善を繰り返してよりよい実践ができるよう探求し,実践力を身に付けることができました。さらに,修士論文執筆として,厳選して読んだ論文を根拠に研究を進め,研究室のセミナーで検討し続けることで論理的思考を高めることができました。平成27年度修了生 近藤 和行(新潟県公立小学校教諭)言語系コース(国語) 大学院には,学部時代に行っていた文学研究を深めるために進学しました。大学院在学中には,上越教育大学附属中学校で講師として1年間働かせていただくことや,国語科教育等についての勉強を重ねることで実力と自信をつけ,教員採用試験に合格することもできました。国語コースには色々なチャンスが転がっています。楽しくたくさんのことを学びたい方は,是非国語コースへお越し下さい。平成27年度修了生 松木 優人(愛知県公立小学校教諭採用)言語系コース(英語) 私は,大学院に進学する前から「出会い」を大切にしてきました。そんな私にとって,言語系コース(英語)に入学したことは,出会いから多くの「学び」を得る貴重な場でした。 まずは,先生方との出会いです。英語コースには,各専門分野に精通した先生がおられます。私が受講した授業では,目からウロコの連続でした。修士論文研究においても,先生方は,熱心に,そして温かくご指導下さいます。次に,仲間との出会いです。英語コースには,現職の先生や,英語とは別の大学を卒業してきた人など,様々な背景を持つ仲間がいます。夜遅くまで院生室で仲間と修士論文研究に奮闘するなど,同じ目標に向かって切磋琢磨し,喜怒哀楽を分かち合える仲間です。その他に,私は大学院2年生の春から,中学校の非常勤講師(英語)として2年間勤務しました。修士論文や教員採用試験と並行して講師をすることは,想像以上に大変でしたが,目標となる先生や元気な生徒との出会いに恵まれ,学びの多い充実した毎日を過ごすことができました。 大学院での豊かな専門性や温かい人間性を持つ先生方や,同じ目標を持つ仲間,そして勤務校での先生方や生徒との出会いを通じて得た学びが私を大きく成長させてくれました。この出会いを忘れず,4 月から始まる教員生活に生かしていきたいと思います。平成26年度修了生 佐藤 大輔(新潟県公立中学校英語教諭採用)社会系コース 私が3年間を過ごした社会系コースには,修士論文の研究や教員採用試験へ向けた勉強で,切磋琢磨し合い,目標に向かって努力し合える先輩・仲間がいます。それを親身になって支えてくださる先生方がいます。楽しい事ばかりではありませんでしたが,多くの学びと出会いの中で自分自身を大きく成長させるきっかけを与えてくれました。社会系コースで得た幅広い知識・経験・出会いは,貴重な糧となって現在の教員生活に活かされています。平成26年度修了生 髙橋 宏輔(新潟県公立小学校教諭)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です