平成29年度上越教育大学 教職大学院案内
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研究内容及び指導内容これまでインターネットを活用した授業実践、体験を重視した人権・同和学習、総合的な学習の時間のカリキュラム開発など様々なことに取り組んできました。マルチメディア作品を子どもたちとつくり、コンテストに応募したり、30人31脚の大会に参加したりしたこともありました。また、水俣病について学習するために、宿泊体験学習で熊本県水俣市まで行ったこともありました。こうした経験から教科指導の重要性とともに、子どもは「何を考えるか」「どう考えるか」といった児童理解や様々な子どもが集まる集団を居心地よく、前向きな集団にするにはどのしたらよいかといった学級経営などの重要性も感じ、単元開発や授業実践を積んできました。現在はICTを活用した授業改善や情報教育に力を入れて取り組んでいます。また総合的な学習の時間についても実践上のアドバイスやカリキュラムづくりのお手伝いを行っています。これまで私が取り組んできたことは、大変たくさんの方から支えや理解、アドバイスがあって実行できたものです。私も学校支援プロジェクトの実習コーディネーターとして私を支え、理解してくださったたくさんの方と同じように、皆さんの取組が円滑に進められるように努めていきたいと思っています。その他・新潟県の小学校教員として16年間勤務。その間、公立小学校教諭として10年、上越教育大学附属小学校教諭・指導教諭として6年を経験。・総務省「東日本におけるICTを利用した協働教育の推進に関する調査研究に係わる請負」事業(フューチャースクール推進事業)地域協議会委員(平成22年度~24年度)・上越教育大学附属中学校におけるフューチャースクール推進事業の地域協議会委員(平成23年度~25年度)・文部科学省「学びのイノベーション事業」指導方法の開発に係る指導助言者(平成25年度)【担当】・実習コーディネーター【これまでの実践研究、興味がある分野】・小学校における情報教育・人権・同和学習を中核とした学級経営・子どもが主体的に取り組む総合的な学習の時間・ICTを活用した教科指導・話し合いを重視した学習指導・学級経営准教授(学校教育実践研究センター)清しみず水 雅まさ之ゆき研究内容及び指導内容授業者として「学ぶ喜び、分かる喜び、できる喜びを感じる授業」を基本に、生徒が「習う」から「学ぶ」への転換を図れる授業を心がけてきました。ポイントは分かったことを自分の言葉で伝えることです。そこで「自分が分かって50点、人に教えることができて100点」をスローガンにした、リトルティーチャーのシステムを導入し、学びの質の転換を図るよう配慮しました。その際に学びの集団の基盤となる学級づくりを大切にしました。管理職時代は前記の基本を踏まえた上で、「学校はすべての生徒が心を開き、安心・安全に学ぶ場」の考えを中心に学校経営を行いました。その際、生徒のために「アクティブに動く教職員集団の育成」を念頭に置き、教職員と共に考え・歩んできました。地域に信頼され、地域に愛される中学校を、生徒・保護者・地域・教職員と作ってきました。その中で中学校教育充実の大きなポイントに小中連携や保護者連携(幼保時代から)もあると考えています。また、キャリア教育は生涯学習にも繋がる、学校教育の非常に重要な柱と捉えています。中学校キャリア教育は入学と同時に始まり、卒業と共に終了し、その中心に職場体験があると考えています。その考えの下、上越市内の全中学校が5日間の職場体験を実施する基盤づくりをしました。さらに、私たち人間の心と身体を作る基礎は食にありと感じ、食育についても積極的な指導をしてきました。便利になったがゆえにおろそかになりがちな食を考え直すことは、義務教育段階だからこそ重要だと感じています。これら現場から学び築いてきたものを、教職大学院で学ぶ皆さんに伝えながら、皆さんと共にさらに深めたいと思います。その他新潟県の公立中学校に37年間勤務(内3年間は海外日本人学校勤務)。理科・数学科教諭として県内5中学校で勤務後、教頭(4年)、校長(12年)の経験を経て平成25年度より上越教育大学勤務。教職大学院の学校支援プロジェクトを円滑に実施できるよう、学校と教職大学院とのパイプ役を務める。【担当】・実習コーディネーター【これまでの実践研究、興味がある分野】・キャリア教育と職場体験・学校経営と生徒指導・学校教育と保護者連携・食育・幼保小中連携特任教授佐さ藤とう 賢けん治じ教職大学院教員スタッフプロフィール36Joetsu University of Education

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