平成29年度上越教育大学 教職大学院案内
4/40

上越教育大学教職大学院のコンセプト 上越教育大学の教職大学院では、刻々と変わる教育現場の状況を即時に判断し、適切に対応しながら教育実践を展開していく「即応力」を育成することを目的としています。「即応力」とは、研究過程と一線を画する、まさに教育実践を特徴づけるコンセプトです。一方、私たちは、この「即応力」を真に実現するためには、それを支える「臨床力」と「協働力」を育成することが必要不可欠であると考えました。即応力 最近の教育学研究は、文献による研究や実験室での研究ばかりではなく、現実の教育現場に密着した研究が行われるようになりました。 上越教育大学がこれまでに積み上げてきた臨床的な研究成果、すなわち、臨床的な実態把握や提言を基本的に活用しながら、本学教職大学院では具体的に教育現場の教育課題を解決する「臨床力」を育成します。臨床力 協働力は現代の教師の最も重要な資質能力の一つです。教職大学院では、修士論文が課されません。したがって、これまで困難であった実質的な共同研究が可能になりました。本学教職大学院では、後述する「学校支援プロジェクト」を中心としたプロフェッショナル志向のカリキュラムを開発し、その中で、学校種や専門、地域や年齢の異なる学生たちが実践を共有しながら徹底的に協働する様々な活動を通して「協働力」を育成します。協働力上越教育大学教職大学院のコンセプト教育組織の中での効果的対応●教員同士・保護者や地域の人々等との繋がり●専門家等との協働性の構築●子どもたちの協働的学びの組織化「実践」に常に求められるもの学術研究に裏打ちされたもの●中長期にわたる記録・分析●臨床研究に基づく具体的提案●省察と改善の循環的プロセス臨床力教育組織の中での効果的対教●教員同士・保護者や地域の人々等と●専門家等との協働性の構築協働力即応力上越教育大学教職大学院のコンセプトについて教えてください。4Joetsu University of Education

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です