上越教育大学大学院
学校教育研究科 教科・領域教育専攻 芸術系コース「美術」 松尾 大介 |
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教員名 |
松尾 大介 (Matsuo Daisuke) |
職務名 |
上越教育大学大学院
学校教育研究科 教科・領域教育専攻 芸術系コース「美術」准教授 |
所属 |
芸術系教育講座(美術分野) |
専門分野 |
彫刻による表現の可能性 彫刻を中心とした立体表現の教材化 |
所属学会 |
国画会会員 大学美術教育学会 美術教育実践学会 |
TEL |
025-521-3545 |
E-mail |
教員のコメント |
現実の3次元に存在する彫刻では,制作者の手と素材との出会いが必定です。そして,手に知覚機能を有する触覚は,頭部で働く視覚,聴覚,臭覚,味覚に比して,素材に働きかける自らの行為と働きかけられる素材の変容を直に感知する,極めて能動的な活動をともないます。私は,制作者の意志と思考するリアリティを「素材と手が触れる接点」に感じています。その接点は,客観的現実とは次元を異にする,外的空間と内的量塊との境界,いわば外的現実と心的存在との境界かもしれません。その境界に潜む,広がりと深さ・・・。 近年「より早く,より大量に,より正確に」という標語のもと,加速度的に進歩する情報技術に比して,具体的な事物に触れて実感する思考は,遅々としているかもしれません。しかし,私は“手で考えるプロセス”を通じることで,古代から現代まで絶えず営まれてきた表現の本質,そして可能性を追求できるように思えるのです。 松尾研究室では,“手で考えるプロセス”において木彫,塑像,石彫,金属,テラコッタ等,様々な技法や素材を扱います。そして,それぞれの学生の個性に基づいた制作研究及び展覧会での発表,また,造形ワークショップ等の企画や運営に取り組みながら,学校や地域社会等で活かされる教材開発も行います。 |
上越教育大学大学院 学校教育研究科 教科・領域教育専攻
芸術系コース「美術」 Jouetsu University of Education Graduate School of
Education Specialized Subject Fields of Education Music and Fine
Arts Education ”Arts” |
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