3 管理運営組織等
 
(16) 大学評価委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
 大学評価委員会は,本法人の教育研究水準の向上を図り,その目的及び社会的使命を達成するため,本法人の教育及び研究,組織及び運営並びに施設及び設備について自ら行う点検及び評価等に関する専門的・具体的事項を扱うとともに,認証評価に関する専門的・具体的事項を扱うことを目的として設置されており,評価担当の副学長,学校教育総合研究センター長,各部から選出された研究科担当を命じられた教授又は助教授(講師を含む。),学長が指名した附属学校長,事務局長,総務部長,学務部長の計11人で構成している。また,本委員会には,ファカルティ・ディベロップメントの推進に関する事項を調査するため,大学評価委員会委員2人,各部から選出された教授又は助教授(講師を含む。),学務部教育支援課長の計8人で構成するファカルティ・ディベロップメント推進専門部会を置いている。
A 運営・活動の状況
 平成16年度においては,11回開催し,
1)本委員会が実施組織となる年度計画の実施
2)平成16事業年度に係る業務の実績に関する報告の取りまとめ
3)本委員会が実施組織となる平成15年度自己点検・評価項目の実施
4)平成15年度に係る自己点検・評価の取りまとめ
5)年次報告書(第19集:平成15年度版)の作成
6)平成16年度に係る自己点検・評価事項等の策定
7)平成15年度に係る授業評価の取りまとめ
8)平成16年度及び平成17年度に係る授業評価方法の策定等について,審議した。
 その審議結果に基づき,
1)自己点検・評価規則及び評価基準等の作成
2)資源配分基準の作成
3)実施組織が年度計画により行った自己点検・評価書の審議
4)平成16事業年度に係る業務の実績に関する点検
5)平成15年度に係る自己点検・評価結果報告書の作成
6)平成15年度に係る各教官の教育活動,研究活動及び社会との連携に関する状況調査
7)年次報告書(第19集:平成15年度版)の発行
8)平成15年度授業評価報告書の作成
9)大学評価に関する教職員研修等を行った。
 特に平成16年度は,国立大学法人設置初年度であり法人評価,認証評価への対応及び中期目標・中期計画を達成に向けた年度計画の実施を重点として活動を行った。
B 今後の検討課題等
 平成16年度は,新たに国立大学法人上越教育大学大学評価委員会が設置され,組織運営の状況や教育研究の状況について自ら行う点検・評価に関する専門的・具体的事項に関すること等を審議することとなり,本学の中期目標・中期計画や年度計画との関連において,国立大学法人評価委員会や認証評価機関の評価方法・基準等を考慮し,具体的な自己点検・評価システムの検討を行った。その結果,国立大学法人上越教育大学自己点検・評価規則,大学評価基準及び評価基準に係る観点・指標が制定され,平成17年4月1日から施行することとなった。今後は,同規則等を運用しながら課題を克服し,より良い自己点検・評価システムを構築して行きたい。