4 教育・研究活動等
 
(5) 本学で開催された学会,研究集会等
 
B 第8回美術教育実践学会研究発表大会『生きることとつくり表すこと−共同性から協働性へ−』
・開催目的
 子どもたちや私たちが生きる現代の社会が抱える混迷する状況は、私たちひとりひとりの生きることの成り立ちにくさと、他者との共同的世界の成り立ちにくさにあるといえる。それは、私たち個々人にとっての生きることとしての表現の成り立ちにくさであり、同時に身のまわりの他者とのあいだに共同の意味、協働の関係を成り立たせにくい、モノローグ的状況にあるといえる。ひとりひとりがつくり表す芸術の実践過程で育くんでいく、知と社会的関係性の意味やあり方は、私たちが個としての<生>を成り立たせ、同時に、他者と共に社会や協働の<生>を成り立たせていくことにおいてどのような可能性を開示してくれるものであるのか。個において、そして、他者との関係性において、生きることとつくり表すことの意味とあり方を関係的にとらえなおすことにより、個の<生>と協働の<生>とを、私たちそれぞれの日常的な実践の過程においてとらえなおす機会としたい。
・開催期日 : 平成16年11月13日(土)
・主  催 : 美術教育実践学会
・後  援 : 新潟日報社、上越タイムス社、上越よみうり
・参 加 者 : 51人
・主な研究発表、討議の内容等
ア シンポジウムT 
『現場教諭によるトークセッション』
野切  卓 札幌市伏見小学校教諭
船木英明 富山市みつせ中央小学校教諭
秋山敏行 新潟大学教育人間科学部附属中学校教諭
イ レクチュアー
『生きることとつくり表すこと』
橋本真之 鍛金造形作家
『近代・表現・教育−モノローグ性の克服とつくり表す協働的実践−』
西   研 京都精華大学人文学部社会メディア学科助教授
ウ シンポジウムU
『生きることとつくり表すこと−共同性から協働性へ−』
提   案   者 /青木善治 三条市月岡小学校
コーディネーター/松本健義 上越教育大学
シ ン ポ ジ ス ト/青木善治
加賀崎寛 松本市立山辺小学校
橋本真之
西   研