【情報基盤センター】
 

 
大 森 康 正(助教授)
 
<教育活動>
授 業
 学部,大学院ともに,最近の研究成果を取り込んで内容構成を研究し,パワーポイントなどによるマルチメディアの活用,情報基盤センターに導入されている講義支援システムを用いて,授業資料の事前配布,シラバス提示,授業の記録などを映像で配信するなど,内容の理解を高める工夫や,予習・復習が容易になるような工夫を行った。
研究指導
 生活・健康系講座(技術)修士課程在籍の院生2名,技術分野在籍の学部生2名の研究指導を行った。主な研究内容は,小中学校における情報モラル教育を中心とした情報教育の実態調査,情報モラルに関する教材開発,IDに基づく教材開発手法の開発など,である。その成果の一部は日本産業技術教育学会で発表している。
◎特色ある点及び今後の検討課題等
 情報通信機器を用いて学生が授業および研究上の注意点,学習目標,その日の授業内容などをわかりやすく伝えるように教育方法の研究を行い実施した。また,研究で活用するシステムを用いて評価も行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
@平成17年11月:『教師研修向けweb教材設計方法の開発 −地理情報システム研修教材を例に−』 (共)日本産業技術教育学会第18回北陸支部研究発表会報告
A平成17年12月:『教師研修向けweb教材設計方法の開発』 (共)日本産業技術教育学会第21回情報分科会
学会活動への参加状況等
@8月25〜26日:教育システム情報学会第30回全国大会出席
◎特色・強調点等
 本年度は,科学研究費補助金「教師研修を対象とした適応型遠隔教育支援システムに関する研究」(研究代表者:大森康正)を中心に,遠隔教育支援システムに関する研究を行い,学外の研究者とともに,技術教育における遠隔教育のあり方について議論を行った。特に,教材開発のあり方,技術科教育における情報モラル教育のあり方について議論を深め,新たな知見を得た。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
@新潟県スクールネット防犯連絡協議会委員
A三和村ケーブルテレビ運営委員会コーディネーター
B「教育の情報化」支援協力者会議 委員
◎社会への寄与等
 各委員会の委員として,地域の情報化における政策形成,地域の教育ネットワークの構築に積極的にかかわった。また上越教育大学情報基盤センターの事業『情報教育等の実践的指導力を備えた教員の養成・研修−「情報モラルを核とした情報教育」及び「学校教育の情報化」の推進−』を推進する母体であり上越市教育委員会,NPO法人上越地域学校教育支援センター,情報基盤センター,地域連携推進室,学内の関係者などが参加する「教育の情報化」支援協力者会議の委員として教員養成・研修コンテンツの作成,研修会の開催などを行い,地域の「教育の情報化」の推進に積極的にかかわった。