3 管理運営組織等
 
(9) 知的財産本部
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
 知的財産本部は,知的財産の創出,取得,管理及び活用等を行うことを目的として設置されており,本部長及び本部員をもって組織し,本部長は学長が指名した副学長1人,本部員は学長が指名した者4人の計5人により構成されている。
A 運営・活動の状況
 平成18年度においては,知的財産本部会議を5回開催し,届け出のあった3件の発明について職務発明の可否,本学での権利の承継の有無等について審議した。また,昨年度出願を行った2件の発明について審査請求を行った。さらに,学生から募集し選定した大学グッズデザインについて商標登録手続きを行った。
 11月に,発明コーディネーターを講師とした知的財産講演会を開催した。また,昨年度に引き続き定期的に知的財産に関する相談を行える機会を設け,発明コーディネーターが対応した。
 知的財産関係内部人材養成の一環として,実践的特許講座への参加,上越市の産学連携コーディネーター等を講師とした産学連携人材養成研修会の開催,他大学への訪問による教員養成系大学の知的財産活動調査を行った。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 知的財産本部内部人材養成に関する研修会等を積極的に行い、知的財産本部関係者のスキルアップを図った。
 また、知的財産に関して定期的な相談の機会を設けることにより、特許だけでなく著作権等の相談にも対応した。
 今後は、広く教員等の知的財産への関心をより高めるため,毎年行っている知的財産講演会の内容等を見直し,意識の啓発に努める。
 また,平成19年度以降の特許出願に係る経費の免除措置廃止への対応や,新潟県大学連合知的財産本部の事業が平成19年度で終了した後の本学の知的財産活動について引き続き検討する。