3 管理運営組織等
 
(12) GP支援室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
 GP支援室は,文部科学省が行う国公私立大学を通じた大学教育改革の支援プログラム(GP)の申請の総括及び採択されたGPの円滑な推進等を図ることを目的に,平成17年10月に設置され,平成18年度からは副学長を室長とし,事務系職員3人で構成している。
A 運営・活動の状況
 平成18年度採択された4件のGP「特色ある大学教育支援プログラム(継続「特色GP」),「資質の高い教員養成推進プログラム(継続「教員養成GP」)」,「大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)(国際化GP)」及び「大学教育の国際化推進プログラム(海外先進研究実践支援)(国際化GP)」並びに共同申請で採択された1件のGP「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」について,採択された事業計画が適切に実施されるよう,各実施委員会の開催の調整及び各実施協力機関との連絡調整等を行い,事業の円滑な推進に努めた。なお,平成19年度継続GPについては,18年度の実施状況を踏まえて次年度の実施計画の精査を行った。
 また,今年度はGP以外で採択された「わかる授業実現のための教員の教科指導力向上プログラム」の事業においても計画・申請段階より申請者と共に内容を協議・推考し,プログラム実施に際しては,他大学との連絡調整及び事業の円滑化に努めた。
 各種GPの申請にあたっては,文部科学省等からの情報の収集に努め,それらの情報を学内に広く周知した上で,学内各部局に対する照会を行った。提出された各計画については,学長ヒアリングを実施した後,計画の再編・統合を含め,大学全体として適切な申請となるよう調整を行うなど内容の充実を図った。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 今後,各種GP等競争的資金の獲得並びに採択GP等の円滑な実施に向け,より一層のGP支援室の体制を強化することが望まれる。
 そのためには,現在の室長(副学長)+事務系職員3人に加えて各部・センター等から1名程度の教員を室員(合計5〜8名程度)として指名し,常に本学における教育・研究の動向等を把握した上で,真に本学の理念に相応しい大学全体で取り組むGPを企画・立案・調整できる体制を構築する必要がある。