3 管理運営組織等
 
 
(15) 大学評価委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
 大学評価委員会は,学則第2条に基づき本法人の教育研究水準の向上を図り,その目的及び社会的使命を達成するため,本法人の教育及び研究,組織及び運営並びに施設及び設備について自ら行う点検及び評価等に関する専門的・具体的事項を扱うとともに,認証評価に関する専門的・具体的事項を扱うことを目的として設置されている。
 なお,本委員会には,ファカルティ・ディベロップメントの推進に関する事項を調査するため,ファカルティ・ディベロップメント推進専門部会を置いている。
 また,認証評価及び法人評価等に関する専門的・具体的事項を推進してきた評価企画専門部会は,平成18年4月に設置された評価支援室に1年度間かけて業務を引継ぎ,平成18年度末で解散した。
イ 組織の構成及び構成員等
 大学評価委員会は,評価担当の副学長,学校教育総合研究センター長,各部から選出された研究科担当を命じられた教授又は助教授(講師を含む。),学長が指名した附属学校長,事務局長,総務部長,学務部長の計11人で構成されており,業務量の増加に伴い,今年度は学長特別補佐1人と教員2人が学長指名委員として加わっていた。
 また,今年度のファカルティ・ディベロップメント推進専門部会は,大学評価委員会委員2人,各部から選出された教授又は助教授(講師を含む。),学務部教育支援課長の計8人,評価企画専門部会は大学評価委員会委員2人,企画室長及び学長指名委員7人で組織が構成されていた。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成18年度は以下のとおり10回開催した。
第25回 平成18年4月19日(水) 14:00〜15:15
第26回 平成18年4月26日(水) 16:00〜17:00
第27回 平成18年6月7日(水) 16:00〜17:00
第28回 平成18年7月4日(水) 15:00〜16:25
第29回 平成18年9月7日(木) 10:30〜11:30
第30回 平成18年10月6日(金) 10:40〜11:45
第31回 平成18年11月29日(水) 16:00〜16:50
第32回 平成18年12月27日(水) 13:30〜14:30
第33回 平成19年1月31日(水) 16:25〜17:15
第34回 平成19年3月5日(月) 13:15〜14:45
イ 審議された主な事項
1)本委員会が担当する年度計画の実施
2)平成17事業年度に係る業務の実績に関する自己点検・評価
3)本委員会が担当する平成18年度学内自己点検・評価
4)平成18年度学内自己点検・評価の検証
5)平成19年度に係る学内自己点検・評価実施要項の策定
6)平成17年度に係る授業評価
7)平成18年度に係る授業評価方法の策定等,について審議した。
ウ 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
大学評価委員会における審議に基づき,平成18年度は以下のことに重点的に取り組んだ。
1)自己点検・評価に係る運営体制の見直し
2)競争的教育研究資金配分基準の見直し
3)本学基準による自己点検・評価書の検証
4)平成17年度に係る組織の運営状況に関する自己点検・評価書の取りまとめ
5)平成17年度に係る各教員の教育・研究活動及び社会との連携に関する自己点検・評価書の取りまとめ
6)年次報告書(第21集:平成17年度版)の発行
7)平成17年度授業評価報告書の作成
 特に平成18年度は,国立大学法人評価委員会が実施した平成17年度の年度評価への対応,本学評価基準及び評価基準に係る観点・指標による自己点検・評価の実施,並びに競争的教育研究資金配分基準の見直しを重点活動として行った。
B 今後の検討課題等
 年度評価は,国立大学法人評価委員会が,教育研究の特性や運営の自主性・自律性に配慮しつつ,平成17年度における本学の中期計画の実施状況について,業務実績報告書や財務諸表等を基に総合的に検証し評価を行った。また,本学評価基準による自己点検・評価については,平成17・18年度の2年度をかけて,すべての基準の自己点検・評価を実施した。それぞれの評価における課題については,本学評価規則に基づき改善に向けた取組みを行うことができた。今後は,当該取組みに対するフォローアップを行い,より良い自己点検・評価システムを構築していきたい。