4 教育・研究組織等
 
(2) 大学院学校教育研究科
@ 入学者選抜
ア 入学試験委員会設置の趣旨(目的)及び組織
(ア) 組織設置の趣旨(目的) 
 大学院及び学部の入学者選抜に関する事項を審議するため,教育研究評議会の専門委員会として設置されている。
(イ) 組織の構成及び構成員等
 学長が指名した副学長,各部から選出された教授又は助教授(講師を含む。以下同じ。),保健管理センター所長,教務委員会委員長,国際交流推進室長,学務部長,入試課長及びその他学長が指名した教授又は助教授若干人として1人の教授,計22人で構成している。
 また,本委員会に入学者選抜方法研究専門部会,小論文専門部会,実技検査専門部会,調査書専門部会,健康診断専門部会及び私費外国人留学生専門部会の常設の専門部会を置いている。これらは,本委員会委員及び学長指名の教授又は助教授等で構成している。
イ 運営・活動の状況
(ア) 委員会等の開催状況
 委員会を16回開催した。
(イ) 審議された主な事項
 平成19年度入学者選抜試験に係る実施計画の策定・実施,学生募集要項等の作成,合否案の作成,第2次募集要項の作成,個別の入学資格審査,大学院説明会の実施及び平成20年度学生募集要項等について審議した。
(ウ) 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
 懸案であった大学院アドミッション・ポリシーを本委員会で検討し,教育研究評議会の承認を得て平成18年12月に策定し,ホームページや大学院第2次学生募集要項に掲載し周知した。
 教職大学院設置を考慮した前期・中期・後期の3期制による募集を実施したが,定員が充足できなかったため,第2次学生募集を行った。なお,平成20年度募集についても3期制による募集とし,教職大学院設置計画定員の50人を控除した250人で募集することとした。また,教職大学院の募集は,設置認可が予定される11月下旬以降に行うこととした。
 入学試験受験者の個人成績等について透明性を高めるため,平成19年度学生募集分から,学部と同様に本人からの請求に限り開示することとした。
ウ 優れた点及び今後の検討課題等
 大学院アドミッション・ポリシーを策定・公表したことは,入学志望者にとって本研究科がイメージしやすいものとなったことが考えられるが,入学志望者がどのような感想を持っているかについて,大学院説明会等で把握する必要がある。
 平成18年度入学者は,定員300人に対し313人となり初めて入学定員を満たしたが,平成19年度は278人に留まり,平成19年度における収容定員充足が達成できなかった。現職教員受験者の微減傾向,合格者の入学辞退率の上昇傾向,他大学での教育職員免許取得プログラムの導入等,予断を許さない状況となってきているが,新たな方策が開発されるまでの間は,過去3年と同様以上に積極広報を継続して行く必要がある。