4 教育・研究組織等
 
(3) 学校教育学部
C 教育実地研究
ア 実施の状況
 学部学生(免許取得プログラム学生)の教育実習の運営及び評価等を行うことを目的に,教育研究評議会に置かれる委員会として教育実習委員会が設置されており,各講座,学校教育総合研究センターの実地教育担当,及び各附属学校の教頭等で構成している。
 委員会は年間6回,教育実習連絡会(校長会)は年3回,協力校との打合せ会議をそれぞれ年間2回開催した。
 審議し,実施した教育実習の事項とその他の審議事項を整理すると,以下のとおりである。
(ア) 平成18年度教育実習の実施
 実施計画に基づき,大学においてオリエンテーション及び事前・事後指導等を行うとともに,教育実習協力校(園)及び附属学校(園)において,各実習種別ごとに次のとおり教育実習を実施した。
○1年次−観察・参加(177人)は,9月11日(月)〜9月15日(金)の5日間実施
・小規模小学校6校
・特別支援学校5校(上越市,妙高市,柏崎市)−(免P受講者(57人))
○2年次−観察・参加は,Aグループ(90人)が9月11日(月)〜9月15日(金),Bグループ(75人)が9月25日(月)〜9月29日(金)のそれぞれ1週間実施
・幼稚園12園(上越市,妙高市)
・附属幼稚園
○3年次−初等教育実習(学部生171人,免P受講者60人)は,5月29日(月)〜6月2日(金),9月11日(月)〜9月29日(金)分離方式で3週間実施
・小学校54校(上越市,妙高市)
・附属小学校
○4年次−中等教育実習(学部生135人,免P受講者2人)は,5月15日(月)〜6月2日(金)の3週間実施
・中学校23校(上越市,妙高市)
・附属中学校
○4年次−幼稚園専修教育実習(幼児教育専修)は,Aグループ(学部生6人,免P受講者1人)が10月30日(月)〜11月13日(月),Bグループ(学部生9人,免P受講者1人)が11月16日(木)〜11月30日(木)の2週間実施
・幼稚園2園(上越市)
・附属幼稚園
○4年次−総合インターンシップは,10人が9月11日(月)から12月22日(金)(11月末日)までの週2,3日(同じ曜日)を終日附属学校及び教育実習協力校(小学校)で教育補助者として過ごした。
・附属小学校(5人)
・教育実習協力校(小学校)(4人)
・附属中学校(1人)
(イ) 教育実習連絡会(校長会)及び教育実習協力校会議の計画・実施
(ウ) 教育実習協力校への学生配当
(エ) 教育実習成績評価
(オ) 次年度の教育実習実施計画等
(カ) 年度計画の実施及び自己点検・評価
 また,「総合インターンシップ」の導入について重点的に取り組み,平成18年度は附属学校及び教育実習協力校(小学校)で行なった。
イ 今後の検討課題等
 平成17年度から,学年歴の見直しにより,1年次・2年次の観察・参加実施時期がが5月から9月に変更となった。それに伴い,子どもとのふれ合う場を早い時期から学生に持たせること(例えば,学生の自主活動学びクラブ等。)が,引き続き重要である。
 また,平成18年度は,「総合インターンシップ」については附属学校だけでなく教育実習協力校3校に拡大し行った。協力校からの評価は好印象となっているが,履修学生数が伸び悩んでいる。導入の趣旨にもあるとおり,4年間の教育実習と大学での学びを総合して更に実践的指導力を高めることができるよう,総合インターンシップの更なる充実及び履修学生数増に取り組む。