3 管理運営組織等
 
(12) 危機管理室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
 危機管理室は,国立大学法人上越教育大学危機管理室規程に基づき,法人運営に影響を及ぼすおそれのあるあらゆる事象について,予測される危機に対する事前の予防,発生中の危機に対する防衛,事後の対策を通じて事象から及ぼされる影響を回避又は極力縮小させるとともに,それらを通じ危機管理対策の改善・強化を図ることを目的として,平成19年4月に設置。
イ 組織の構成及び構成員等
 危機管理室は,学長(室長),副学長,事務局長,総務部長,学務部長,各課長・室長及びその他学長が指名した者で構成し,学長が室長,学長が指名する副学長が副室長,その他の者が室員として業務を行っている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
 通常は,原則として毎月開催の事務連絡会及び毎週水曜開催のTMを利用し,会議の効率化を図っており,緊急時には速やかに構成員を招集し,対策会議を開催した。
イ 審議された主な事項
 主な活動状況は以下のとおりである。
1) 麻疹(はしか)の感染対策
2) 新潟県中越沖地震への対応
3) 不審者対策用防具の学内配備
4) トイレの防犯用警報装置の設置
5) 安全カードの見直し及び全学生・職員への配付
6) 本学ホームページへの危機に関するサイトの開設
B 優れた点及び今後の検討課題等
 平成19年5月から首都圏で流行し全国に拡大した麻疹感染への対策として,教育実習先での麻疹感染拡大を防ぐとともに教員採用試験等に万全を期すため,全学生及び40歳以下の職員(1,497人)並びに希望者(50人)を対象に,抗体検査及びワクチン接種を法人負担(平成20年2月以降の受検は個人負担)で実施(受診率は97.1%)し,その目的を達成した。また,平成19年7月16日10時13分に上越市最大震度6弱の大地震が発生時には,直ちに学長をはじめ職員が登庁し,災害対策本部を設置,園児,児童,生徒,学生及び職員の安否確認並びに施設の安全確認及び被害状況調査等を速やかに実施するなど,円滑に業務を実施することができた。