3 管理運営組織等
 
(14) GP支援室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
 GP支援室は,文部科学省が行う国公私立大学を通じた大学教育改革の支援プログラム(GP)の申請の総括及び採択されたGPの円滑な推進等を図ることを目的に,平成17年10月に設置された。平成18年度から副学長を室長とし,教育支援課がその事務を担当してきたが,平成19年度から,新たに学長指名による教員5人が加わり運営している。
A 運営・活動の状況
 平成19年度採択された3件のGP「特色ある大学教育支援プログラム(継続「平成17年度採択特色GP」)」,「専門職大学院等教育推進プログラム(新規「平成19年度採択専門職大学院GP」)」及び共同申請で採択された1件のGP「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(継続「平成18年度採択現代GP」)」について,採択された事業計画が適切に実施されるよう,各実施委員会の開催の調整及び各実施協力機関との連絡調整等を行い,事業の円滑な推進に努めた。
 また,平成19年度大学教育の国際化推進プログラム(国際化GP)に海外先進研究実践支援「学校教育におけるジェロントロジー教育」が採択され,事業の実施に当たっては,研究連携室において事務を担当した。
 特に,今年度採択された専門職大学院GP「即応力を育成する教職大学院教育課程の構築」の事業においても計画・申請段階より近隣の学校・教育委員会等と共に内容を協議・検討し,プログラム実施に際しては,学外委員を含む「学校支援プロジェクト実施特別委員会」を組織し連絡調整及び事業の円滑化に努めた。
 平成20年度継続GPについては,平成19年度の実施状況を踏まえて次年度の実施計画の精査を行った。
 各種GPの申請にあたっては,昨年度に続き文部科学省等からの情報の収集に努め,それらの情報を学内に広く周知した上で,学内各部局に対する照会を行った。提出された各計画については,学長団等によるヒアリングを実施した後,計画の再編・統合を含め,大学全体として適切な申請となるよう調整を行うなど内容の充実に努めた。
 なお,「特色GP」事業の本学公式ホームページのリニューアル公開及び平成18年度で終了した「資質の高い教員養成推進プログラム(教員養成GP)」,「大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)(国際化GP)」の事業成果をweb上で公開した。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 「専門職大学院GP」における「学校支援プロジェクト」の取組成果を平成20年2月に開催した「教育フォーラム in 上越」において公開した。
 GP支援室のより一層の体制の充実・強化について検討した結果,教員5人を室員に加えたが,次年度以降のGP等の学内公募及び申請において,学内教職員に対するより積極的な働きかけが望まれる。