4 教育・研究組織等
 
(3) 学校教育学部
B 教育実地研究
ア 実施の状況
 学部学生(免許取得プログラム学生)の教育実習の運営及び評価等を行うことを目的に,教育研究評議会に置かれる委員会として教育実習委員会が設置されており,各講座,学校教育総合研究センターの実地教育担当,及び各附属学校の副校長等で構成している。
 委員会は年間10回,教育実習連絡会(校長会)は年2回,教育実習協力校会議を年2回開催した。
 審議し,実施した教育実習の事項とその他の審議事項を整理すると,以下のとおりである。
1) 平成19年度教育実習の実施
実施計画に基づき,大学においてオリエンテーション及び事前・事後指導等を行うとともに,教育実習協力校(園)及び附属学校(園)において,各実習種別ごとに次のとおり教育実習を実施した。
○1年次−観察・参加(168人)は,9月10日(月)〜9月14日(金)の5日間実施
・小規模小学校6校
・特別支援学校5校(上越市,妙高市,柏崎市)−(免P受講者(51人))
○2年次−観察・参加は,C・Dグループ(85人)が9月10日(月)〜9月14日(金),A・Bグループ(91人が9月21日(金)〜9月28日(金)のそれぞれ1週間実施
・幼稚園13園(上越市,妙高市)
・附属幼稚園
○3年次−初等教育実習(学部生161人,免P受講者70人)は,5月28日(月)〜6月1日(金)と9月10日(月)〜9月28日(金)分離方式で計4週間実施
・小学校60校(上越市,妙高市)
・附属小学校
○4年次−中等教育実習(学部生123人,免P受講者26人)は,5月14日(月)〜6月1日(金)の3週間実施
・中学校25校(上越市,妙高市)
・附属中学校
○4年次−幼稚園専修教育実習(幼児教育専修)は,15人(学部生14人,免P受講者1人)が10月〜11月の内の2週間実施
・幼稚園2園(上越市)
・附属幼稚園
○4年次−総合インターンシップは,9人が9月〜12月の期間,週2〜3日(同じ曜日)を終日附属学校及び教育実習協力校(小学校)で教育補助者として実習を行った。
           ・附属小学校(4人)
           ・教育実習協力校(小学校)(3人)
           ・附属中学校(1人)
           ・教育実習協力校(中学校)(1人)
2) 教育実習連絡会(校長会)及び教育実習協力校会議の計画・実施
3) 教育実習協力校への学生配当
4) 教育実習成績評価
5) 次年度の教育実習実施計画等
6) 年度計画の実施及び自己点検・評価
 年度計画:教育実習の改善・充実に努める
 平成19年度から,免許プログラム受講生を対象とした「教育実地研究TB」(観察・参加実習)を附属小学校及び附属中学校で実施し,免許プログラム受講生の教育実習の質的充実を図った。
 また,「総合インターンシップ」の充実に努め,附属小学校及び附属中学校での実施に加えて市内教育実習協力校3校(小学校2校,中学校1校)においても実施している。
イ 今後の検討課題等
 本学では平成17年度から大学院に教育職員免許取得プログラム受講生を受入れており,初等教育実習や中等教育実習において,学部学生に加えて免許プログラム受講生の実習生数が増加が見込まれることから,教育実習連絡会及び教育実習協力校との連携を図りながら実習生増へ対応していくことが課題となっている。
 また,平成19年度には関東地方の大学を中心に麻疹(はしか)の流行が見られ,本学では保健管理センターにおいて学生全員及び該当職員を対象に抗体検査が実施され,抗体陽性(はしかに感染しない状態)を確認してから教育実習を履修してきた。来年度もこの方針を堅持していくことが課題である。