3 管理運営組織等
 
(14) GP支援室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
 GP支援室は,文部科学省が行う国公私立大学を通じた大学教育改革の支援プログラム(GP)の申請の総括及び採択されたGPの円滑な推進等を図ることを目的に,平成17年10月に設置された。
イ 組織の構成及び構成員等
 平成18年度から副学長を室長とし,教育支援課がその事務を担当してきたが,平成19年度から,新たに学長指名による教員5人が加わり運営している。
A 運営・活動の状況
ア 委員会の開催状況
 平成20年度においては,以下のとおりGP支援室会議を4回開催したほか,GP支援室が中心的に担当し,学内ヒアリングを開催した。また,各種GPの申請に際しては,GP支援室のメンバーが構成員に加わって申請書作成WGを随時実施した。
・GP支援室会議 平成20年4月2日(水),4月30日(水),11月21日(金),平成21年1月30日(金)
・平成21年度各種競争的資金に係る学内ヒアリング 平成21年1月20日(火)
イ 審議された主な事項
 平成20年度の主な審議事項は,平成20年度各種競争的資金申請,平成20年度各種競争的資金申請・採択状況,平成20年度大学教育改革プログラム合同フォーラム,平成21年度各種競争的資金申請計画に関すること等である。
ウ 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
 平成20年度に採択された4件のGP「特色ある大学教育支援プログラム(継続「平成17年度採択特色GP」)」,「専門職大学院等教育推進プログラム(継続「平成19年度採択専門職大学院GP」)」,共同申請で採択された「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(継続「平成18年度採択現代GP」)」及び「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム(新規「平成20年度採択専門職大学院GP」)」について,事業計画が適切に実施されるよう,各実施委員会等の開催の調整及び各実施協力機関との連絡調整等を行い,事業の円滑な推進に努めた。
 また,平成20年度大学教育の国際化推進プログラム(国際化GP)に海外先進教育研究実践支援の研究実践型「リテラシー育成型の教科授業開発と評価研究」が採択され,事業の実施に当たっては,研究連携室において事務を担当した。
 各種GPの申請に当たっては,昨年度に続き文部科学省等からの情報の収集に努め,それらの情報を学内に広く周知した上で,学内各部局に対する照会を行った。提出された各計画については,学長団等によるヒアリングを実施した後,計画の再編・統合を含め,大学全体として適切な申請となるよう調整を行うなど内容の充実に努めた。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 新規で採択された専門職大学院GP「教職大学院の実習等のFDシステム共同開発」(兵庫教育大学主幹,鳴門教育大学,本学の共同)を残し,他のGPはすべて平成20年度で終了する。
 平成20年度は,4件の単独申請と2件の共同申請を行い,単独申請1件と共同申請1件の計2件が採択された。
 また,専門職大学院GP「中核教員を育成するアクション・ラーニング」は,本学主幹校で富山大学と共同で申請し,ヒアリングに進んだが惜しくも不採択となった。このほか本学の教育研究資源を活用すべく社会人学び直しGP,学生支援GPなどの申請をGP支援室と学内教員との協力体制の基に行った。