5 学生支援
 
(3) 就職委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
 就職委員会は,学生の就職対策に関する事項について調査検討することを目的として教育研究評議会に設置され,各専攻・コース等から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。)14人及び学務部長,就職支援室長,学長指名の委員で構成されている。
A 運営・活動の状況
 平成20年度においては,委員会を4回開催した。主な審議事項は,@就職指導計画の作成,A中期目標・中期計画に係る年度計画の作成,B教員採用試験講座プログラム及び各種ガイダンスの実施,C教職講座「各県の教育事情」の実施,D教員採用関係情報の収集,E大学院学生(現職教員を除く)教員養成強化研修の実施,F教員採用試験受験率向上のための学生への啓発等であった。
 また,重点的に取り組んだ事項としては,@大学院免許プログラム大学院学生の採用試験対策,A教職講座及び就職ガイダンスのための時間としての水曜日3限の通年確保,並びに教職講座の録画DVDの作成・貸出,B教職を目指す大学院学生を対象とした「大学院学生(現職教員を除く)教員養成強化研修」の実施,C教員・保育士・公務員等採用試験受験結果報告書の提出等による進路状況の把握,D公立学校教員採用候補者選考に伴う大学推薦に係る学内選考の実施,E教員採用関係情報の収集のため各地方自治体教育委員会への訪問,F論作文,指導案,受験結果報告書等をポータルサイト(Active Campus)で閲覧できる就職情報システムの構築などである。
B 今後の検討課題等
 平成20年度においては,キャリアコーディネーターを3人から6人に増員し,教員採用試験等に向けた論作文,自己PR文の添削,模擬面接等の指導に当たったことにより,指導を受ける学生の人数,件数が大幅に増加し,教員採用試験の受験結果にも大きな効果を及ぼしたものと思われる。しかしながら,指導体制の充実に伴い,指導を希望する学生も増加しており,学生には早い時期から指導を受けるように啓発し月間利用状況の平均化を図っていく必要がある。
 平成21年度採用公立学校教員選考試験における学生の合格率は,前年度と比較して上昇したが,教員就職率はむしろ低下した。教員採用試験講座プログラムの改善を図るとともに,学生の教職への意識向上に努める必要がある。