3 管理運営組織等
 
(10)国際交流推進室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
国際交流推進室は,本学の国際交流及び留学生交流の推進に寄与することを目的として設置されている。
なお,本推進室の業務を遂行するため,3つの部会が設置され,コーディネーター部会は協定校との交流推進,留学生支援部会は外国人留学生に対する修学・生活支援,研修プログラム部会は各種研修プログラムなどを担当している。
イ 組織の構成及び構成員等
室長(学長が指名した理事),国際交流を担当する専任教員,日本語・日本事情を担当する専任教員,協定校担当者(コーディネーター),学務部長,その他学長が指名した者により構成されている。
コーディネーター部会は,コーディネーター及び室長が指名した者,留学生支援部会は,日本語・日本事情を担当する専任教員及び室長が指名した者,研修プログラム部会は,日本語・日本事情を担当する専任教員,室長が指名した者により構成されている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成21年度においては,国際交流推進室会議を9回,コーディネーター部会を3回,留学生支援部会を7回,研修プログラム部会を1回開催した。
イ 審議された主な事項
平成21年度においては,@外国人留学生(研究生,特別聴講学生)の受入れ,A外国人研究者の受入れ,B海外との研究交流事業,C海外の大学等との交流協定締結及び更新,D海外協定校との短期留学(派遣・受入れ)計画,E国費外国人留学生候補者の選考・推薦,F短期留学生研修プログラム,G部会の再編等である。
ウ 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
平成21年度の取組で特記すべき事項として,@授業科目「海外教育(特別)研究A」の研修受入れ先として,また,附属小学校との間で毎年相互に訪問し交流を行っているオーストラリアのウェストミンスター・スクールとの間で交流協定を締結したこと,Aアメリカのアイオワ大学との交流協定を更新したこと,B韓国教員大学校短期留学プログラム(受入れ)により8日間の日程で同校からの訪問団を受入れ,交流を行ったこと,C中国の内蒙古民族大学,哈爾濱師範大学,北京師範大学を訪問し,学生向けの説明会及び日本語授業の見学並びに国際交流担当者との打合せを行ったこと,D3つの部会を協定校交流推進部会と留学生支援部会の2つに再編する検討・決定を行ったこと,である。
B 優れた点及び今後の検討課題等
平成21年度においては,前項に掲げたとおり,国際交流の推進や留学生支援の充実に大きな成果を得ることができた。本学では「異文化理解マインドを持った教員の養成」及び「国際レベルでの学校教育とその教育者養成の研究推進」を目的として国際交流・留学生交流を推進しており,これまでの取組を継続するとともに,今後,@海外協定校と連携した留学生受入れの推進及び留学希望者に対する広報の充実,A学内外の各組織との連携による留学生支援・交流の推進,B外国人留学生の進路に関する支援の充実,C学生の海外留学・研修の推進,D海外協定校等との交流の推進,等の諸課題について,引続き取組を続ける必要がある。