3 管理運営組織等
 
(26)財務
@ 重点的に取組んだ課題や改善事項等
ア 財務会計システムの更新に伴う業務改善
平成22年4月の財務会計システム更新に伴い同システムの調達・構築を行った。
また,財務会計システム検討委員会を設置し,財務会計システムの機能を活用した運用及び財務会計業務改善の検討を行った。
なお,主な検討事項は次のとおりである。
・ 財務会計に係る各種伝票・調達伺等の決裁欄の見直しによる業務の効率化(平成21年10月実施)
・ 財務会計システム操作マニュアル整備による新任教員等への操作研修会の見直し
・ 旅費支給における特定定額区間の設定
・ 電子メールによる支払通知の実施
・ 赤倉野外活動施設の使用料の窓口収納の実施
・ 外部資金等の収入契約決議等の担当部局での実施及び収支簿等による担当部局での予算統制
イ 学内予算編成等
平成21年度の学内予算編成においては,運営費交付金の教育研究経費等が,前年度と比較するとマイナス約22百万円(△0.7%)と効率化係数の影響等により非常に厳しい状況の中で,年度計画の諸施策を着実に実施するため,経常的管理経費を抑制するとともに,本学の当面の課題である大学院の学生定員充足のための経費や学生支援を推進するために予算の重点化を進めた。
また,平成20年度決算における剰余金約64百万円について,文部科学大臣の承認を経て,本学の教育研究環境の整備のための目的積立金とすることとした。
ウ 管理的経費の抑制・節減
資源ゴミの循環とゴミ減量化を目的として,ゴミのリサイクル推進について,学生及び教職員に対して電子媒体による周知を実施するとともに資源ゴミの分別回収の実施によるゴミの排出量の削減及び請負契約の一本化等による外部委託経費の節減を前年度に引き続き実施し,管理的経費の節減を図った。
エ 余裕資金の運用
収入に伴う事業の実施に関する具体的方策としては,余裕資金の効果的運用を図るため国債の購入,定期預金への預け入れを行った。
A 新たな取組が求められる点や特筆すべき点
今後の本学の財政的課題としては,引き続き,管理的経費の抑制に努めるとともに,授業料等の自己収入の確保・競争的資金の獲得に積極的な取組を継続して実施することにより,財務内容の改善を図っていくことが挙げられる。
また,財務会計システムの機能を有効に活用することにより,財務会計業務の改善を検討していくことが挙げられる。