4 教育・研究組織等
 
(3)大学院学校教育研究科
@ 入学者選抜
ア 入学試験委員会設置の趣旨(目的)及び組織
(ア) 組織設置の趣旨(目的) 
大学院及び学部の入学者選抜に関する事項を審議するため,教育研究評議会の専門委員会として設置されている。
(イ) 組織の構成及び構成員等
学長が指名した副学長,各専攻から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。以下同じ。),保健管理センター所長,教務委員会委員長,国際交流推進室長,学務部長,入試課長及びその他学長が指名した教授又は准教授若干人として1人の教授,計24人で構成している。
なお,本委員会には,常設の教育職員免許取得プログラム試験専門部会を設置している。専門部会は,本委員会委員,教育職員免許取得プログラム支援室室員及び入学試験委員会委員長が指名した者で構成している。
イ 運営・活動の状況
(ア) 委員会等の開催状況
委員会を16回開催した。また,教育職員免許取得プログラム試験専門部会を計5回開催した。
(イ) 審議された主な事項
平成22年度入学者選抜試験に係る実施計画の策定・実施,合否案の作成,個別の入学資格審査,教育職員免許取得プログラム受講者の選考案の作成,大学院説明会の実施及び平成23年度学生募集要項等について審議した。
(ウ) 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
○ 筆記試験免除制度の新設
平成23年度入試から,大学新卒者に対して,機関長(学長・学部長等)の推薦者に対する筆記試験免除制度を新設することとした。対象は,修士課程の学校教育専攻臨床心理学コース,幼児教育コース,教科・領域教育専攻言語系コース(国語),自然系コース(理科),芸術系コース(音楽),芸術系コース(美術),生活・健康系コース(保健体育),生活・健康系コース(技術),生活・健康系コース(家庭)及び生活・健康系コース(学校ヘルスケア)の10専攻・コース(科目群)である。
○ 筆記試験免除制度の追加(修士課程)
平成23年度入試から,派遣教員・教職経験者に対して,筆記試験免除制度を追加することとした。対象は,修士課程の学校教育専攻学校臨床研究コース(生徒指導総合・学校心理)の1専攻・コース(科目群)である。
○ 筆記試験免除制度の拡大(専門職学位課程)
平成23年度入試から,派遣教員・教職経験者に対して,筆記試験免除制度を拡大することとした。対象は,専門職学位課程(教職大学院)の教育実践高度化専攻教育実践リーダーコース及び学校運営リーダーコースの2専攻・コースである。
ウ 優れた点及び今後の検討課題等
本学の重要課題である大学院の定員充足について,平成22年度入学者は大学院全体としては,入学定員300人に対して,入学者302人と充足することができた。平成20年4月に設置した専門職学位課程(教職大学院)については,入学定員50人に対し,入学者62人と入学定員を充足することができ,大学全体で取組んだ教職大学院の広報等の成果が表れたと言える。
しかしながら,修士課程については,入学定員250人に対し,入学者240人と入学定員を充足することができなかった。
今後は,大学院全体の定員充足に向けての積極的かつ効果的な広報及び合格者に対する入学辞退の減少に向けた情報提供等の取組に努めていく必要がある。