4 教育・研究組織等
 
(4)学校教育学部
@ 入学者選抜
ア 入学試験委員会設置の趣旨(目的)及び組織
(ア) 組織設置の趣旨(目的) 
大学院及び学部の入学者選抜に関する事項を審議するため,教育研究評議会の専門委員会として設置されている。
(イ) 組織の構成及び構成員等
学長が指名した副学長,各専攻から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。以下同じ。),保健管理センター所長,教務委員会委員長,国際交流推進室長,学務部長,入試課長及びその他学長が指名した教授又は准教授若干人として1人の教授,計24人で構成している。
なお,本委員会には,入学者選抜方法研究専門部会,小論文専門部会,実技検査専門部会,調査書専門部会,健康診断専門部会,私費外国人留学生専門部会及び面接専門部会の常設の専門部会を置いている。これらは,本委員会委員及び学長指名の教授又は准教授等で構成している。
イ 運営・活動の状況
(ア) 委員会等の開催状況
委員会を16回開催した。また,学部入学者選抜に関して専門部会を計17回開催した。
(イ) 審議された主な事項
学部入学者選抜方法の概要の策定,推薦入試・一般入試等の実施計画の策定・実施,学生募集要項等の作成,合否判定基準・合否案の作成,大学入試センター試験の実施,オープンキャンパスの実施等に関する事項について審議した。
また,入学者選抜方法研究専門部会において,入学者選抜に関する追跡調査及び入学者選抜方法の改善に関して調査研究した結果を,「平成21年度入学試験委員会入学者選抜方法研究専門部会報告書」として取りまとめ,学内に公表した。
(ウ) 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
○ 新型インフルエンザへの対応
新型インフルエンザの流行が想定されることに鑑み,志願者の受験機会の確保のため,全ての入試について追試験及び別室受験等受験者対応などの特別措置を検討し,実施した。
また,追試験の実施日を設けたことにより,一般入試(前期日程)の合格発表の日程を変更した。
○ 志願者確保のための入試広報の充実
前年度の検討課題であった志願者数減少への対策として,従前から取組んでいる入試広報の充実に加え,テレビCMや電車中吊り広告など新たな取組を行うことにより志願者確保を図った。
ウ 優れた点及び今後の検討課題等
最近,学部の志願者数の減少に歯止めがかからない状態にあったが,入試広報を重点的に取組むことにより,推薦入試,一般入試(前期日程)及び一般入試(後期日程)の全ての入試において,昨年を大きく上回る志願者数(227人増)となった。
平成19年1月10日開催の第41回教育研究評議会において,学部入学者選抜方法の改善方策として,推薦入試の改善,後期日程の改善及び選抜方法ごとの募集人員の変更について示された。このうち,推薦入試及び後期日程については既に実施に移され,今後は,募集人員の変更について検討しなければならない。