【社会系コース】
 

 
赤 羽 孝 之(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 地理学は地表面に関わり景観的で実証的な性格をもつ為,パワーポイント・景観写真・統計・地図などをなるべく利用し,対話型の授業を心がけた。成績評価も筆記試験の成績のみでなく,日常的な出席数や受講姿勢なども取り入れ,試験結果と出欠・態度をほぼ同じ比重で評価した。
【観点2】教育の達成状況
 受講学生による授業評価の結果を見ても,一部を除き,大半の受講生の評価は良好であり,授業は概ね,その目標は達成されていると考えられる。問題は,意欲に問題のある一部の受講生に対する今後の対応を如何にするかであろうと思われる。
研究指導
【観点1】学部
 地理学分野の学部学生の卒論研究では,中間発表会や授業等を通じて間接的に指摘・指導等を行った。
【観点2】大学院
 研究セミナーT・Uを通じた研究指導が主である。ただ,M2院生の修論研究には,授業外の個人指導を日常的に行った。研究計画策定,アンケート調査方法,調査票印刷などや,調査結果の集計・分析,また執筆においても,頻繁な執筆指導を行った。留学生・研究生2人のために文献・書籍を購入・用意も行った。
その他の教育活動
 ゼミ所属の免P院生の教育実習中の研究授業に2回参観し,事後の意見交換・指摘を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
 最近の北東アジアへの自主的な観察巡検などで得た成果を,都市・集落・産業・文化,自然等に関するパワーポイント・スライド写真・説明の形で授業に生かした。また従来,授業内容が理論に傾斜する嫌いがあったが,外国や上越地方の地誌的事例など,具体的な事象を通じて説明するよう心がけた。課題としては,具体的事象と理論的視座とのバランスの問題がある。そのため授業では受講学生との対話をなるべく取入れている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市新幹線新駅地区土地区画整理審議会委員, (2)上越市北陸新幹線建設促進期成同盟会顧問, (3)上越市建築紛争調整委員会委員
 

  
浅 倉 有 子(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部・大学院とも,各授業の第1時間目に,授業のおおよその進め方,評価方法についての説明を行っている。
 また,中学校社会科歴史的分野,高校日本史の記述の学説による変化などに言及しつつ,絵画資料などを含む基本的な史資料の扱い方や,学校現場における応用までが理解できるよう配慮している。
【観点2】教育の達成状況
 大学院ゼミ生のうち,1名が長野県小学校教員として採用され(学会誌へ論文投稿中),1名が名古屋市の小学校に合格(その後辞退し,長野県の小学校で臨時採用。学会誌へ投稿論文を準備中),1名が民間会社に就職した。同じく学部ゼミ生の1名が,東京都の小学校教員として採用された。
研究指導
【観点1】学部
 3名の卒業論文の指導と3年生3名の指導を行った。3・4年生一緒のゼミを行うことで,研究に取り組む姿勢,史料の分析方法をはじめとする研究の手法等が共有されるよう,また議論する能力の習得に配慮している。
 4年生については,さらに史料読解のための個別ゼミを随時設け,卒業論文の質の確保を図っている。
 11月には,卒業論文・修士論文作成のためのゼミ合宿を行った。
【観点2】大学院
 4名の修士論文の指導を行った。大学院1年生〜3年生一緒のゼミを行うことで,研究に取り組む姿勢,史料の分析方法をはじめとする研究の手法等が共有されるよう,また議論する能力の習得に配慮している。
 修士論文執筆にあたっては,史料読解などのための個別ゼミを随時設け,修士論文の質の確保を図っている。
 11月には,卒業論文・修士論文作成のためのゼミ合宿を行った。
その他の教育活動
 中学校実習を行った大学院ゼミ生2名と学部4年のゼミ生3名,小学校実習を行った大学院ゼミ生1名と学部ゼミ生3名の指導を行った。また,指導の要望があった社会系コース3年生1名の小学校実習の授業を参観し指導を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
 授業では,単調な講義にならないよう,AV教材を利用するなど,教材や授業方法に配慮している。
 研究指導については,学生の能力を引き出すよう努めながら,懇切かつ厳しく指導を行っている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成22年2月:『姨捨の月と真澄−「田毎」の景観の成立』(単著) 真澄学,5号, pp.66-87
(2)平成21年8月:『近世・近代における「上杉家文書」の整理・管理とその変容』(単著) 新潟史学,61号, pp.1-20
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)近世・近代における大名・華族家資料群に関する基礎的研究−榊原家を中心に 代表者:浅倉有子(上越教育大学) 科学研究費基盤研究(C)
(2)東国武家文書を基礎とした中世・近世初期における地域総合資料学の構築と展開 代表者:矢田俊文(新潟大学) 科学研究費基盤研究(A)
◎特色・強調点等
 学界の関心が高い大名家(華族家)に関する研究論文を発表した他に,「名所」の成立による地域の変化を検討した論文を発表した。また,アイヌ文化と密接に関わる漆器に関する論文2編を執筆したが,2010年4月刊行となったため,今年度の業績には含めなかった。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市文化財調査審議会委員, (2)長野県文化財審議会委員, (3)新潟県文化財審議会委員, (4)上越市大規模開発行為審議会委員, (5)上越市歴史的建造物調査専門委員, (6)上越市歴史文化構想等策定委員, (7)史跡上田城跡整備実施計画検討委員, (8)ユートピアくびき振興財団理事, (9)JCV公開講座「高田城とその城下の人々」(全4回), (10)NHK番組を見る会講演「おせんと兼続」, (11)長野県立歴史館古文書愛好会講演『「上杉家文書」の成立と変容』, (12)上越JC公開例会講演「城下町高田の成立とその特質」, (13)教員免許状更新講習講師(地歴)
◎社会への寄与等
 地域の歴史や文化の掘り起こしと,それらによる人々の歴史認識の形成について,また地域に存在する貴重な文化財や歴史資料の保持と活用等について,一定の寄与を果たしていると考えている。
 

  
下 里 俊 行(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 教育方法としては,基礎的事項の修得を促進するためアクチュアルなトピックの即したマルチメディア教材を開発し活用し,履修者の興味関心を喚起し,成績評価の面では独自のプロファイルを作成し,履修者ひとりひとりの関心と能力に応じた達成度にもとづいて評価した。
【観点2】教育の達成状況
 所期の目的を概ね達成した。
研究指導
【観点1】学部
 履修者ひとりひとりの興味関心に即して課題を設定し,自立的研究が進められるようレファレンス類の指導を中心におこなった。
【観点2】大学院
 履修者ひとりひとりの興味関心に即して課題を設定し,自立的研究が進められるよう,テキスト読解の技法を中心に指導をおこなった。
その他の教育活動
 教育実習では,自分の得意分野に関する教材開発の技法を指導し,マルチメディア教材の活用に関してスキルアップを図った。
特色ある点及び今後の検討課題等
 特色ある点としては,外国の歴史・文化を取り扱う際の異文化理解の視点を重視し,積極的に外国語文献を活用できるスキルアップと,インターネットを活用したマルチメディア教材の作成について支援した。今後の課題は,外国語読解力の一層の強化を図ることである。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成21年12月:『2009年度歴史学研究会大会批判・近代史部会』(共著) 歴史学研究 12月号 38-41頁
発】(1)平成21年6月:『近代史部会・大会報告批判』(単) 歴史学研究会
(2)平成22年3月:『ある神学生の自己形成−ニコライ・ナヂェージュヂンとニコライ1世時代の思想状況』(単) 「プラトンとロシア」研究会(スラブ研究センター)
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)国際ワークショップ「蒋介石と高田,そして日中ソ関係」2009年11月30日 代表者:川島 真(東京大学) 上越教育大学東アジア研究会・日本蒋介石研究会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越国際交流協会・国際理解講座「アジアをもっと知ろう」講師
 

 
松 田 愼 也(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 板書をノートさせて知識として定着させるべき内容と,配布資料によって補足すべき内容との区分けに工夫を加え,教育効率のより一層の向上を図った。部分的に中間段階でのノートチェックを導入し,成績評価の参考とすることを試みた。
【観点2】教育の達成状況
 「社会」においては,中学校公民分野の背景的知識を再確認させるという点で,これまで以上の成果を上げたものと考えている。他の科目については従来と特に変わった点はない。
研究指導
【観点1】学部
 卒論生4人中の1人は,心身不調の傾向のある過年度生であったが,様子を見ながら指導することにより,無事卒論提出,卒業させることができた。他3人中,1人は地方公務員となり,1人は大学院進学,残る1人は教採浪人となった。
 公務員となった1人を除く3人は全員,新潟県教採一次合格であったが,結果的には不首尾に終わり残念であった。
【観点2】大学院
 免P3年次生1人であったが,修士論文にも非常に熱心に取り組み,また本学推薦により東京都教採にも合格し,満足すべき結果であった。
その他の教育活動
・新潟県立大学看護学部にて「宗教学」非常勤講師を勤めた。
・私立上越看護専門学校にて「生涯教育論」非常勤講師を勤めた。
特色ある点及び今後の検討課題等
 論文執筆年次の学生・院生についてはすべて個人ゼミにて対応している。このことにより学生・院生との個人的信頼関係を深めることができ,彼らが研究等に行き詰まった場合でも,比較的その後の指導に苦労することがない。厳しい指導が必要な場合の対応についてはまだ工夫の余地があるものと考えている。
 
<研究活動>
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)平成21年度上越教育大学地域貢献事業「学校教育現場における地域巡検に係る支援事業」(代表者:松田 愼也)において,事業推進責任者とて成果報告書『平成の大合併〜上越市13区の過去・現在を綴り未来を探る〜第4集 柿崎区・吉川区名立区編』をとりまとめた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市文化財調査審議会委員
 

 
山 本 友 和(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部では,各講義・演習内容の連続性と関連性に留意した指導を行うとともに,教材開発にかかわる成果等については『社会科教育法研究・2009年度』という冊子にまとめた。大学院では,社会科・公民教育の基本概念について習得させた上で,比較社会科教育学研究の成果を踏まえた授業分析も行った。成績評価に関してはオリエンテーション時に説明を行うとともに,期末試験前には質問時間も設定した。
【観点2】教育の達成状況
 学生・院生の授業評価を見る限り,達成状況は良好と判断できる。
研究指導
【観点1】学部
 ゼミでは,受講生の研究テーマとかかわる文献・先行研究の講読と分析を経て,卒業研究のテーマに沿った個別指導を中心に行い,教材化やカリキュラム開発といった臨床的なあり方を意識しながら助言した。
【観点2】大学院
 ゼミの初年度では,ゼミ受講生の研究テーマとかかわる文献・先行研究の講読と分析を中心に行い,受講生相互の討議も踏まえて,研究課題を明確化させた。ゼミの2年次では,各自の論文構成に沿った個別指導を中心とし,教材化やカリキュラム開発といった臨床的なあり方を意識しながら助言・指導した。
その他の教育活動
 群馬大学非常勤講師として 「中学校社会科指導法C」及び「公民科指導法A」の集中講義を担当した。新潟産業大学非常勤講師として「社会科・公民科指導法T」及び「社会科・公民科指導法U」の集中講義を担当した。また,教育実習における指導学生・院生の研究授業には,積極的に参加した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 講義においても課題研究と発表活動を取り入れ,能動的な学習となるように工夫した。 演習では,受講生の問題意識や研究課題に沿った内容を設定し,受講生の問題意識の深化と専門性の追究を可能とするように工夫した。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年6月:『公民教育事典』(共著) 第一学習社
論】(1)平成22年3月:『中学校社会科における消費者教育の単元開発に関する実証的研究−「自立した消費者」を育成するための「契約」についての授業を中心に−』(共著) 教育実践研究(上越教育大学学校教育実践研究センター), 第20集1-10頁
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)中学校社会科公民的分野における単元開発の実証的研究−消費者教育を中心に− 代表者:山本友和(上越教育大学大学院) 上越教育大学及び加茂市立若宮中学校
学会活動への参加状況
(1)平成21年度:日本公民教育学会理事・副会長, (2)平成21年度:日本社会科教育学会評議員, (3)平成21年度:全国社会科教育学会理事, (4)平成21年度:日本公民教育学会出版編集委員会委員及び編集, (5)6月19日〜21日:日本公民教育学会第20回全国研究大会出席, (6)7月24日〜26日:日本環境教育学会第20回全国研究大会出席, (7)10月9日〜12日:全国社会科教育学会第58回全国研究大会出席, (8)11月21日〜24日:日本社会科教育学会第59回全国研究大会出席
◎特色・強調点等
 出版編集委員会の中心となって発行した事典,及び,社会科単元開発の実証的研究を通して,教育実践現場における臨床研究に多少なりとも寄与した。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)新潟県上越市公民館運営審議会委員, (2)上越市社会教育委員, (3)教科書研究センター特別研究員, (4)金融教育公開授業・協議会指導講師(糸魚川市立糸魚川中学校), (5)教員免許状更新講習講師
◎社会への寄与等
 公民館・社会教育活動,教科書の改善等に多少なりとも貢献したと考える。
 

 
茨 木 智 志(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部学生対象の授業では,社会科の教材開発能力と研究能力の育成に留意した。そのため,学生の学習状況等を考慮した上で,教科内容の基礎的な知識を踏まえた探究能力の充実,教材開発に関わる技能の向上及び教育実践場面における表現能力の向上に努めた。学生自身による学習成果の確認を促すために,成果の一部を,公民教育の山本友和教授,地理教育の志村喬准教授と共同で社会科教育学研究室紀要『社会科教育法研究2009年度』として発行した。
 大学院学生対象の授業では,学生の研究能力の育成を目指し,同時に基礎的な歴史教育の理論の説明にも留意した。そのため,各種の社会科教育・歴史教育の理論や教育内容を紹介及び検討を進めた。特に学生相互の意見交換の機会を意識して設定した。そのためもあり,各自の目標達成の参考とするために,学生の探求の成果をレポート集にまとめた。
 成績評価については,シラバスに記載するとともに,授業時でのその確認を継続した上で,厳格な成績評価の実施に努めた。
【観点2】教育の達成状況
 教科教育という担当授業の性格上,教育現場を念頭に置き,その一方で,教員採用試験をも意識した授業内容を考慮している。特に基礎的な事項に時間をかけることを心がけた。学生による授業評価では概ね好意的な評価を得たが,改善の余地はまだ多いと考える。
研究指導
【観点1】学部
 歴史教育をテーマとする学部学生(4年生2名,3年生2名)に対して,論文作成あるいは各自の課題への具体的な研究方法について,ゼミ等を通じて指導を行った。
【観点2】大学院
 歴史教育をテーマとする大学院学生(2年生1名,1年生1名,研究生1名)に対して,論文作成あるいは各自の課題への具体的な研究方法について,ゼミ等を通じて指導を行った。また,一部の学生には特別に勉強会を継続実施した。
その他の教育活動
(1)本学教職講座「社会科」を担当した。
(2)本学附属中学校2009年度教育研究指導者として指導助言を行った。
(3)新潟産業大学で「社会科・地理歴史科指導法U」の集中講義を行った。
(4)学部3年生2名の小学校実習での研究授業を参観・指導し,学部4年生2名の中学校実習での研究授業を参観・指導した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 社会科教師としての授業開発能力の育成とともに研究能力の基盤の育成を課題としている。そのため,学生が自己の取り組みの意義を認識できる授業,世界に視野を広げた思考を促進する授業を工夫してきた。ただし,基礎と応用を同時に追求する教育活動のあり方は今後の検討課題として残されている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成21年8月:『戦後社会科における世界史の教育』(単著) 社会科教育研究, 第107号, 5〜14頁
(2)平成21年10月:『「社会科世界史」はどのようにして始まったか』(単著) 歴史学研究, 第859号, 182〜191頁
(3)平成21年12月:『成立期における「世界史」教科書検定基準に関する基礎的考察』(単著) 歴史教育史研究, 第7号, 14〜36頁
(4)平成21年12月:『(史料研究)歴史教育研究所編『歴史教育研究』(1956〜2002年)総目次』(単著) 歴史教育史研究, 第7号, 44〜81頁
(5)平成22年3月:『成立期における高校社会科「世界史」の特徴に関する一考察―科目の設置と文部行政による対応に焦点を当てて―』(単著) 社会科研究, 第72号, 11〜20頁
業】(1)平成21年10月:『(書評)田部俊充『アメリカ地理教育成立史研究―モースとグッドリッチ―』(風間書房,2008年)』(単著) 上越社会研究, 第24号, 61〜63頁
(2)平成21年12月:『(インタビュー記録)歴史教育体験を聞く 野口和子先生』(共著) 歴史教育史研究, 第7号, 82〜99頁
発】(1)平成21年5月:『「社会科世界史」はどのようにして始まったか』(単) 歴史学研究会大会特設部会
(2)平成21年8月:『成立期における「世界史」教科書検定基準に関する基礎的考察』(単) 総合歴史教育研究会第45回大会
(3)平成21年11月:『歴史教育研究所編『歴史教育研究』(1956〜2002)について』(単) 歴史教育史研究会例会
学会活動への参加状況
(1)5月24日 2009年度歴史学研究会大会特設部会発表, (2)6月6日 日本社会科教育学会春季研究会参加, (3)6月28日 地理教育学会例会参加, (4)8月23日 総合歴史教育研究会第45回大会参加発表, (5)10月10〜11日 全国社会科教育学会第58回全国研究大会参加, (6)10月17日 上越教育大学社会科教育学会大会参加, (7)11月21日 歴史教育史研究会第5回例会参加発表, (8)11月22〜23日 日本社会科教育学会第59回全国研究大会参加, (9)日本社会科教育学会役員, (10)中等社会科教育学会役員, (11)総合歴史教育研究会役員, (12)上越教育大学社会科教育学会役員
◎特色・強調点等
 社会科教育・歴史教育の向上のために,歴史的研究の観点からの基盤整備への努力を継続した。特に科学研究費補助金を得た成立期における世界史教育に関する研究による研究への取り組みとともに,その成果の発信報告に努めた。また,歴史教育史研究に関する研究雑誌の刊行を継続した。
 
<社会との連携>
◎社会への寄与等
平成21年11月:第59次新潟県教育研究集会
 

  
小 島 伸 之(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 NIE,映像,ロールプレイ,ディベート,ボードゲームなどの手法を導入し,学生が能動的に学問内容を検討できる方法を試みた。
 成績評価では,積極的に参加・学習した学生とそうでない学生の評価の差異化を意識した。
【観点2】教育の達成状況
 教育方法の工夫については,自身,課題を積み残し,今後のさらなる発展を期さねばならない点もあるが,意欲ある学生には関心を持ってもらえたようである。
 成績評価については,悩みながらも適切な評価をできたのではないかと思う。差異化をすることによる不満も存すると思われるが,頑張ったものが馬鹿を見ない,ということは成績評価の基本であると思われるので,今後も維持していきたい。
研究指導
【観点1】学部
 学部ゼミ生の研究指導においては,前期に関しては院生自身が提示したテーマを尊重しつつ,まずは各テーマに関する先行研究の収集,分析を主体的とした指導を行った。後期は,具体的なテーマの検討,論文執筆の指導を中心に行い,4年生は中学校公民教科書における憲法の取扱に関する卒業論文を完成させ,3年生は表現の自由と青少年保護条例というテーマを確定させた。
【観点2】大学院
 大学院ゼミ生の研究指導において,前期に関しては院生自身が提示したテーマを尊重しつつ,まずは各テーマに関する先行研究の収集,分析を主体的とした指導を行った。同時に,院生が行ったテーマでは論文完成が困難であると予想されたものについて,関連しつつも論文作成が相対的に容易な別テーマを見つけられるように指導を試みた。また,構想発表,中間発表に向けた準備の機会を中心に,資料の収集・整理法,論文構成等,論文執筆に向けた基礎的研究指導を行った。修士2年生2名が修士論文を完成させたが,残る1名は十分な論文完成が見込めなかったため,後一年提出を延期するように指導した。
その他の教育活動
・新潟産業大学経済学部非常勤講師 法学概論T,法学概論U,会社法A,会社法B
・新潟県立看護大学非常勤講師 法学
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育方法としては,論理の重要性,必要な知識の習得・伝達,多角的思考法の強調という基本を重視しつつも,映像,音楽などの視聴覚的素材,新聞,ロールプレイ,ボード・カードゲームなども活用して,受講生が意欲的知識習得を関心づけられる手法的工夫を試みている。意欲ある学生にはおおむね好評であるようだが,試行錯誤を重ねながら,更なる改善を心がけていきたい。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成21年9月:『「特高教本」におけるナショナリズム』(単) 日本宗教学会
(2)平成21年11月:『昭和10年代の特別高等警察と宗教』(単) 宗教法学会
(3)平成22年3月:『政教分離訴訟判決と歴史観―空知太神社違憲判決を中心に―』(単) 北陸公法判例研究会
他】(1)平成21年7月:『オープンキャンパスでの公開講義/公開授業(裁判員制度について)の講義を行った』 上越教育大学講302
(2)平成21年8月:『産経新聞/特別高等警察に関する記事(第一面)中のコメント,情報提供+全体のチェック』 産経新聞8/14日第一面,産経iza(ネット新聞)
◎特色・強調点等
 主として,国家―社会―宗教をめぐる諸問題を,歴史的事例から検討する作業を進めている。特に戦前期の宗教政策・宗教法制に関するテーマについて,現代の視点から単に過去を「評価」するという手法を避け,当時の視点(第一次資料)を踏まえつつ,基礎論的に問題を検討することを意識している。戦前の宗教法制・宗教政策という研究テーマとの関連でいえば,従来の先行研究においては,国家―宗教の二者関係として問題把握がなされることが多かったことを批判的に踏まえたうえで,国家―社会―宗教の三者関係的構図を踏まえた問題把握に再構築することを試みている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)教員免許更新講習 選択科目「現代社会と人類の諸課題」, (2)大学入試センター試験監督
◎社会への寄与等
 教員免許更新講習の講座を担当。
 今後は,公開講座,出張講座などにも積極的に関与していきたい。
 

  
志 村   喬(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部の初等社会科指導法と地理歴史科教育学基礎では,教室外でのフィールドワーク体験を取り入れ,実践的・体験的な学習を組織し,評価でもフィールドワークを踏まえた課題提出を組み込んだ。大学院では,知識・理解に加え,主体的な研究遂行能力の育成に繋がるように配慮した。
【観点2】教育の達成状況
 学部の社会科・地理歴史科指導法では,同じ社会系免許取得科目である社会科・公民科指導法と連携し,教材開発研究成果『社会科教育法研究』(山本友和・志村喬・茨木智志編)としてまとめている。
研究指導
【観点1】学部
 専門セミナーで4年生1名を指導し,詳細な実地調査に基づく卒業論文完成を果たした。
【観点2】大学院
 研究セミナーで,免P修士院生(M1生2名,M2生1名)を担当し,3年間での修士論文作成を目指して,それぞれ研究計画に沿った指導を行った。
その他の教育活動
・関西大学非常勤講師(大学院博士課程文学研究科「文化地理学特殊講義」)
・新潟産業大学非常勤講師(学部教職科目「社会科・地理歴史科指導法T」)
特色ある点及び今後の検討課題等
 従来からの新潟産業大学学部での教職免許科目講義に加え,関西大学大学院において地理教育分野での博士論文作成を目指す院生(現職)向け講義を,当該分野の専門家として依頼され実施した。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年6月:『大学生のための社会科授業実践ノート』(共著) 風間書房
(2)平成22年3月:『高等学校新学習指導要領の展開 地理歴史科編』(共著) 明治図書
(3)平成22年3月:『現代イギリス地理教育の展開』(単著) 風間書房
論】(1)平成21年6月:『Japanese Curriculum Reflections』(単著) Teaching Geography(Geographical Association,UK),34(2)
(2)平成21年8月:『A Bibliographical consideration of ‘Sample studies’ and ‘Case studies’ in England : from a viewpoint of Japanese geography education』(単著) 新地理, 第57巻, 特別号
(3)平成21年8月:『社会科の学習過程における統計教育』(単著)  統計((財)日本統計協会), 第60巻8号
業】(1)平成21年4月:『高等学校新学習指導要領 地理A・地理B(解説)』(単著) ニューサポート高校社会(東京書籍), 第11巻
(2)平成21年11月:『地図に親しむ国語教育−地図で広がる学びの輪−』(単著) 地図中心((財)日本地図センター), 2009年, 11月号
(3)平成21年4月:『雑誌「地理」書架委員原稿』(単著) 雑誌「地理」54巻4月号より12月号まで
発】(1)平成21年8月:『A Bibliographical consideration of ‘Sample studies’ and ‘Case studies’ in England : from a viewpoint of Japanese geography education』(単) IGU-CGE Tsukuba Conference 2009(Tsukuba International Conference Center)
(2)平成21年11月:☆『イギリス地理教育の現代的展開と課題』(単) 人文地理学会2009年大会(名古屋大学)
(3)平成21年12月:☆『イギリスの地理教育と参照基準について』(単) 日本学術会議 地域研究委員会・地球惑星科学合委員会合同 地理教育分科会(第21期・第4回) 
(4)平成22年1月:『High school geography in the 2009 Japanese National Curriculum: Reflections on Japanese Social Studies education history』(単) Geography Teacher Educators Conference
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)社会系教科目の授業実践を支援する学習材の開発−教師・学習材・子どもの相互関係の解明を目指して− 代表者:西村公孝(鳴門教育大学) 兵庫教育大学大学院連合研究科共同研究プロジェクト(T)
(2)平成の大合併による上越市13区の総合地誌・郷土教材研究調査 代表者:秋山正道(妙高市立新井中学校長) 新潟県社会科教育研究会
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)子どものための安全マップ作成カリキュラムと防犯教育教材の開発に関する地理学的研究 代表者:大西宏治(富山大学) 科学研究費・基盤研究(B)
(2)地理教育におけるESD(持続可能な開発のための教育)カリキュラム開発の総合的研究 代表者:中山修一(広島大学名誉教授・広島経済大学名誉教授) 科学研究費(B)
(3)地理的技能と学力を測定するテストのあり方に関する研究 代表者:志村喬(上越教育大学) 科学研究費・基盤研究(C)
学会活動への参加状況
(1)2009年6月28日:地理教育と世界史教育のコラボレーション〜地理と世界史の教科調査官をまじえて〜(日本地理教育学会2009年6月例会)討議総括者.東京学芸大学, (2)2009年11月23日:地理教育と「持続可能な社会」の実現。日本社会科教育学会第59回全国研究大会(課題研究Uコーディネーター(吉水裕也と連名), (3)国際地理学会地理教育委員会つくば大会副実行委員長, (4)日本地理教育学会(評議員・学会誌編集委員), (5)日本国際地図学会(評議員), (6)日本地理学会(代議員及びweb学会誌EjournalGEO編集委員), (7)地理科学学会(学会誌編集員),
◎特色・強調点等
・博士論文を書籍化した 著】(3)は,日本における初のイギリス地理教育研究書であり,比較地理教育研究のみならず地理教育研究史の上でも注目されている。
・国際研究面では,海外誌と英文特別号での論文発表(論】(1)(2)),国際学会・海外での学会発表(発】(1)(4))のように,国際研究発表を積極的に行った。
・国内では,教員養成テキスト・新学習指導要領解説書(著】(1)(2))の執筆,全国学会・学術会議での招待講演(発】(2)(3))を代表に,これまでの国際研究成果の実績・理論双方での還元に努めた。
・従前からの各種国内学会委員に加え,国際学会日本大会((3))では副実行委員長として企画・運営に参画し成功させた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)糸魚川市教育委員会教職員研修会(中学社会)講師, (2)新潟県社会科教育研究会(資料活用研修会)講師, (3)本学附属小学校研究協力者(「社会」), (4)教員免許状更新講習(社会科)講師, (5)上越市みんなで防犯安全安心まちづくり推進会議(会長)
◎社会への寄与等
・地域の教員研究・研修((1)〜(4))と地域の安全の実現(5)には積極的に関与した。
 

  
山 縣 耕太郎(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部では,地域環境研究および地理学に関わる講義,実験,演習,調査法を担当した。授業,実習においては,ビジュアル素材を多く提示することを心がけ,コンピュータを活用したGIS教材を用いた。また,エネルギー問題や環境問題など現在の社会的な課題についてとりあげ,自ら考える機会をつくるように努めた。巡検などの実習授業では,実地の観察や経験を通して,基礎的な知識を身につけるとともに,地理的な見方に興味関心を持てるよう配慮した。大学院では,地域環境学特論を担当し,画像資料を多用して,理解と関心を高めるよう工夫した。また,初歩的なGISソフトを活用した作業を取り入れた。評価にあたっては,課題を設定して,その成果と取り組みへの態度を評価に取り入れた。
【観点2】教育の達成状況
 学部授業,地域環境研究では,環境に関する基礎的な概念を習得することができたと考える。また,地図に関する学習や,実際の野外観察,地図作成の作業を通して,地理的な見方,考え方を経験し,習得することができたものと考える。地域環境学については,実際の社会的な課題について考えることを通して,問題意識と関心を持つことができたと思われる。大学院授業,地域環境学特論では,地域,環境に関わる解説や,実際にGISソフトを使用して環境地図を作成し,それをプレゼンする作業を通して,地理的な視点で環境を分析するプロセスを体験し習得したものと考える。
研究指導
【観点1】学部
 2名の卒業研究指導を行った。1名は新潟焼山の現存植生分布を焼山の噴火活動,気候・積雪条件,地形等との関係から検討した。その結果,焼山における植生発達史を明らかにすることができた。また,多雪地域における長期的な植生遷移過程に関して新知見を得ることができた。学生は,さらに研究を深めるため,大学院へ進学することになった。もう1名は,桑取川流域における里山林の現状について調査研究を行った。行政,住民,NPO,漁業組合にインタビュー調査をすることによって,異なる立場から,里山の保全に対して様々な取り組みが行われていることが明らかになった。しかし,高度成長期以前に比べると,里山への干渉程度は著しく減少しており,里山を維持するのは困難な状況にあることも確認された。
【観点2】大学院
 2名の修士2年生の修士論文を指導した。1名は,日本海側植生の特異性の一つである偽高山帯の成因を明らかにすることを目的として,新潟・長野県境付近の山岳について,マクロスケールとミクロスケールの両面から多角的に検討を行った。その結果,斜面の積雪から受ける雪圧や積雪期間の長さがオオシラビソの分布に対して重要な制約条件となっていることをあきらかにすることができた。また,検討にあたっては,実際に山岳での実地調査や,長期間の観測を行い,貴重なデータを手に入れている。もう1名は,北海道有数の畑作地域にある網走市と北見市において実地調査を行い,農業経営の地域的な特徴および展望と課題を明らかにした。網走市では,営農集団組織が確立され,安定的,効率的な農業経営が行われ,北見市では,タマネギを特産品として,特に,中小規模の農家で,タマネギに特化した土地利用を展開していることが確認された。
その他の教育活動
・新潟県立看護大学非常勤講師「環境生態学」担当
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育においては,基本的な概念の理解と,基礎的な知識の習得,およびスキルの習得の3点を考慮し,授業を構成した。特にスキルの習得においては,野外での観察や実際の作業を取り入れることに留意した。野外活動や作業はどうしても時間をとってしまうが,今後もより効果的な作業を取り入れていきたいと考える。大学院の授業では,GISソフトの作業を取り入れ,好評であった。GISについては,研究指導においても活用に取り組んだ。GISは,今後の発展が期待される分野であるので,積極的に取り入れていきたい。 
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成22年3月:『Low level measurement of radionuclides and its application to earth and environmental science.』(単著) Kanazawa University
論】(1)平成21年4月:『南部アフリカにおける地球温暖化とその影響』(単著) 新地理, 第57巻1号, pp.43−49.
(2)平成22年3月:『Land use and land cover change study』(共著) Report on Amur-Okhotsk Project No.6, pp.71-74
(3)平成22年3月:『Iron dynamics in terrestrial ecosystems in the Amur River basin』(共著) Report on Amur-Okhotsk Project No.6, pp.51-62
(4)平成22年3月:『The wetland distributions of the Kiya river using remote sensing』(共著) Report on Amur-Okhotsk Project No.6, pp.243-250
発】(1)平成21年5月:『ナミビアにおける植生衰退と土壌環境条件』(単) 日本アフリカ学会
(2)平成21年5月:『アムール川中流三江平原周辺で見られる氾濫原堆積物の粗粒化』(単) 地球惑星科学連合大会
(3)平成21年7月:『 Recent grain size coarsening of flood plain deposits in Amur River around Sanjiang Plain,China.』(共) 7th International Conference on Geomorphology
(4)平成21年7月:『Small permafrost mounds in Esso village,Kamchatka, Russia.』(共) International Conference on Geomorphology.
(5)平成21年11月:『Recent grain size coarsening of the Amur River floodplain deposits in the Sanjiang Plain, China.』(共) International workshop on low-level measurement of radionuclides and its application to earth sciences
(6)平成22年1月:『The influences of land-use changes on fluvial environment in the middle reach of Amur River』(共) Closing Symposium of the Amur Okhotsk Project.
(7)平成22年3月:『極東ロシアの自然と人間』(単) 日本地理学会地理教育講座
学会活動への参加状況
(1)平成21年度:日本学術会議PAGES小委員会委員, (2)平成21年度:日本第四紀学会PAGES−PEPU対応委員会委員, (3)平成21年度:日本地理学会災害対応委員会地域拠点担当, (4)平成21年度:日本地理教育学会編集委員, (5)平成21年度:日本第四紀学会テフラ・火山研究委員会委員
◎特色・強調点等
 従来の研究が少ない東アジア寒冷地域と南部アフリカ乾燥地域における古環境変動に関する研究を行っている。また,新潟,北海道およびアムール川流域における人為作用の自然環境への影響について調査した。これらの研究は,現在行われている国際的なプロジェクト(IGBP,PAGES)による汎地球的な規模での古環境変動の復元に寄与するものと考えられる。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市環境フェア企画委員
 

  
吉 田 昌 幸(講 師)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 経済学の入門者向けを想定して授業を行ったので,方法としては次の三点にまとめられる。(1)現実の問題を経済学ではどのように考えているのかという視点からの経済学入門(経済学特論,経済学概説,ブリッジ社会),(2)現在の経済問題を経済学の古典から読み解く(経済学文献講読),(3)現代社会の問題を理論的・実践的に考える(現代社会論,公民教材開発論)。
【観点2】教育の達成状況
 (1)については,初年度だったため試行錯誤の段階であり改善点が多く出た。(2)については古典をそのまま読んでいったため学生によっては消化不良を起こしていたようである。(3)については,商店街での授業など地域の人々に協力して頂いて有意義な授業ができた。
研究指導
【観点1】学部
 都市経済学の著作を読みながら,文献の読み方や様々な考え方などの議論を行った。
【観点2】大学院
 修士論文に向けて個別のテーマ毎に指導を行う。その際,特に実地に赴いて地元の人々からの意見などを聞き出すことが重要である旨の指導を行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
業】(1)平成22年3月:『中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究』(共著) 「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業 中間報告書
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究 代表者:朝岡幸彦(東京農工大学大学院 共生科学技術研究院) 社団法人北陸建設弘済会 北陸地域づくり研究所
学会活動への参加状況
(1)5月30日〜5月31日 経済学史学会出席, (2)7月11日〜7月12日 企業家研究フォーラム出席, (3)8月22日 進化経済学会北海道・東北部会出席, (4)9月2日 経済学史学会若手育成プログラム出席, (5)3月27日〜3月28日 進化経済学会出席