【教育実践リーダーコース/学校運営リーダーコース】
 

 
朝 倉 啓 爾(教 授)【教育実践リーダーコース/学校運営リーダーコース及び学校臨床研究コース】
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 教育方法の面では,いずれの授業科目においても,担当者自身がかつて中学校で行った社会科の授業実践の一部を事例として取り上げたり,上越市内の小学校における社会科授業を観察させたりするなどして,受講生が具体的な授業場面に即して考察し理解を深めることができるようにするとともに,作業的・体験的な学習場面を取り入れることにより,授業に対する受講生の関心や意欲を高めるよう配慮した。また成績評価の面では,各授業の最終回に自作の質問紙調査を実施し,学習指導のねらいの実現状況等を把握するようにした。
【観点2】教育の達成状況
 自身が担当した授業については,できるだけ目標の明確化を心がけ,その実現に必要な内容と方法を時間をかけて準備することができたので,その達成状況については「十分満足できる」または「おおむね満足できる」ものと評価している。なお,各授業については,上述したように大学のFD評価とは別に自作の質問紙調査を実施し,その成果と課題を明らかにして授業改善に役立てている。
研究指導
【観点1】学部
 学部生に対しては,卒業論文作成のために,小学校社会科の単元の中から興味・関心のもてる研究課題を選定させた。次に,その単元に関する学習指導要領及び教科書等の分析を通して標準的な学習指導を実施した場合の課題を摘出させた。さらに,それらの課題を解決するために,工場等の見学や現地調査を実施させ,その成果を取り入れた単元の構成と授業づくりを行わせて論文にまとめさせた。
【観点2】大学院
 大学院生に対しては,修士論文作成のために,各人の興味・関心に基づいて研究課題を設定させた。その上で,(1)先行研究の収集・分析,学習指導要領及び教科書等の分析,学校教育現場における授業記録の収集・分析を行い,従前の学習指導の問題点を明らかにする。(2)その問題点を克服するため,学習内容に関する広範な素材研究を実施し,単元の指導計画及び毎時の学習指導案を作成する。(3)可能な場合には,それを学校教育現場で試行して,その成果と課題を明らかにする。といった手順を踏ませ,それらの成果を論文にまとめさせた。
特色ある点及び今後の検討課題等
 「教育(5)授業取組」のうち,学部授業科目「学習臨床入門」では,日常生活の中で形成される方位に関する素朴概念を科学的概念に変容させる作業的な学習に取り組ませた結果,受講生の地理学習に対する関心を高めるとともに,社会科においても生徒の素朴概念を梃子とすることで効果的な学習が成立することを理解させることができた。同「学習場面観察基礎」では,上越市立東本町小学校の授業担当教諭に見学後の学生の感想や質問を送り,それに回答していただくことにより,授業づくりや学級経営に取り組んでいる現場教員の真摯な姿を伝えることができた。一方,大学院授業科目「学習臨床支援特論」では,受講生に日本の都道府県の位置と名称に関する課題を与えることにより,学習者の視点から見た効果的な学習支援のあり方を考察させることができた。特に,学習者の実態を踏まえた周到な授業準備が最良の学習支援となることを実感させることができた。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
業】(1)平成21年6月:『学習意欲の向上を図り,生きる力をはぐくむ学習指導の展開[社会]』(単著) 中等教育資料, 877号, pp.22-27
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)新学習指導要領に対応した公立中学校における生徒の学力向上のための取組に対する臨床的支援プロジェクト 代表者:朝倉啓爾(上越教育大学学校臨床研究コース) 上越教育大学研究プロジェクト
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市学校適正配置審議委員会委員, (2)上越市環境科学センター「エコアクション21」地域運営委員会委員長, (3)上越市環境科学センター「エコアクション21」判定委員会委員長, (4)上越教育大学附属中学校における学校教育研究の指導者, (5)石川県羽咋市立粟ノ保小学校(石川県研究推進校)における「児童生徒の『活用力』向上モデル事業」の指導講師, (6)石川県宝達志水町立押水中学校(石川県研究推進校)における「児童生徒の『活用力』向上モデル事業」の指導講師, (7)石川県羽咋市立邑知中学校(石川県研究推進校)における「児童生徒の『活用力』向上モデル事業」の指導講師, (8)平成21年度新潟県高等学校授業力向上研修(地理歴史科・公民科)指導講師, (9)平成21年度長岡市社会科サークル夏季学習会の指導講師
◎社会への寄与等
 石川県羽咋市立邑知中学校における「学力向上拠点形成事業」(平成17〜19年度)により,当該校の生徒の学力に顕著な伸びがみられた。その学校教育研究の成果は,平成20年度の第24回時事通信社「教育奨励賞努力賞」(「授業の革新」部門)を受賞した。当該校は,その後「児童生徒の『活用力』向上モデル事業」(平成20〜21年度)に継続して取り組み,その研究成果の一部がベネッセコーポレーションの「VIEW21」誌などで紹介されたことが契機となり,最近では全国各地から数多くの視察を受け入れるようになっている。
 

  
小 林 辰 至(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 本学の設置目的である初等教育教員養成の観点から,担当している学部の必修科目である「初等理科指導法」では,学習指導要領の理念を小学校理科授業で具現化する具体的な手だてと理論を講義と演習を効果的に取り入れて指導している。評価については,最初の授業でその観点と方法を伝え,複数のレポートと試験の結果を総合的に判断して行っている。
【観点2】教育の達成状況
 本学のFDの結果,学生自身の授業に対する取り組みに関する質問項目「意欲的に取り組んだか」「この授業で新しい知識,手法,技能を修得できたか」について評価4と5を合わせた割合をみてみると,いずれも約90%である。また,「授業の方法」に関する項目について評価4と5を合わせた割合をみてみると,「授業での話し方は,わかりやすいものになっていたか」及び「教科書,プリント,ビデオ等の教材は,適切に用いられていたか」のいずれも約90%と高い割合を示していることから,概ね達成しているものと考えている。
研究指導
【観点1】学部
学部生を担当していないので回答できない。
【観点2】大学院
 博士課程の学生2名に対して理科教育における現代的課題となっている理科における児童生徒の問題解決の能力育成に関わる実践的研究を指導している。具体的には,児童生徒に観察・実験の見通し,つまり仮説設定を自らの力で行えるように指導する手だての開発とその実践場面での活用の仕方等について研究指導を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
 近年開発した理科の新しい指導法であるFour Question Strategy(児童生徒に自らの力で仮説を立てられるようにする指導法)に基づくワークシートの有効性が実践を通して実証されつつある。また,仮説設定においては,児童生徒が自然事象から変数を抽出することが重要であり,自然体験や物づくりがその基盤となっていることを統計的に明らかにしつつある。我が国の児童生徒は自ら課題をみつけ,探究することが苦手であるとされていることから,これらの知見は体験を重視しつつ問題解決の能力を育成する授業作りに生かされることが期待される。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成21年11月:『中学生の「斜面上の物体の運動」の指導法に関する研究』(共著) 理科教育学研究, 日本理科教育学会, 第50巻, 第2号, pp.31-38
(2)平成21年11月:『W型問題解決モデルに基づいた科学的リテラシー育成のための理科教育に関する一考察』(共著) 理科教育学研究, 日本理科教育学会, 第50巻, 第2号, pp.39-50
(3)平成22年3月:『The Four Question Strategy(4QS)を用いた仮説設定の指導が素朴概念の転換に与える効果』(共著) 理科教育学研究, 日本理科教育学会, 第50巻, 第3号, pp.67-76
(4)平成22年3月:『月の運行モデル教材と観測を組み合わせた学習が月の見え方の理解に及ぼす効果』(共著) 理科教育学研究, 日本理科教育学会, 第50巻, 第3号, pp.43-56
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)第45回上越市児童生徒科学研究発表会審査委員長 上越市立教育センター
 

  
瀬 戸   健(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 実際の授業及び授業観察を実施したり,ビデオ映像等を用いて同様の活動を行った。また,受講者を教師役,子ども役として授業場面を想定した実践を数多く行った。
【観点2】教育の達成状況
 授業記録をかなり高い精度で書き取れるようになり,授業分析,授業評価の大きなツールとすることができた。また,教師役,子ども役に分かれての授業では,現職者がもつ授業テクニックをブラッシュアップしながら,受講者全員が共有できるようになった。
研究指導
【観点2】大学院
 学校運営リーダーコース修了の一名については,(1)研修会を主催する側の教員の資質向上に,研修会開催がどのような効果があるか (2)特別支援教育における支援体制構築のために校長が果たす役割について指導した。(1)(2)とも学会等へ投稿し,(1)は掲載された。実践リーダーコース修了の一名については,自己の成長を書きためた授業記録の分析によって検証した。M1を含め定期的にリフレクションやゼミナールを実施し,各院生がもつ「人権教育」「キャリア教育」等のテーマについて指導を行った。また,学校支援フィールドワークに関する各学校の実践について分析を行い,プレゼンした。
その他の教育活動
 学校支援フィールドワーク(教育実習)では,2校に支援チームとして入り,校内研修支援を行った。特に,「言語活動の充実」に関して,「対話の深化に関する4段階」を創案し,授業分析の指標として活用した。これらは,学生による授業,プレゼンテーション等を各学校で行い,各学校へのフィードバックとした。また,学校支援フィールドワークに関する成果発表会を専攻として実施し,地域に公開した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育現場での即戦力となる実践力をつけるため,体験型,実習型の授業等を数多く実施してきた。さらに,大学院にふさわしい理論的な視野を獲得させるため,修士論文等は修了要件として求めていないが,学生の同意の上で臨床分野での研究にも力を入れてきた。現職院生とストレートとの実践力の差は歴然としており,今後,ストレートの実践力をいかに保障するかを大きな課題として意識している。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成22年1月:『「見通し・振り返り」学習活動と学習計画表』(共著) 教育開発研究所
発】(1)平成21年8月:『「対話」授業における核心』(単) 日本学校教育学会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市立南本町小学校校内研修会指導助言者, (2)東京都杉並区教育委員会第三者学校診断委員, (3)8月:富山県高岡市立福岡小学校校内研修会講師, (4)8月:富山県射水市中堅教員研修会講師, (5)2月:富山県氷見市立明和小学校校内研修会講師
 

  
武 嶋 俊 行(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 「実践的学校経営特論」=学校経営全般について13の実践的テーマを設定し,毎回ゼミ形式による授業で学校運営リーダーコースの現職院生の発表と研究協議を中心に展開した。授業者としては最後に総括的なまとめと講評を行い,現職院生のこれまでの教職経験と実践を理論的に整理した。
 「臨床共通科目」=オムニバス授業の中で「学級経営と学校経営」,「学校と社会」の2領域で理論的な講義中心の授業を行った後,探究課題毎のグループ別討議(計3班)とプレゼンテーション準備の指導助言を行った。
「学校支援プロジェクト」=後期,連携協力校である上越市立直江津東中学校の学校課題「小中連携による学力向上」の解決に向けた支援活動に参画した現職院生を指導した。毎週木曜日午後,院生の支援活動を省察するリフレクションを計15回行い,理論と実践の融合に努めた。
【観点2】教育の達成状況
 いずれの科目においても所期の成果を期待通りにあげることができた。現職院生の実践活動の整理を理論的に行うことに努め,院生のこれまでの教職経験の整理と今後の教育活動の発展に繋がる授業を心がけた。現職院生をはじめとする受講者からの授業評価においても高い評価を得た。
研究指導
【観点2】大学院
 専門職学位課程においては,学校運営リーダーコース所属の2名の現職院生の指導をアドバイザーとして行った。特に上越市教委のハートアイシステムを活用した学校評価,小学校外国語活動に係わるモデル授業と校内研修指導,算数・数学を中心とした小中連携の学力向上等について事例研究・理論研究の面で指導助言を行った。事例研究では,小学校外国語活動に先進的に取り組んでいる横浜市立小学校の授業参観や担当小学校教員等のヒアリングを院生同行で行い,成果をあげた。学校評価については,上越市教委の学校評価システム研究推進部会に院生とともに毎回参加し,『上越市学校評価システムガイド』第2集の原稿作成について指導した。また,学校支援プロジェクトについては,連携協力校内の職員研修会や直江津東中学校区「すこやかネットワーク」推進部会で成果を発表する際にも指導助言を行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年8月:『スーパー教職大学院  発進!』(共著) 教育開発研究所
論】(1)平成22年3月:『学校組織の活性化と教職員の育成 ― 経営の原点に戻って ―』(単著) 全日本中学校長会編『中学校』679号, pp.8-11
(2)平成22年3月:『教職についての省察』(単著) ゆめはま学校経営研究会『平成21年度 研究紀要』第24号, pp.49-74
(3)平成22年3月:『フィンランドの教育事情』(単著) ゆめはま学校経営研究会『平成21年度 研究紀要』第24号, pp.36-48
他】(1)平成21年10月:『記事「酒量・借金…横浜市教委が全教員の生活実態調査へ」コメント/横浜市教育委員会実施予定の教職員生活実態調査に対するコメント』 読売新聞(全国版)
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)学校評価システム研究(『上越市学校評価システムガイド第2集』編集発行) 代表者:市川久男(上越市立高田西小学校校長) 上越市学校評価システム研究推進部会
(2)文部科学省大学改革推進事業「教職大学院の実習等のFDシステム共同開発 〜大学と教育委員会・学校の『互恵モデル』の構築〜」 代表者:加治佐哲也(兵庫教育大学) 三大学(兵庫・上越・鳴門教育大学)教職大学院FD協議会
学会活動への参加状況
(1)平成21年7月6日,7日:日本教育経営学会第49回研究大会(千葉大学)出席, (2)平成21年9月12日,13日:日本教育社会学会第61回研究大会(早稲田大学)出席, (3)平成21年10月17日,18日:日本教育大学協会研究集会兵庫大会(主管:兵庫教育大学)出席
◎特色・強調点等
 日本教育経営学会と日本教育社会学会の自由研究発表からはプロフェッショナル科目「実践的学校経営特論」で活用できる有益な発表に触れることができた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越教育大学教職大学院新潟サテライト講座講師(平成21年6月13日)
(2)教員免許状更新講習講師(於長岡技術科学大学)(平成21年8月6日)
◎社会への寄与等
(1)本学新潟サテライトにおける本学教職大学院新潟サテライト講座で講師を務め,学校の危機管理について1時間,講習指導を行った。
(2)教員免許状更新講習の必修領域において講師を務め,「教育の最新情報」について3時間,講習指導を行った。
 

  
西 川   純(教 授)
 
<教育活動>
研究指導
【観点1】学部
 協働を生かしたゼミ運営を行っている。
【観点2】大学院
 全員が学会発表を行い,ほぼ全員の研究成果は学会誌に採用されている。
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており,高く評価されている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年6月:『明日の教室3』(共著) ぎょうせい
(2)平成21年8月:『スーパー教職大学院発信!』(共著) (株)教育開発研究所
論】(1)平成21年5月:『中学校社会科における「学び合い」に関する臨床研究』(共著) 臨床教科教育学会誌, 臨床教科教育学会, 9(1), pp.27-34
(2)平成21年5月:『「学び合い」をリードする学習者に関する研究』(共著) 臨床教科教育学会誌,臨床教科教育学会, 9(1), pp.35-60
(3)平成21年5月:『「学び合い」ライブ出前授業の学習者に対する教育効果』(共著) 臨床教科教育学会誌,臨床教科教育学会, 9(1), pp.67-75
(4)平成21年5月:『「学び合い」授業における教師の変容に関する研究』(共著) 臨床教科教育学会誌,臨床教科教育学会, 9(1), pp.85-96
(5)平成21年11月:『小学校社会科における”言葉の問題”に関する研究』(共著) 臨床教科教育学会誌,臨床教科教育学会, 9(2), pp.9-18
(6)平成21年11月:『道徳における「学び合い」に関する実践的研究』(共著) 臨床教科教育学会誌,臨床教科教育学会, 9(2), pp.55-65
(7)平成22年3月:『自作教科書作りの活動からみた「生徒の考えるわかりやすさの要件」についての実践的研究』(共著) 理科教育学研究, 50(3), pp.77-90
発】(1)平成21年9月:『「学び合い」における子供の意識に対する研究』(共) 日本科学教育学会
(2)平成21年9月:『「学び合い」による中学校理科授業における自己評価』(共) 日本科学教育学会
(3)平成22年1月:『学習者の交流活動を中心とした生徒指導に関する研究』(共) 臨床教科教育学会
(4)平成22年1月:『「学び合い」で孤立する子供によりそう教師の行動変容に関する研究』(共) 臨床教科教育学会
(5)平成22年1月:『学校支援プロジェクトからの学び』(共) 臨床教科教育学会
(6)平成22年1月:『子どもの学び合いを促す教師の語りに関する研究』(共) 臨床教科教育学会
(7)平成22年1月:『NIE中学校社会科授業の教育効果に関する研究』(共) 臨床教科教育学会
(8)平成22年1月:『交流および共同学習におけるA児と交流学級の児童とのコミュニケーションの変容』(共) 臨床教科教育学会
(9)平成22年1月:『 理解し説明できるまでの過程についての研究』(共) 臨床教科教育学会
(10)平成22年1月:『授業中における教員間の関わり合いに関する研究』(共) 臨床教科教育学会
他】(1)平成21年4月:『大阪における学び合い実践』 博報堂発行「広告」
(2)平成21年6月:『佐賀県における行政による学び合い支援』 スクールリーダー雑誌「悠」
(3)平成21年7月:大阪での学び合いによる塾がテレビで紹介された
(4)平成21年7月:別府南小学校での学び合いの実践が九州地方でTV放送された
(5)平成21年9月:『東京で開かれた学び合いの会の紹介』 教育新聞
(6)平成21年11月:『里公小学校における学び合い実践』 上越タイムズ
(7)平成21年11月:『中川小学校における学び合い実践』 沖縄タイムス
(8)平成21年11月:『佐賀県での学び合い実践』 西日本新聞
(9)平成21年11月:『佐賀県松梅小学校での学び合い実践』 佐賀新聞
(10)平成22年1月:『佐賀県東与賀小学校の学び合い実践』 佐賀新聞
(11)平成22年2月:『沖縄での小中連携学び合いの実践』 沖縄タイムス
(12)平成22年3月:学び合い実践を紹介した/新しい教育(日本標準)
学会活動への参加状況
(1)平成21年:日本理科教育学会・学会誌編集委員長, (2)平成21年:臨床教科教育学会・理事, (3)平成21年度:日本理科教育学会理事会, (4)平成21年度:臨床教科教育学会大会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)柿崎中学校研修会講師, (2)沖縄・中川小学校講演会, (3)沖縄・兼次小学校研修会, (4)沖縄・今帰仁村講演会, (5)学び合い(長野の会)講演, (6)学び合い(埼玉の会)講演, (7)学び合い(神奈川の会), (8)自由学園講演, (9)新潟フォーラム講演, (10)福岡市人権教育研究会講演, (11)学び合い(高知の会)講演, (12)学び合い(東京の会), (13)滋賀県・新旭小学校講演, (14)群馬・塚沢小学校講演, (15)学び合い(富山の会)講演, (16)学び合い(宮城の会)講演, (17)金沢大学附属小学校講演, (18)別府南小学校講演, (19)佐賀・梅松小学校講演, (20)佐賀・東与賀中学校講演, (21)佐賀・東与賀小学校講演, (22)学び合い(福岡の会)講演, (23)学び合い(大阪の会)講演, (24)福島・赤木小学校講演, (25)学び合い(上越の会), (26)兵庫・西宮浜小学校講演, (27)学び合い(群馬の会), (28)東北青年塾講演, (29)堺市言葉の会講演, (30)オール関西教育フェスタ講師, (31)学び合い(中国の会)講演, (32)高田高校講演
 

  
林   泰 成(教 授)【教育実践リーダーコース/学校運営リーダーコース及び学校臨床研究コース】
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 演習の授業では,グループワークや模擬体験を導入してワークショップ形式で行い,学生院生の興味を惹くように工夫した。講義の授業では,小中学校の授業の様子をビデオで見せるなどして,教育現場の実際の様子がわかるような工夫をした。また,多くの授業で,毎回,授業の最後に感想を書いてもらい,その内容に関して次の時間に学生にフィードバックする工夫をした。
【観点2】教育の達成状況
 学部生に対しては,道徳教育の理論から実践までひととおり教示できた。学生もおおむね理解したと思われる。大学院に関しては,道徳性の発達に関して集中的に教示した。院生もおおむね理解したものと思われる。
研究指導
【観点1】学部
 3名の卒論の指導を行った。2名は,すばらしい卒論を書き上げ卒業した。1名については書き上げることができなかった。不登校傾向の学生なので,指導に工夫が必要であったと反省している。
【観点2】大学院
 修士課程の5名の修論を指導した。それぞれがすばらしい修論を書き上げた。専門職学位課程の院生については,授業のみを担当したが,道徳に興味関心のある学生が修士課程のゼミにも参加していたので,必要に応じて指導した。
その他の教育活動
(1)国立大学法人富山大学で,非常勤講師として「道徳教育論」を2クラス開講した。
(2)放送大学において客員教授として「道徳教育論」を担当した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 より実践的な効果が出るように,講義では,できるだけ学校現場の話を織り込むようにしている。また,実際の授業の様子を理解させるためにビデオ視聴を取り入れている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成22年1月:『人間としての在り方生き方をどう教えるか』(共著) 教育出版
他】(1)平成21年12月:SMAP×SMAP(フジテレビ)の特番「道徳×SMAP」に出演。 
学会活動への参加状況
(1)5月22日〜25日 アジア太平洋道徳教育ネットワーク出席(ソウル大学), (2)6月13日,14日 日本道徳教育方法学会出席, (3)6月28日 日本道徳教育学会出席, (4)7月1日,2日 道徳性発達実践学会出席, (5)10月17日,18日 教育哲学会出席
◎特色・強調点等
 学校現場と連携して実践的な研究を行っている。国内の学会だけでなく,アジア太平洋道徳教育ネットワークに参加し,文化的背景が類似しているアジア圏の道徳教育研究者と交流しつつ研究を進めている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)新潟県同和教育推進協議会副委員長, (2)新潟県「豊かな体験活動」「道徳教育実践研究」推進協議会委員, (3)千葉県流山市教育委員会「心の教育推進研修会」講師, (4)糸魚川市立糸魚川東中学校研修会講師, (5)富山県立高岡南高校ディベート指導講師, (6)県中研究大会道徳研究発表会講師(上越市立潮陵中学校), (7)石川県立金沢西高等学校人権教育講話講師, (8)独立行政法人教員研修センター道徳教育指導者養成研修(ブロック別指導者研修)講師, (9)岩手県立総合教育センター授業力向上研修講師, (10)茨城県教育研修センター高校道徳研修会講師, (11)柏崎市立比角小学校研修会講師, (12)新潟市教育相談センター教育相談研究会講師, (13)福井県坂井市道徳教育研修会講師, (14)長岡市立栃尾南小学校校内研修会講師, (15)東京学芸大学「総合的道徳教育プログラム」全学フォーラム発表者
◎社会への寄与等
 県の委員会の委員として積極的に政策決定にかかわった。また市内,県内の学校で各種研修会を開催し,地域貢献に努めた。
 

  
廣 瀬 裕 一(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 臨床共通科目とプロフェッショナル科目において,学校現場で直面しやすい設例課題を投げかけ,その対応策等について学生一人一人が法的根拠を踏まえて考えた上で,少人数グループでベストアンサーを検討・発表するプロセスを採り入れた演習形式の授業を行った。また,学校支援プロジェクト関連科目においては,学校現場での実習(フィールドワーク)内容をチームで省察(リフレクション)し,次回以降の実習の改善に生かすとともに,定期的にその成果を発表(プレゼンテーション)する形式の授業を継続している。
【観点2】教育の達成状況
 学生には,法的観点と教育的観点を踏まえて多角的に学校現場の課題に対応する即応力が備わった。また,実習を行った連携協力校からも,大きな教育支援を受けたことに対する高い評価を受け,次年度も継続して実習に来てほしい旨の強い要望を受けている。学生による授業評価は5段階評価による15の質問項目からなるが,単独で担当した授業の評価結果は平均4.7であり,総じて良好な結果であった。
研究指導
【観点2】大学院
 学校運営に係って,学生自身の探求したい課題と,連携協力校の学校課題等を摺り合わせながら,両者にとって大きな学びとメリットがある学校支援のあり方を継続的に追究し,協働作業を通じて実習の中で具体的に実践するように指導した。また,学校の現状・実態を多角的に分析した上で,法的観点と教育的観点を踏まえた学校運営改善のための提案書作成を指導した。
その他の教育活動
 教職講座は,2月22日に「人物評価の最前線」講義を担当した。
 教育実習に関しては,上越市立中郷小学校・中郷中学校での3名の学生の学校支援プロジェクトを指導した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 学校運営に関しては,教育法学・教育行政学等の研究成果と,小学校・中学校・高等学校の実務経験,校長や教育委員会職員としての実務経験などを総合して,学校現場の課題に理論的・実践的に対応した教育活動を行っている。また,宗教教育に関しては,法学・宗教学・哲学・教育学等の学際的研究に基づく理論をベースに,学校現場において宗教と関わる困難な課題を解決する教育活動を行っている。主に,学校運営リーダーコースの学生を指導したが,コース名称が管理職志向と受け止められがちであることから,そのような誤解を招かない工夫が今後の検討課題である。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年8月:『スーパー教職大学院発進!』(共著) (株)教育開発研究所
(2)平成22年2月:『2011年度版 必携学校小六法』(共著) 協同出版
業】(1)平成21年5月:『板書技術を身につけよう−実践例から学ぶ書き方のコツ−中学校社会』(単著) 教職課程, 35巻7号, pp.38-39
(2)平成21年12月:『謙虚な教師の後ろ姿』(単著) 学校マネジメント, 637号, p.60
発】(1)平成21年6月:『教育基本法上の「宗教」の意味』(単) 宗教法学会
学会活動への参加状況
(1)6月6日:第58回宗教法学会出席・研究報告, (2)7月4日:上越教育経営研究会出席, (3)7月11日:富山いのちの教育研究会出席, (4)8月1日〜2日:日本学校教育学会第24回大会出席, (5)9月11日〜13日:日本宗教学会第68回学術大会出席, (6)10月17日:日本教育行政学会第44回大会出席, (7)11月7日:第59回宗教法学会出席
◎特色・強調点等
 公教育における宗教の取扱いに関する理論研究をベースに,学校現場における具体的実践の在り方を考察し続けている。概して法学者は宗教に無理解であり,宗教学者は法律に弱いことから,この二つの学問領域を統合する研究はきわめて立ち後れているのが現状である。このような中で,法学,宗教学に教育学,哲学等を加えた学際的研究によって新たな理論構築を進めるとともに,豊かな実務経験を生かして,この理論を学校現場での実践に適用する手法は,大きな意義を持つものと考えている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)黒部市教育振興協議会アドバイザー, (2)8月:教員免許状更新講習講師, (3)全国教職大学院年鑑編集事務局長, (4)7月:富山・いのちの教育研究会講演
◎社会への寄与等
 教職大学院に係る啓蒙活動として,教育開発情報センターから発行する全国教職大学院年鑑の編集事務局長を務め,また,新潟サテライト講座の講義などを担当した。宗教と教育に関して,富山・いのちの教育研究会での講演など啓蒙活動に携わった。学校支援プロジェクトにより,地域の小・中学校に長期間入って学校運営改善の視点から支援活動を行った。黒部市教育振興協議会アドバイザーとして,第三者的評価で教育行政を支援した。
 

  
松 本   修(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学校支援プロジェクト関連科目では,各支援チームの活動を共有するため,リフレクションに合同リフレクションを設定し,指導学生全体の活動内容を相互に確認させた。また,プレゼンテーションにおいては,フィールドワークの活動報告にとどまることなく,そこからさらに検討し,分析した成果を発信することを意識させ,実践・活動からのメタレベルへの飛躍を行わせ,セミナーや学会で発表させた。
【観点2】教育の達成状況
 所属学生は様々な学会で発表し,論文として結実した。
 また,教科書関連の雑誌等においてその成果が発表され,全国的にも注目された。
 教職大学院間の交流においても積極的に発表を行い,その活動はユニークかつ充実したものとして注目されている。
研究指導
【観点1】学部
対象学生なし
【観点2】大学院
 修士の学生については,読みの交流にかかわる研究を指導し,修士論文2本としてまとまった。いずれも学会で発表し,高い評価を得た。
 専門職の学生については,国語教育,特別支援にかかわる研究を指導し,3名が学会発表を行い,高い評価を得た。
 1名が博士課程に進学した。
その他の教育活動
・新潟サテライトにおける教職大学院の講座で講義を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
 教職大学院における学校支援プロジェクトのまとめ役(専門部会長)としてその活動全体のデザインを行い,一通りの活動の形をつくりあげた。この活動は全国の教職大学院から注目されている。
 今後は,リフレクションとプレゼンテーションの質の向上を図っていきたい。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年4月:『小学校国語科の指導』(共著) 建帛社
(2)平成21年5月:『国語科教育実践・研究必携』(共著) 学芸図書
(3)平成21年8月:『スーパー教職大学院 発進!』(共著) 教育開発研究所
(4)平成22年3月:『国語科教育学はどうあるべきか』(共著) 明治図書
論】(1)平成21年5月:『思考の三階層に基づく対話の授業デザイン』(共著) 『臨床教科教育学会誌』第9巻第1号 2009.5  pp.9-15
(2)平成21年8月:『国語科教育における読書指導に関する研究―アニマシオンを用いた読書教育の可能性―』(共著) 『臨床教科教育学会誌』第9巻第1号 2009.5 pp.17-26
(3)平成21年11月:『読みの交流における人間関係』(共著) 『臨床教科教育学会誌』第9巻第2号 2009.11  pp.67-74
(4)平成21年12月:『「お手紙」の読み』(単著) 『Groupe Bricolage紀要』No.27 2009.12 pp.13-20
業】(1)平成21年4月:『新学習指導要領・小学校国語科の解説』(単著) 『TEADA』No.5 学校図書 2009.4 pp.8-10
(2)平成21年8月:『話し合いの中で育つ人間関係』(単著) 明治図書 2009.8 pp.6-7
(3)平成21年8月:『国語科で育成する言語力』(単著) 『RISEいんぐ』第1号 学校教育研究所 2009.summer p.10
(4)平成21年11月:『コミュニケーションを可能にする中核的な問い』(単著) 月刊国語教育』355 東京法令出版 2009.11 pp.22-25
(5)平成22年1月:『言語活動を充実させるための読書活動』(単著) 『兵庫教育』No707 兵庫県教育委員会 2010.1 pp.30-35
発】(1)平成21年9月:『読みの交流を促す「問い」の条件』(単) 全国大学国語教育学会
(2)平成22年1月:『「お手紙」の読み』(単) 臨床教科教育学会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)教科書研究センター研究員, (2)繭の会 アドバイザー, (3)教員養成評価機構 評価委員, (4)5月〜1月:石川県 押水中学校 研究会講師, (5)6月:上越市教育センター研修講師, (6)8月:十日町国語教育研究会講師, (7)8月:免許更新講習, (8)12月:大阪教育大学シンポジウム講演, (9)教育フォーラムin上越実行委員会副委員長, (10)2月:邑知中学校研修会講師, (11)8月:富山県小学校教育研究会講師, (12)8月:高岡市立福岡小学校研修会講師
◎社会への寄与等
 狭い意味での研究領域は文学の読みの交流であるが,新学習指導要領によって言語活動に交流が入ったこともあり,PISA的な考え方を背景とした言語活動のあり方全般における話し合い学習やコミュニケーションについてコメントする機会が増えている。学校現場,研修会,教科書関連のセミナーなど,幅広い活動を行っている。
 

 
結 城   忠(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・学生にできるだけ発言を求め,学生参加型の授業を展開した。
【観点2】教育の達成状況
・基礎学力・知識に欠ける学生も見られたが,平易な説明によって理解力はかなりついたと推測する。
研究指導
【観点2】大学院
・現職の大学院生には実践に資する理論を求めているものが多く,学校現場に引きつけて,教育法制の基本的な事柄を理論的に指導した。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年5月:「教育の自治・分権と学校法制」(単著), 東信堂,373pp.
論】(1)平成21年4月:「ドイツにおける学力保証政策とデータ保護の学校法制」(単) 『教職研修』2009年4月号, pp.138-141.
(2)平成21年5月:「学校事故をめぐる責任法制(1)」(単) 『教職研修』2009年5月号, pp.134-138.
(3)平成21年6月:「学校事故をめぐる責任法制(2)」(単) 『教職研修』2009年6月号, pp.120-123.
(4)平成21年7月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(1)」(単) 『教職研修』2009年7月号, pp.130-133.
(5)平成21年8月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(2)」(単) 『教職研修』2009年8月号, pp.120-124.
(6)平成21年9月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(3)」(単) 『教職研修』2009年9月号, pp.116-119.
(7)平成21年10月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(4)」(単) 『教職研修』2009年10月号, pp.116-119.
(8)平成21年11月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(5)」(単) 『教職研修』2009年11月号, pp.126-130.
(9)平成21年11月:「文部省全国中学校学力テスト事件に関する最高裁判決」(単) 『週刊教育資料』No.1097, pp.17-19.
(10)平成21年12月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(6)」(単) 『教職研修』2009年12月号, pp.120-124.
(11)平成22年1月:「体罰禁止法制と事実上の懲戒(7)」(単) 『教職研修』2010年1月号, pp.127-131.
(12)平成22年1月:「高校無償化の憲法・学校法学的評価(1)」(単) 『教職研修』2010年2月号, pp.122-125.
(13)平成22年2月:「広島県教組教研事件に関する最高裁判決」(単) 『週刊教育資料』No.1105, pp.7-19.
(14)平成22年3月:「高校無償化の憲法・学校法学的評価(2)」(単) 『教職研修』2010年3月号, pp.120-123.
 
<社会との連携>
社会的活動状況
 私学経営者団体や私学教員組合主催の講演会で6度講演をした。
◎社会への寄与等
 毎日新聞,読売新聞,新潟日報の取材に応じ,教育の時事問題について解説した。
 

 
赤 坂 真 二(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 授業では,講義形式だけでなくワークショップなども適宜取り入れ,受講者の集中力を高めるとともに理解が進むように配慮した。また,ワークショップなどによる受講者同士の交流を進めることで授業におけるモラールを高めるようにしてきた。
 毎回,受講者に授業感想をリフレクションペーパーに書いてもらい,理解の度合いを把握するようにした。課題が見つかった場合は,次週の授業でフォローアップした。成績評価では,レポートだけでなく,毎回の授業感想や授業態度などを勘案して総合的に判断した。
【観点2】教育の達成状況
 リフレクションペーパーやレポートから,期待した以上の理解が得られていることが判断できる。また,ストレートマスターと現職が交流することで,互いに授業内容を深めている。授業におけるグループワークやディスカッションは,モラールを高めるだけでなく,内容の理解にも貢献している。
 また,内容面だけの理解だけでなく授業を通して,教職そのものに対する意欲が高まっていく様子がレポートなどから読み取れた。
研究指導
【観点2】大学院
 学校支援フィールドワークに入る前に,個人ゼミや全体ゼミを通してそれぞれの院生の問題意識の所在を明らかにし,研究方法などを指導した。また,学校支援フィールドワークでは,それぞれの悩みや問題に対して,個別に相談にのったり全体リフレクションでの助言を通して指導をした。また,学校支援プレゼンテーションにおいては,個別指導と全体指導を繰り返し,それぞれの研究が完成するように支援してきた。
その他の教育活動
(1)島根大学教員養成対策セミナー講師(5月,8月,2月合計3日間)
(2)名古屋女子大学 学級経営講座(11月1日)
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年6月:『自立論 子どものやる気を引き出す親になる』(単著) 新潟日報事業社
(2)平成22年1月:『先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり』(単著) ほんの森出版
(3)平成22年2月:『担任がしなければならない学級づくりの仕事12か月<小学校高学年>』(共著)  明治図書出版
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)認め合う雰囲気の中で確かな言葉による表現ができる子 代表者:丸山敦子校長(加茂市立須田小学校) 平成21年度加茂市教育委員会研究指定
学会活動への参加状況
(1)9月21日:日本教育心理学会第51回総会 自主シンポジウムシンポジスト
◎特色・強調点等
 自分は小学校現場で19年間教諭として勤務してきたので,学校現場へ直接的に貢献したいという思いが強い。従って,現場職員への研究成果を還元することを中心に活動している。学術論文は,現場職員が見ることはまれにあっても多くはない。多くの教員が情報を得る手段は,セミナーや一般の書籍からである。そこで,自分は研究成果の還元の場を,学会や学術論文に置くのではなく,一般書のフィールドにおいている。また,研究としてはあまり評価されないが,親への啓発にも強い関心を持っている。なぜならば,授業実践を支えるのは教師の働きかけとともに児童生徒の実態だからである。児童生徒は家庭教育の影響を強く受ける。家庭に向けて情報発信も視野に入れている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成21年度教職12年経験者研修(小・中・特)教科別研修T講師, (2)新潟県柏崎市立南中学校校内研修会講師, (3)酒田市教育相談室「第1回教育相談研修講座」講師, (4)松川町立松川中学校校内研修会講師, (5)新潟県学校栄養士協議会第1回研修会講師, (6)長岡市学校教育研究会特別活動教育研究会研修会講師, (7)平成21年度教職員研究会「いのちを守り育てる集い」講師, (8)南魚沼市立中之島小学校校内研修会講師, (9)五泉市小中学校食育研修会講師, (10)上越市学校給食調理員研修会講師, (11)上越市立教育センター夏期カウンセリング研修会講師, (12)私立学校初任者研修小学校(西日本地区)研修会講師, (13)米沢市教育委員会授業改善実践セミナー, (14)新潟市立内野中学校校内研修会, (15)柏崎市立比角小学校校内研修会講師, (16)新潟市立白根第一中学校校内研修会講師, (17)出前講座講師, (18)佐渡市立真野小学校校内研修会講師, (19)南魚沼市立六日町小学校校内研修会講師, (20)上越市立安塚小学校校内研修会講師, (21)新潟市公立保育園園長研修会講師, (22)下越地区指導主事等連絡協議会委員, (23)五泉市立保育園保育士会講演会講師
◎社会への寄与等
 ここに表記したものは,公的機関の主宰する主な研究会・研修会を示した。小中教師が実施する学習会,講演会の講師や小学校への飛び込み授業,そして保護者,一般市民向けの講座を合わせると全国で年間100以上の講座をした。それは,元現場教師として教師,保護者,児童生徒への直接的貢献を大事にしたいと思っているからである。しかし,休講など本務をおろそかにしたことはない。また,私が外へ出ることで,本学の知名度が上がると思っている。
 

 
岩 ア   浩(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 算数・数学の教材開発と授業構想の授業では,研究成果の一部を教材として利用することを継続して試みている。特に,その基となるデータである授業のビデオ記録を適宜活用することにより,現場の実践との関係を深める工夫を行っている。今年度は,教育実習前ということに配慮し,算数の面白さを自ら体験できるような教材分析を行った後で,その教材を扱ったベテラン教師の授業ビデオを視聴させた。特に教育実習で経験するであろう教師の重要な意思決定場面でビデオを停止し,この後の展開を学生たちに予測させるとともにその理由について議論させることを試みた。また,その成果を,学生たちに模擬授業という形で実践する工夫を行った。
【観点2】教育の達成状況
今年度は,卒業生・修了生はいなかった。
研究指導
【観点1】学部
今年度は研究指導を担当した学生はいなかった。
【観点2】大学院
 本学教職大学院のコンセプトである「即応力」の育成,それを支える「臨床力」「協働力」を意識し,9月から行われた4ヶ月間の「学校支援プロジェクト」において研究指導を行っている。今年度は,妙高市内の小学校と中学校をフィールドとして,同校の支援テーマ「算数・数学の学力向上」の問題解決過程に協働で参画しながら,現場での教育実践の計画,実施,反省と改善のプロセスを大学でのリフレクションをベースに週単位で繰り返し行った。特に研究授業をビデオで記録し,大学でのリフレクションでは,授業のビデオ記録を繰り返しみながらの分析,意見交換を繰り返し行い,リフレクションの視点を「どうすべきか」と問う前に,「どのように理解できるか」に焦点づけ,理論的な視点からどのように解釈可能かを示すことを試みてきた。「経験や感覚に頼ってきた子どもの考えを見取る視点を,理論を背景にした具体的な姿で語る事ができるようになってきました。」という現職院生からの声は,その成果の1つの表れであると受け止めている。特に,学校支援プレゼンテーションとして,研究成果を発表する機会は,まだ,教職大学院での院生指導は緒についたばかりであるが,改善を図っていきたいと考えている。学卒院生のフィールドワークにおいては,実践経験豊かな特任教員と連携し実践的指導力の向上に努めた。結果として,特に授業運営における指導技術面において顕著な効果が見られた。また,自らの研究の視点を広げたり修正したりする契機として,さらに第3者から評価される機会として数学教育関係の学会や研究会への参加及び発表を促進した。平成21年11月7日〜8日に開催された日本数学教育学会 第42回数学教育論文発表会に参加した。平成22年1月9日開催された臨床教科教育学会 第8回臨床教科教育学セミナーでは,現職院生1名が研究発表を行った。
その他の教育活動
(1)平成21年7月:長岡市三島郡算数・数学教育研究会における講演会講師
(2)平成21年8月:「長岡の人材教育」中学校数学アカデミー(長岡市教育委員会)の講師
(3)平成21年8月:鳥取県教育センター専門研修会(中学校数学)講師
(4)平成21年8月:第91回全国算数・数学教育研究(京都)大会 小学校部会における指導助言
(5)平成21年11月:第53回上越算数・数学教育研究会(直江津)大会 における指導助言者
特色ある点及び今後の検討課題等
 授業においては,学部・大学院ともに,研究成果の一部を教材として利用することを継続して試みている点。特に,その基となるデータである授業のビデオ記録を適宜活用することにより,現場の実践との関係を深める工夫を行っている点。専門職学位課程における現職の院生指導においては,特に「学校支援リフレクション」では,学校現場における授業反省会の延長線上でよくなされるような当該実践を「どうすべきか」の問いの前に,その実践場面は「どのように理解できるか」に焦点づけ,理論的な視点からどのように解釈可能かを示すことを試みている点。学卒の院生の指導においては,特任教員との連携を図り,指導技術面を含めて実践的指導力の向上を図っている点。また,学校支援プレゼンテーションにおいては学会での研究発表等を促すこと等によって外部評価を積極的に取り入れている点。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)「個々の教室をフィールドに“授業改善”」上越教育大学教育実践高度化専攻研究会(編)『スーパー教職大学院発進!』(共著), 教育開発研究所, 2009年, 58-71頁
論】(1)教師の多様な相互作用の型と社会的・相互作用的活動としての数学学習:教室における多様な‘まとめ’の型の同定,日本数学教育学会『第42回数学教育論文発表会論文集』2009年, 493-498頁.(Heinz Steinbring正教授との共著)
(2)数学に固有の論証の一形式としての「べき (should be)」:数理哲学的位置づけと教室におけるその発生と展開」『数学の問題解決的授業の質が個の解決過程と学習に及ぼす効果の理論的・実践的研究』平成19年度〜21年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書(研究代表者:岩崎 浩)2010年, 99-116頁.)
(3)「中学校確率の活動的・体験的理解を図る授業の開発研究:教室における確率の意味の発生と展開」(『数学の問題解決的授業の質が個の解決過程と学習に及ぼす効果の理論的・実践的研究』平成19年度〜21年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書(研究代表者:岩崎 浩)2010年, 21-53頁.)
発】(1)教師の多様な相互作用の型と社会的・相互作用的活動としての数学学習:教室における多様な‘まとめ’の型の同定,第42回数学教育論文発表会, 2009年11月, 静岡大学.
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)「数学の問題解決的授業の質が個の解決過程と学習に及ぼす効果の理論的・実践的研究」 研究代表者:岩崎 浩,平成19年度科学研究費補助金(基盤研究(C))
学会活動への参加状況
(1)日本数学教育学会出版部幹事, (2)平成21年6月27日〜28日:全国数学教育学会 第30回研究発表会(広島大学)出席, (3)平成21年9月:全国数学教育学会誌『数学教育学研究』第16巻第1号の論文査読, (4)平成21年11月7日〜8日:第42回数学教育論文発表会(静岡大学)出席, (5)平成22年1月23日〜24日:全国数学教育学会 第31回研究発表会(大分大学)出席, (6)平成22年3月:全国数学教育学会誌『数学教育学研究』第16巻第2号の論文査読
◎特色・強調点等
 昨年度(平成20年5月〜6月)来日したHeinz Steinbring 正教授と共同で附属中学校1学年を対象に数学教育学研究に基づく授業研究を計画・実施した(全10時間の授業を実施)が,本年度は,その研究成果の一部を同教授との共著論文として発表することができた。それは日本の授業研究の重要な教授概念の1つである「まとめ」の型を詳細な授業記録から同定し,それらが数学学習に及ぼしうる影響,特に文化的・社会的制約の数学学習への影響に関する研究結果をまとめたものであるが,日本の伝統的な授業の見方を根本的に問い直すベースとなりうる研究成果である。この研究結果は,日本とドイツとの文化の相違によって明らかになってきたものであり,その意味で,日本の具体的な授業研究を約一ヶ月にわたって協働で実現し,その授業場面の詳細な筆記録を基に,個々の授業場面についてSteinbring正教授と議論しながら協働で分析することによって実現しえたものである。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)新算数教育研究会(東洋館) 地区理事, (2)平成21年11月:『教育実践研究』第20集(上越教育大学学校教育総合研究センター)における[算数・数学]部門の査読及び審査
 

  
木 村 吉 彦(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 大人数の授業でも,毎回受講生の疑問・感想をミニレポートに書かせ,翌週には全員にコメントを付けて返却した。それによって,日常的なFDを実施することができた。成績評価は,出席・ミニレポート・授業参観レポート・最終レポートという全ての受講生情報から総合的に評価を行った。
【観点2】教育の達成状況
 AとSの割合が,これまでで最も高くなった。このことから,こちらの伝えたかったことがほとんどの受講生に上手く伝わっていたと考えられる。
研究指導
【観点1】学部
 幼児教育専修学生を1名担当した。幼児教育と小学校教育の連携を意識した,生活科の指導に関する論文であった。本人の努力もあり,数少ない新潟県教員の現役採用者の一人となった。
【観点2】大学院
 幼児教育専攻の免P生及び専門職学位課程(現職者)を各1名ずつ担当した。免P生については,保護者へのアンケート調査に基づく修士論文であったが,統計処理の学習が不足しており,研究的には決してレベルの高い内容ではなかった。一方,専門職学位課程の現職者については,学校支援プロジェクトに対する本人のかかわり方が上手く,一緒に支援に入った学卒者への指導も含め,大きな成果を上げることができた。
その他の教育活動
 教職講座「生活」を担当した。受講生は15人ほどであった。教育実習については,教職大学院の学校支援プロジェクトが教育実習科目である。生活科・総合的な学習を中心として,小規模校であったこともあり,学校業務全般について院生達が深く関わってくれた。「初めに学校課題あり」の精神が木村ゼミのモットーであり,その精神がうまく反映できた学校支援であった。また,「教育フォーラム in 上越」において諏訪小チームが発表を行ったが,その発表内容に対して多くの賞賛をいただくことができた。
特色ある点及び今後の検討課題等
 特色としては,「受講生」中心の発想に基づく授業展開及び「子ども中心」の発想による教育実習(学校支援)である。ここには,教師中心・教科中心の発想ではなく,子どもの主体的な問題解決を重視する生活科や総合的な学習の精神が生きている。このような子ども観・教育観(教育哲学)を大切にして,これからも学生・院生のための教育活動及び学校支援に専心したい。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年12月:『こうすればうまくいく!幼稚園・保育所と小学校の連携ポイント』(共著) ぎょうせい
論】(1)平成21年9月:『気付きの質を高める−生活科教育の新地平を拓く−』(単著) 広島大学附属小学校学校教育研究会 「学校教育」 2009年10月号(12〜17頁)
(2)平成21年4月:『新しい生活科の姿 第1回 改訂の全体像』(単著) 「学校図書」教育情報誌「TEADA」 No.5 (17〜19頁)
(3)平成21年10月:『新しい生活科の姿 第2回 気付きの質を高める』(単著) 「学校図書」教育情報誌「TEADA」 No.6 (17〜19頁)
(4)平成22年2月:『児童に科学的な見方・考え方の基礎を培う生活科学習の創造−低学年児童にふさわしい自然認識と理科学習への連続−』(単著) (1〜8頁)
業】(1)平成21年6月:『北原実践から学ぶ総合的な学習の本来的な在り方』(単著) 「生活科・総合の実践ブックレット」 第3号 (84〜85頁)
(2)平成21年:文部科学省検定済み教科書「みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 上」「みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 下」(学校図書)編集者(計20名)
発】(1)平成21年6月:『新学習指導要領Q&A』(共) 日本生活科・総合的学習教育学会
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)児童に科学的な見方・考え方の基礎を培う生活科学習の創造−低学年児童にふさわしい自然認識と理科教育への連続− 代表者:木村吉彦(上越教育大学学校教育学系(教職大学院)) 上越教育大学学内研究プロジェクトセミナーチーム
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)幼小連携における持続可能性教育の実践的取り組みの研究−科学性を育む里庭体験の検討− 代表者:大澤力(東京家政大学) 科学研究費
◎特色・強調点等
 上巻では1年生を意識し,絵や写真をふんだんに用い,活動意欲や学習意欲をかき立てる内容になっている。一方,下巻では,「学び方ずかん」に代表されるように,学習技能や安全対策などに多くの頁を用いている。(各全115頁)
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)7月:新潟県教育センター 幼稚園教職12年経験者研修講師, (2)4月〜3月:仙台市スタートカリキュラム検討委員会委員, (3)6月:仙台市生活科・総合的学習研究部会研修会講師, (4)6月:山形市社会福祉協議会研修会講師, (5)7月:山形県上山市教育研究会生活・総合部会研修会講師, (6)8月:奈良市教育委員会幼小連携研修会講師, (7)8月:上越市教育委員会生活・総合的学習夏の研修会講師, (8)11月:糸魚川市教育研究会生活・総合部会研修会講師, (9)3月:見附市教育委員会主催合同研修会講師, (10)4月〜3月:上越教育大学附属小学校公開研究会研究協力者, (11)8月:生活科教育研究会全国大会助言者, (12)11月:新潟県小学校教育研究会指定研究<生活>中間発表公開研究会講演講師, (13)2月:鹿児島大学教育学部附属幼稚園公開研究会講演講師, (14)6月:宮城県大和町立吉田小学校校内研修会講師, (15)6月〜12月:上越市立上下浜小学校校内研修会講師, (16)8月〜12月:上越市立諏訪小学校校内研修会講師, (17)7月〜12月:柏崎市立剣野小学校校内研修会, (18)6月〜 12月:富山県射水市立大門小学校校内研修会講師, (19)5月〜11月:私立みどり幼稚園園内研修会, (20)9月:上越市立保倉小学校PTA研修会講師, (21)7月〜11月:新潟県阿賀町立三川小学校校内研修会講師
◎社会への寄与等
 県・市研修会,校園内研修会,全国学会,研究会の講師として社会貢献を果たしている。
 

  
久保田 善 彦(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 実習,演習を積極的に取り入れた。
 複数回の探究的な活動を組織した。
 教育の最新事情を取り入れるように努力した。
【観点2】教育の達成状況
 おおむね達成した。
研究指導
【観点1】学部
 教育実習で感じた実践的な関心を研究テーマとして設定させた。
 以下の,学会発表をさせた。
・福田彬道 久保田善彦(2010.1.9):教師の「叱る行為」に関する研究−現職教員と大学生の比較から−,臨床教科教育学会セミナー発表論文集,pp33-34.
【観点2】大学院
 博士課程・フレックスに応じて指導時間を調整した。学会発表をさせた。
 専門職学位課程・フィールドワークを分析的に考察させた。学会発表をさせた。
 修士課程・免Pの学生に対し,論文指導を行った。学会発表をさせた。
その他の教育活動
 ゼミ生の授業参観のみ
特色ある点及び今後の検討課題等
 指導案作成指導に関する方法を研究している。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年11月:『子どもと向き合う時間の確保と教師の職務の効率化』(共著) 教育開発研究所
論】(1)平成21年4月:『「振り子」の学習理解に関する研究』(共著) 理科の教育, 4月号
(2)平成21年8月:『農業科教員の実習観に関する一考察−総合学科に異動経験のある教員へのインタビューから−』(共著) 日本学校教育学会, Vol.24 pp.157-170
(3)平成21年12月:『同期型CSCLを利用した遠隔学習における他者の認識のモニタリングに関する研究』(共著) 科学教育研究 33(4)
(4)平成21年12月:『同期型CSCLによる自他のアイディアの可視化と創造的態度の変容』(共著) 日本教育工学会論文誌, 33(Suppl.) pp.37-40
(5)平成21年12月:『社会人講師による教授活動を成立させるCSCLの活用』(共著) 日本教育工学会論文誌,33(Suppl.) pp.157-160
(6)平成22年3月:『自作教科書作りの活動からみた「生徒が考えるわかりやすさの要件」についての実践的研究』(共著) 日本理科教育学会理科教育学研究, 50(3) pp.77-90
業】(1)平成22年3月:『みんなと学ぶ小学校理科3年生(教科書)』(共著) 学校図書株式会社
(2)平成22年3月:『みんなと学ぶ小学校理科4年生(教科書)』(共著) 学校図書株式会社
(3)平成22年3月:『みんなと学ぶ小学校理科5年生(教科書)』(共著) 学校図書株式会社
(4)平成22年3月:『みんなと学ぶ小学校理科6年生』(共著) 学校図書株式会社
発】(1)平成21年7月:『多声的思考の支援におけるマンガ表現の効果 −理論と手法の提案−』(共) 日本教育工学会
(2)平成21年7月:『多声的思考の支援におけるマンガ表現の効果 −学習指導案作成過程の事例分析から−』(共) 日本教育工学会
(3)平成21年7月:『多声的思考の支援におけるマンガ表現の効果 −教育実習事前指導における指導案作成への応用−』(共) 日本教育工学会
(4)平成21年8月:『Kneading Boardによる情報の再構成と学びの発展』(共) 日本理科教育学会
(5)平成21年8月:『滋賀県の中生代後期白亜紀カルデラ火山の学習における高校生の理解の変容』(共) 日本理科教育学会
(6)平成21年8月:『実践事例集に見るKneading Board 活用の類型』(共) 日本科学教育学会
(7)平成21年8月:『Kneading Board の実践的運用を目指したサーバ用KNOPPIX の改善』(共) 日本科学教育学会
(8)平成21年9月:『知識構築を志向した創発的分業支援システムにおける情報表現形式の分類』(共) 日本教育工学会
(9)平成21年9月:『実体験と情報共有を基にした情報モラル指導に関する研究』(共) 日本教育工学会
(10)平成21年11月:『理科支援員として活動する学生の意識に関する研究−教育現場への適応に着目して−』 理科教育学会
(11)平成21年11月:『理科教科書におけるキャラクターの機能に関する調査研究』(共) 理科教育学会
(12)平成21年11月:『発熱に関する誤概念の研究:小学校高学年と教師の比較から』(単) 理科教育学会
(13)平成22年1月:『理科支援員として活動する学生の意識に関する研究−教育現場への適応に着目して−』(共) 臨床教科教育学会
(14)平成22年1月:『教師の「叱る行為」に関する研究−現職教員と大学生の比較から−』(共) 臨床教科教育学会
(15)平成22年1月:『中学校1学年「大気圧」への粒子概念の導入』(共) 臨床教科教育学会
(16)平成22年1月:『理科教科書におけるキャラクターの機能に関する調査研究』(共) 臨床教科教育学会
(17)平成22年1月:『学習に伴う発熱に関する誤概念の変容−小学生・中学生・教師の比較から−』(単) 臨床教科教育学会
(18)平成22年1月:『道徳の時間における情報モラル学習教材の開発および評価』(共) 臨床教科教育学会
(19)平成22年1月:『実体験を基にしたネットコミュニケーションに「かかわるモラル指導に関する研究』(共) 臨床教科教育学会
(20)平成22年3月:『自作教科書作りの活動からみた生徒が考える「わかりやすさ」についての実践的研究』(共) 日本理科教育学会
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)義務教育学校における理科教育でのキャリア教育プログラムの開発と実践・評価 代表者:久保田善彦(上越教育大学) 基盤研究(C)
(2)プロジェクト・ベース学習による協調学習の支援と評価に関する実践的研究 代表者:加藤浩(放送大学) 基盤研究(B)
(3)天文学習における空間認識能力の向上を目的とした地球儀型学習教材の開発 代表者:葛岡英明(筑波大学) 挑戦的萌芽研究
(4)遠隔授業の録画コンテンツを利用した現職教員への研修サービスの提供 代表者:久保田善彦(上越教育大学) 学内裁量経費(プロジェクト研究)
学会活動への参加状況
(1)平成21年度:日本理科教育学会「理科教育学研究」編集委員会, (2)平成21年度:科学教育学会年会企画委員常任委員, (3)平成21年度:日本科学教育学会 特集号編集委員会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)長岡市理科主任研修講師, (2)平成21年度理数ステップアップ研修講師, (3)上越市大和小学校校内研修講師, (4)上越教育大学附属小学校研究協力者, (5)土浦第六中学校校内研修講師, (6)糸魚川市中学校理科主任研修講師, (7)上越市授業力向上研修「理科」講師, (8)第18回全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協議会全国大会講師, (9)新潟大学附属中学校 冬の研究発表会講師, (10)石川県羽咋市立邑智中学校講師
◎社会への寄与等
 学会活動では,学会誌の編集活動や全国大会の企画を行った。教育現場に対しては,行政機関の主催する研究会の講師や校内研修の講師などを中心に行った。参観した授業を手がかりとした現場と繋がる指導を心がけた。
 

  
藤 田 武 志(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 学部における教育方法として,学習への動機づけを高めたり,学習内容のより深い理解を促進したりするために,次の5つの工夫をしている。(1)講義の初回に講義の目標や各回の講義内容,評価の方法などを記したシラバスを配布すること,(2)内容をより深く理解するための参考文献を適宜紹介すること,(3)身近な題材や,教育現場において必ずかかわる題材を通して,学問的な概念や理論,方法論を理解させること,(4)図表などの資料,ビデオなどの視聴覚教材を多く用い,具体的な理解をはかること,(5)毎回の講義の終了時に,質問や疑問,自分の意見や感想などを「リアクション・ペーパー」として書かせ,その一部を,次回の講義の初めに紹介してコメントをしたり,講義内容に反映させたりすること,である。
 大学院における教育方法として工夫しているのは,次の3点である。(1)講義への参加意欲を高め,多様な意見の存在に気づくことによって理解を深めるため,ディスカッションを多く取り入れること,(2)ディスカッションの成立に不可欠な共通の知識基盤を参加者に持たせると同時に,講義時間以外における学習を促進させるため,複数の論文を課題として講読させること,(3)毎回の講義の終了時に,質問や疑問,意見や感想などをリアクション・ペーパーに書かせること,である。
【観点2】教育の達成状況
 平成21年度の指導生のうち,学部卒業生は,2人中2名が小学校教諭に正式採用された。また,大学院修士課程の修了生2名のうち2名が私立学校教諭として正式採用され,専門職学位課程の修了生7名のうち6名は現職教員として学校現場に復帰しており,残り1名は正式採用はならなかったが,学校現場で支援員として働いている。
 これらの結果から,教員養成系としての社会的責任を十分に達成していると考えられる。
研究指導
【観点1】学部
 学部3年生と4年生の合同ゼミを実施した。テキストに関するレジュメを全員に提出させることで,ディスカッションと理解を促すように工夫した。また,自分の考えを筋道立てて分かりやすく提示したり,他人の意見に耳を傾ける態度を育成するため,ゼミにおいて卒論に関するプレゼンテーションの機会を複数設けた。その際には,自らの問題関心を自発的に深め,広げていくことができるような指導・助言に努めた。
【観点2】大学院
 修士課程においては,修士2年生それぞれの課題を実践と関わらせながら自ら追究していくことができるよう,方法論や論理構成,先行文献などに関する指導・助言に努め,修士論文の完成に向けて指導した。
 専門職学位課程においては,学校支援プロジェクトの指導を中心に実施した。支援先の学校の課題と大学院生それぞれの課題とをすりあわせながら,実践的にも理論的にも実りのある結果を出せるように配慮して指導した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 学部の授業においては,講義によって知識を獲得するだけではなく,学生がグループで探究し,発表をするという参画型の活動を一部にとりいれることによって,知識,探究方法,コミュニケーション方法の3つの知識・技能を能動的に獲得できるように工夫しているところに特色がある。今後は,それをさらに充実・発展させていきたい。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成21年11月:『友人との関係性が問題行動傾向に及ぼす影響』(共著) 生徒指導学研究, 第8号, 57-67頁
(2)平成22年3月:『大学生の「就活」の現在』(単著) 『若者の教育とキャリア形成に関する調査 2008年第2回調査結果報告書』
(3)平成22年3月:書評 望月由起著『進路形成に対する「在り方生き方指導」の功罪』(単著) 教育学研究 第77巻第1号, 88-90頁
発】(1)平成21年9月:『教育改革を評価する ─05年・19年A市の教員・子ども・保護者調査から(1)─』(共) 日本教育社会学会, 第61回大会
学会活動への参加状況
(1)平成22年1月〜現在:日本教育学会機関誌編集委員会委員, (2)平成21年度:日本学校教育学会理事, (3)8月28日 日本教育学会 第68回大会出席, (4)9月12〜13日 日本教育社会学会第61回大会出席
◎特色・強調点等
 生徒指導に関する論文は,「新しい荒れ」と言われる学校現場の問題状況について,「優しい関係」という視点から実証的に解明したものであり,高い独創性を持つものである。
 大学生の就職活動に関する論文は,コーホート調査というユニークな研究手法を用いたものであり,さまざまな問題が指摘される若年者の現状を浮き彫りにした貴重な成果である。
 その他,学会理事や機関誌編集委員として,学会活動の充実に寄与した。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)7月〜2月:上越市地域青少年育成協議会平成21年度地域コーディネーター研修会講師, (2)10月:「地域スポーツ人材の活用実践支援事業」指導者講習会講師, (3)11月:上越市立直江津中学校職員研修会講師, (4)1月:新潟県教育委員会第2回放課後子ども教室上越地区研修会講師, (5)上越市教育委員会・平成21年度教育委員会評価委員, (6)新潟労災病院倫理委員会委員, (7)10月〜12月:糸魚川市子ども一貫教育方針策定委員会委員, (8)教職大学院・新潟サテライト講座講師, (9)教員免許状更新講習講師
◎社会への寄与等
・新潟県や上越市などにおける各種研修会の講師として,地域の教育力向上に積極的にかかわった。
・教育委員会評価や教育方針策定に関わることにより,政策形成に積極的にたずさわった。
 

  
松 沢 要 一(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 例えば「算数・数学科授業デザイン論」では,講義,演習,研究授業観察,模擬授業等,多様な学習形態を取り入れている。成績は出席,レポート,演習時の様子,模擬授業等を総合して評価している。
【観点2】教育の達成状況
 受講者の演習,レポート,模擬授業の様子や本授業の評価等を総合して判断すると,受講者は概ね授業の到達目標を達成していると判断する。
研究指導
【観点2】大学院
 院生の学校支援の様子を毎週観察し,それに基づいてリフレクションで指導した。また,プレゼンテーションについては,まとめる観点を示唆してきた。さらに,学修成果報告書は丁寧に目を通し,必要事項を指導してきた。
その他の教育活動
 学校支援プロジェクトの取組が教育実習における学生指導に当たる。およそ4か月間に渡り,毎週支援校に出向き,7名の実習生(院生)の様子を観察し,その後のリフレクションで指導を繰り返してきた。
特色ある点及び今後の検討課題等
 学校現場に生起している学校課題を常に意識し,それの解決に迫る力量を形成することに軸足を置きながら教育活動に取り組んでいる。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成21年8月:『スーパー教職大学院発信!』(共著) 教育開発研究所
業】(1)平成21年5月:『板書技術を身に付けよう−中学校数学−』(単著) 教職課程5月号, 共同出版, 40〜41頁
(2)平成21年6月:『学習意欲をかき立てる教材の工夫』(単著) 教育科学数学教育, 明治図書
(3)平成22年3月:『算数でしていた「説明」と数学の「証明」は何が違うの?』(単著) 教育科学数学教育, 明治図書
発】(1)平成21年10月:『学習意欲を高める算数・数学の教材開発−見えてきた7つのキーワード−』(単) 日本教材学会
(2)平成22年1月:『学習意欲を高める算数・数学の教材開発−見えてきた7つのキーワード−』(単) 臨床教科教育学会
◎特色・強調点等
 『学習意欲を高める算数・数学の教材開発−見えてきた7つのキーワード−』をテーマにした論文を2つの学会(日本教材学会及び臨床教科教育学会)において発表した。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)南魚沼市立第一上田小学校 校内研修会, (2)富山県高岡市立五位中学校 校内研修会, (3)静岡県教育研究会数学教育研究部夏季研究大会 講師, (4)上越市立教育センター主催 授業力向上研修「算数・数学科研修会」の講師, (5)糸魚川市教育委員会主催 授業改善研修(小学校算数)の講師, (6)糸魚川市教育委員会主催 授業改善研修(中学校数学)の講師, (7)上越市立大町小学校 算数の授業公開及び講演, (8)妙高市算数・数学学力向上アクションプラン研修会の講師, (9)南魚沼市小学校教育研究会指定学習指導研究発表会(第一上田小学校)の講師, (10)第53回上越算数・数学教育研究(直江津)大会助言者, (11)堀之内地区教職員研修会の講師, (12)見附市立今町中学校職員研修会の講師, (13)富山県高岡市立五位中学校 校内研修会(2回目)の講師, (14)出前講座 妙高市立妙高小学校, (15)出前講座 津南町立外丸小学校, (16)出前講座 妙高市教育委員会, (17)出前講座 妙高市立斐太南小学校
◎社会への寄与等
 各種研修会等における講演内容,出前講座の内容について,受講者から具体的であったとの評価を得ている。
 

  
水 落 芳 明(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 専門職学位課程の特色の1つである現職院生と学卒院生の協働をメインに据えながら,講義前半で解説した理論に基づき,学卒院生が模擬授業を行い,現職院生が指導者として指導する講義を展開した。
 授業で事案段階での協働の様子,実際の授業やその後の指導の様子,また院生の相互評価等を総合的に評価した。
【観点2】教育の達成状況
 模擬授業は回を重ねるごとにレベルが向上した。また,院生の評価も高く,院生全体には,本講義で解説した学習デザインの理論を模擬授業という形で具体的に学ぶことができたと好評で,学卒院生にとって,現職院生のアドバイスを授業デザイン段階から受けることができた,現職院生にとって現場に戻った時を想定しながら,後輩育成のポイントを体験的に学ぶことができたと好評であったことからも,本講義で目指す「理論と実践の融合を目指した学習デザイン」を具現化できたと考える。
研究指導
【観点2】大学院
 担当する院生7名に対し,「学校支援フィールドワーク」の連携協力校での実習を中心に,実践的に指導した。また,その成果を日本理科教育学会全国大会,日本科学教育学会全国大会,臨床教科教育学会全国大会で発表させたほか,臨床教科教育学会誌に学術論文として掲載された。
その他の教育活動
 学校支援プロジェクトでは,臨床教科教育学の手続きにより,担任教師の発話を分析し,学校にフィードバックし,授業改善,学級経営に対する支援を行った。その様子は,Teny(テレビ新潟)のニュース番組で放映された。
特色ある点及び今後の検討課題等
 臨床(実際に学習者が学んでいる現場)において,学習者の発話,教師の発話等をVTR,ICRで記録,分析することを通じて,学卒院生はもちろん,現職院生でも見えていない学びの様相を研究することができている。しかし,こうした取組には,多くの機材と時間,労力が必要である。発話分析等を効率的にできるワイヤレスマイク付きビデオカメラ等の機材を充実させていく必要がある。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成21年5月:『「学び合い」ライブ出前授業の学習者に対する教育効果』(共著) 臨床教科教育学会誌, 9(1), pp.67-74
(2)平成21年5月:『中学校社会科における『学び合い』に関する臨床研究−第3学年における1年間の継続的な実践を通して−』(共著) 臨床教科教育学会誌, 9(1), pp.27-34
(3)平成21年11月:『小学校社会科における“言葉の問題”に関する研究』(共著) 臨床教科教育学会誌, 9(2), pp.9-18
(4)平成21年11月:『道徳における「学び合い」に関する実践的研究 −小学生による道徳教材作りを通した学びからの考察−』(共著) 臨床教科教育学会誌, 9(2), pp.55-66
(5)平成22年3月:『自作教科書作りの活動からみた「生徒が考えるわかりやすさの要件」についての実践的研究』(共著) 理科教育学研究, 50(3), pp.77-90
発】(1)平成21年8月:『仮説設定場面における「4QSワークシート」を用いた『学び合い』に関する事例的研究』(共) 日本理科教育学会
(2)平成21年8月:『仮説設定場面における「4QSワークシート」を用いた『学び合い』に関する事例的研究』(共) 日本科学教育学会年会
(3)平成22年1月:『小学校入学時における学習集団形成に関する事例的研究1-T附属小学校における調査を通して-』(共) 臨床教科教育学会
(4)平成22年1月:『小学校入学時における学習集団形成に関する事例的研究2-中国D附属小学校における調査を通して-』(共) 臨床教科教育学会
(5)平成22年1月:『NIE教育における「情報活用の実践力」向上に関する事例的研究-小学校4年「1/2成人式」の実践を通して-』(共) 臨床教科教育学会
(6)平成22年1月:『授業導入時におけるノートレビューイングの効果に関する事例的研究−小学校4年算数「少数」の実践を通して-』(共) 臨床教科教育学会
(7)平成22年1月:『自治的な力を育てるための体育学習に関する研究−小学校6年生「表現運動」の事例から-』(共) 臨床教科教育学会
(8)平成22年1月:『体育学習による「人間関係」の変容に関する研究−小学校4年生「器械運動」単元の学習から-』(共) 臨床教科教育学会
(9)平成22年1月:『教師の協働が学習者の人間関係に与える効果に関する臨床的研究-特別支援を必要とする学級における授業成立までの過程分析-』(共) 臨床教科教育学会
他】(1)平成22年2月:『新潟テレビ(TeNY)「夕方ワイド新潟一番」/学校と大学の連携による授業支援の取組紹介』 新潟県内
(2)平成22年3月:『「協働し,学び合う水落芳明研究室の今」/「理科教室」, pp.94ー95, 科学教育研究協議会編集,日本標準刊』 科学教育研究協議会編集
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)学び合い,考えを深める子どもの育成 代表者:皆川孝(五泉市立村松小学校) 五泉市立村松小学校
在外研究の状況
(1)2009年8月31日〜9月5日:中華人民共和国,大連海事大学附属小学校の調査研究
◎特色・強調点等
 日本と中学校の国立大学附属小学校1年生に対する,入学から1週間の指導実態について,現場に密着して調査する。
 日本では,学校生活に慣れることを主眼とした特別活動を中心とした1週間であるのに対し,中国では,初日から教科担任による教科学習が始まり,教科学習のヒドゥン・カリキュラムとして学校生活への対応を指導していることが明らかとなった。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)6月:JST支援研修会講師, (2)新潟県立教育センター理数ステップアップ講師, (3)8月:新潟県新潟市小学校教育研究協議会講師(新潟市), (4)6月:群馬県高崎市立新高尾小学校校内研修講師, (5)7月:群馬県高崎市立八幡小学校校内研修講師, (6)7月:新潟市立新関小学校満日小学校合同研修会講師, (7)7月:新潟県柏崎市立枇杷島小学校校内研修講師, (8)8月:授業づくりネットワーク2009in東京講師, (9)9月:新潟県新潟市立江南小学校校内研修講師, (10)11月:新潟県上越教育研究会講師(上越市), (11)11月:新潟県五泉市立村松小学校研究発表会講師, (12)11月:高校教職員組合新潟支部女性部学習会講師, (13)新潟県新潟市小学校教育研究協議会情報教育部授業研究会講師(新潟市), (14)12月:新潟県下越『学び合い』サークル研修会講師, (15)12月:新潟県教育研究会講師(新潟県), (16)1月:新潟県五泉市立村松小学校研究発表会, (17)1月:神奈川県綾瀬市立綾瀬中学校校内研修講師, (18)2月:宇都宮大学地域連携フォーラム指導・助言, (19)3月:福島県本宮私立糠沢小学校校内研修講師, (20)3月:第3回『学び合い』東京セミナー講師, (21)新潟市立江南小学校学校評議委員