3 管理運営組織等
 
(27)財務
@ 重点的に取り組んだ課題や改善事項等
ア 財務会計システムの更新に伴う業務改善
平成22年4月から新財務会計システムが稼働したことにより財務会計システムの機能を活用した運用及び財務会計業務の改善を図った。
なお,主な改善事項は次のとおりである。
・ 財務会計システム操作マニュアル整備による新任教員等への操作研修会の見直し
・ 旅費支給における特定定額区間の設定
・ 電子メールによる支払通知の実施
・ 赤倉野外活動施設の使用料の窓口収納の実施
・ 外部資金等の収入契約決議等の担当部局での実施及び収支簿等による担当部局での予算統制
・ 内部牽制体制及び決裁の見直し
イ 学内予算編成等
平成22年度の学内予算編成においては,運営費交付金の一般経費が,前年度と比較するとマイナス約21百万円(△0.7%)と臨時的減額の影響等により非常に厳しい状況の中で,年度計画の諸施策を着実に実施するため,経常的管理経費を抑制するとともに,本学の当面の課題である大学院の学生定員充足のための経費や学生支援を推進するために予算の重点化を進めた。
ウ 経費の抑制・節減
平成21年度末をもって授業料システムの保守期間が終了したことに伴い,同システムを市販データベースソフトウェアで自己開発したことにより,導入費用及び保守料等を削減した。
また,経費の節減を図るため校内清掃契約の複数年契約(平成23年度から平成24年度)を実施した。
エ 保有資産の効率的な活用
物品のリユース情報を全教職員が共有する電子掲示板に開設し,保有資産の有効利用を行った。
オ 余裕資金の運用
収入に伴う事業の実施に関する具体的方策としては,余裕資金の効果的運用を図るため国債の購入,定期預金への預け入れを行い,運用益を大学運営資金に充当した。
A 新たな取組が求められる点や特筆すべき点
今後の本学の財政的課題としては,引き続き,経費の抑制に努めるとともに,授業料等の自己収入の確保・競争的資金の獲得に積極的な取組を継続して実施することにより,財務内容の改善を図っていくことがあげられる。
また,財務会計システムの機能を有効に活用することにより,財務会計業務の改善を検討していくことがあげられる。