【教育実践リーダーコース／学校運営リーダーコース】

　

 

岩　�ｱ　　　浩（教　授）

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年６月：『Mathematik im Denken der Kinder：Anregungen zur mathematikdidaktischen Reflexion』（共著）　Ｋｌｅｔｔ

(2)平成23年３月：『小学算数　総論　教師用指導書』（共著）　日本文教出版

(3)平成23年３月：『小学算数　教師用指導書　研究編　１年』（共著）　日本文教出版

(4)平成22年５月：『活用力を育てる算数授業プラン＆ワークシート30（低学年編）』（共著）　明治図書

(5)平成22年５月：『活用力を育てる算数授業プラン＆ワークシート30（中学年編）』（共著）　明治図書

発】(1)平成23年１月：『学校支援プロジェクトにおける算数の授業改善へのアプローチ：「知的責任の委譲」の実現の問題』（共）　全国数学教育学会

(2)平成23年１月：『学校支援プロジェクトにおける算数の授業改善へのアプローチ：「パターンの科学としての数学」という視点の有効性』（共）　全国数学教育学会

(3)平成22年６月：『数学の授業研究法のいくつかの立場について：理論研究と実践研究の関係性の視座から』（単）　全国数学教育学会

(4)平成23年１月：『数学教育におけるアクションリサーチの事例的検討』（共）　全国数学教育学会

学会活動への参加状況

(1)平成22年度：第92回全国算数・数学教育研究（新潟）大会における指導・助言，　(2)平成22年度：全国数学教育学会　理事，　(3)平成22年度：全国数学教育学会誌「数学教育学研究」編集委員，　(4)平成22年度：日本数学教育学会出版部幹事，　(5)平成22年６月26日〜27日：全国数学教育学会第32回研究発表会出席，　(6)平成22年11月13日〜14日：日本数学教育学会第43回数学教育論文発表会出席，　(7)平成23年１月22日〜23日：全国数学教育学会第33回研究発表会出席，　(8)平成23年１月23日：全国数学教育学会全体会【特別企画】「数学教育学研究の課題と連携：ワーキンググループに向けて」A部会オーガナイザー

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)「長岡の人材教育」中学校数学アカデミー（長岡市教育委員会）の講師，　(2)新算数教育研究会（東洋館）地区理事，　(3)新潟県数学教育会評議員，　(4)第54回上越算数・数学教育研究会　講師

　

 

木　村　吉　彦（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　学生目線に立った授業展開を心がけている。具体的には，活動や体験重視，毎回のミニレポートによる受講生の出席確認・感想疑問の重視・さらに授業評価に値する記述内容の重視，最終レポートに基づく授業内容理解の評価などである。このように，受講生に対する評価と同時に自分の授業に対する学生からの評価の両面に渡る評価を重要視している。

【観点２】教育の達成状況

　昨年度の授業においては，指導法やプロフェッショナル科目については，私が目指した授業の在り方と学生の育ちを達成することができた。しかし，一方で150人という大規模授業であった学部１年生のブリッジ科目については，受講態度等も含め十分に達成できなかったと反省している。学部１年生がもっと集中できるような授業内容（体験活動や話し合い活動のさらなる取り入れ等）にすべきであった。

研究指導

【観点１】学部

（教職デザインコース）担当学生なし

【観点２】大学院

　２年生が４人存在し，それぞれの２年間の学修成果を論文及び実践記録として文字化し，印刷物を刊行しようと試みた。学修記録を「形」として残すことが，本学教職大学院の課題であると捉えており，その先駆的役割を果たしたいと考え，『すべては子どもたちのために〜木村ゼミ学修成果報告書〜』刊行に踏み切った。４名のうち３名が論文あるいは研修報告の形で記録として残してくれた。次年度は，１年生も含めたゼミ生全員の成果報告を刊行したい。

その他の教育活動

・非常勤講師：愛知教育大学において「幼小連携特論」を担当。受講生との意見交換の場を多く提供し，かつ保育参観を実際に行い，子どもの姿から保育や生活科について語り合う授業を展開した。受講生からは，（とりわけ保育参観について）高い評価をもらった。やはり，子ども主体の授業が説得力を持つことが改めて意識できた。

・教育実習における学生指導：学校支援プロジェクト（教育実習科目）においては，支援校の学校課題を優先し，文字通り「支援」を重視した。それと同時に，今回から先にも書いた「学修成果報告」を印刷物として刊行したかったために，院生自身のそれぞれの課題もしっかり意識して支援校に入り，最終的に自分の学びを「形」として残せるように指導させてもらった。

・上越教育大学附属小学校研究協力者（公開研究会指導者）

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　生活科という子ども主体の教科特性と共通するが，やはり，学生目線に基づく授業及び実習の指導を大切にしている。また，常に授業評価を学生からもらえるように意見交換の機会や毎回のレポート記述の機会を提供している。そして，その都度，受講生達の意見を元に常に授業改善に努めている。可能な限り，学生と対等な立場で体験･活動や授業展開を考えている。これからも，生活科等の授業内容はあくまで「子ども主体」，大学人としての授業展開は「学生目線」を大事にしていきたい。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年11月：『「スタートカリキュラム」のすべて−仙台市発信・幼小連携の新しい視点』（共著）　ぎょうせい

論】(1)平成22年４月：『魅力ある生活科授業とは』（単著）　広島大学附属小学校学校教育研究会『学校教育　2010年５月号』

(2)平成22年４月：『新しい生活科の姿　第３回　幼小連携とスタートカリキュラム(1)〜幼児教育と小学校教育をつなぐものとしての生活科〜』（単著）　学校図書教育情報誌『ＴＥＡＤＡ　７』

(3)平成22年９月：『幼・保・小・中連携のあり方と生涯学習』（単著）　信濃教育会『信濃教育　第1487号（平成22年10月号）』

(4)平成22年10月：『新しい生活科の姿　第４回　幼小連携とスタートカリキュラム(2)〜スタートカリキュラムの意義と作成のポイント〜』（単著）　学校図書教育情報誌『ＴＥＡＤＡ　８』

発】(1)平成22年６月：『気付きの質を高める生活科』（共）　日本生活科・総合的学習教育学会第19回大会（京都大会）

国際研究プロジェクトへの参加状況

(1)幼小連携における持続可能教育（科学教育）　代表者：大澤　力（東京家政大学）　科学研究費

学会活動への参加状況

(1)平成22年12月：岐阜聖徳学園大学附属幼稚園（日本生活科・総合的学習教育学会平成23年度全国大会公開園）　研修会講師，　(2)平成22年６月：日本生活科・総合的学習教育学会課題研究２「気付きの質を高める生活科」コーディネーター，　(3)日本生活科・総合的学習教育学会常任理事及び事業部長

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)４月：横須賀市教委就学前教育と小学校教育の連携研修講座講師，　(2)７月：山形県上山市学校教育研究会講師，　(3)８月：新潟県立教育センター幼稚園教諭12年研修会講師，　(4)８月：奈良市教育委員会職員研修講座講師，　(5)８月：新潟県幼稚園教育研究集会講師，　(6)８月：上越市立諏訪小学校研修会講師，　(7)８月：上越市立稲田小学校研修会講師，　(8)９月〜10月：田上町教育研究協議会幼小連携部会研修会講師，　(9)10月：長野県（東北信）幼年教育・教育課程研究協議会講師，　(10)11月：上越市学校教育研究会生活科部会研修会講師，　(11)２月：京都市教委保幼小連携研修会講師，　(12)２月：京都市教委生活科・総合的学習教育研究会講師，　(13)４月〜３月：仙台市教育委員会「スタートカリキュラム」作成委員会委員，　(14)７月〜３月：妙高市立新井小学校研究協力者，　(15)４月〜３月：上越市立大町小学校研修会講師

　

 

瀬　戸　　　健（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　授業観察，授業の導入を中心とした模擬授業，また，ビデオクリップ化した授業場面などを教材とし，併せて小グループの討論を行うなど，観察や体験による学習を重視した。評価に当たっては，学習者の考えを求めるだけでなく，授業記録を提出させる，模擬授業場面をビデオに撮り評価するなど，実務的な技術についても評価するようにした。

【観点２】教育の達成状況

　授業記録，学習集団の制御法の初歩，授業の導入部分のうち発問の吟味などについては，かなり効果が確認できた。しかし，教材の準備については，現職と学卒院生との差は明確で，教材に関する知識量の差が出ている。そこで現職員生がモデルを示す，アドバイスするなどの活動もとり入れ現職院生が指導的な役割も担えるようにした。双方が立場を変えながら学ぶことによって，さらに新しい技術が身につくよう配慮した。

研究指導

【観点１】学部

担当なし

【観点２】大学院

　全員が参加しての演習（ゼミ）と個人研究に関する演習とを週に一度ずつ実施した。Ｍ２の現職員生３人は，「人権教育」，「小学校におけるキャリア教育」，「校内研修における研究主任の役割」について論文を執筆し学会誌等に投稿した。そのうち一本が掲載された。学卒院生は，自己の教師としての力量形成，とくに授業観察法，地域素材による教材開発を行った。教職大学院は学校支援フィールドワークを全員に課しているが，その報告とともに，それぞれの学修成果をゼミが発行する冊子にまとめた。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　できるだけ実務に近い具体的な学習活動を取り入れ，特に学卒院生が初任者となったとき戸惑わないよう，また，現職員生がミドル・リーダーとして即戦力となるよう配慮した。学生による授業評価は平均４点を常に上回っているが，特に学卒院生の力量形成についてはなかなか成長が難しい実態がある。教育活動をスキル化するなどして，一つ一つの教授技術が身につくよう配慮していきたい。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

論】(1)平成22年８月：『子どもの成長を保障する保育実践−スモールステップアップによる基本的生活習慣の育成に着目して』（共著）　学校教育研究25　67頁−79頁

業】(1)平成22年７月：『「生きる力」を育む学習評価−新学習指導要領に見られる三つの評価から−』（単著）　高田教育研究会（本学附属小学校）　『教育創造』165

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)５月〜１月：杉並区立永福小学校校内研修（若手教員対象）講師，　(2)上越市立南本町小学校　校内研修　講師，　(3)５月〜７月：三大学連携教員研修連続講座　企画運営及び講師，　(4)６月〜８月：黒部市三日市小学校校内研修（初任者対象）講師，　(5)氷見市教員委員会　自主研修会　講師，　(6)８月：免許更新講習　中越講座　講師，　(7)富山県小学校教育研究会　学力調査委員会アドバイザー，　(8)富山県射水市教育委員会学校経営研修会　講師

◎社会への寄与等

　学力向上を課題とする学校に対して，授業改善という観点からの指導助言等を行った。様々な教育方法が多く紹介されている現在，教育内容に関する教材研究を軽視する傾向が見られており，結果として児童の理解が進まないという問題点がある。その改善に特に意を用いてきた。

　

 

武　嶋　俊　行（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　教育方法面では，専門職学位課程のプロフェッショナル科目でゼミナール方式を積極的に採用し，受講者発表・研究協議・講義の流れの中で受講者の主体的な学びを重視した。配布資料としては，専門書の関連論文の他，新聞記事等を有効活用して教育時事的要素も重視した。学部の選択科目では，具体的な資料を数多く提供し，学校現場で実際に提案された学校行事実施要項など生の実践的な資料を活用した。全体的に受講者側の活発な発言を引き出す授業を心がけた。成績評価面では，授業中の発言状況とレポート評価を最重視したが，理由の不明確な欠席については厳しく対応した。

【観点２】教育の達成状況

　専門職学位課程では，学校支援プロジェクトで直接指導する院生６名が理論と実践の融合を目指して連携協力校の学校課題解決の支援に当たり，一定の成果をあげることができた。特に学校課題の「小中学校の連携」と「社会性の育成」において効果的な提案を行うことができた。プロフェッショナル科目では，学校運営に関わる現職院生のこれまでの教育実践の振り返りに貢献することができた。臨床共通科目では，グループ別課題探究の丁寧な指導助言により協働力の育成に効果をあげることができた。学部学生も，少人数のゼミ形式の授業により特別活動に対する理解が具体的に深まった。

研究指導

【観点１】学部

　指導学生不在のため，特になし。

【観点２】大学院

　専門職学位課程において現職院生５名＋学卒院生１名＝計６名の院生を指導した。この６名が１チームとなり，連携協力校の学校課題解決の支援に当たった。具体的には，毎週金曜午後３時間のリフレクション，並びにデジタル実習日誌e-boxの点検とコメント書込み指導により，院生の支援活動全体を把握し，アドバイザーとして指導助言した。院生は支援成果を具体的方策にまとめ，連携協力校の校内研修会におけるプレゼンテーションによって提言活動を行った。フィールドワーク，リフレクション，プレゼンテーションが三位一体となって，学校支援プロジェクトを構成し，一定の成果をあげたものである。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　教育活動の特色ある点は，(1)教授（武嶋）自身の35年間に及ぶ公立中学校現場での教育実践と11年間に及ぶ学校管理職経験を踏まえた具体的かつ実践的な指導助言を行ったこと，(2)指導資料として専門的な学術論文とタイムリーな新聞記事等の時事的資料の双方を活用し，理論と実践の融合に努めたこと，(3)学校支援プロジェクト等の学校課題の整理と解決方策模索について，学校現場の視点に立った明解な助言を行ったことなどがあげられる。今後の検討課題は，連携協力校から提示される学校課題が多岐にわたるので，支援を支える幅広い理論的基礎を自家薬籠中のものとするための探究を更に進める必要があることなどである。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

業】(1)平成22年５月：『理論と実践の架橋をめざして−実務家教員の課題−』（単著）　上越教育経営研究会『教育経営研究』第16号

発】(1)平成22年８月：『教職大学院における「実習」に関する事例研究−学校運営リーダーコースの現職院生による学校支援の事例を中心に−』（単）　日本学校教育学会（第25回研究大会)

他】(1)平成22年10月：『読売新聞横浜支局による電話取材／横浜市立中学校における教員不祥事に関する報道のコメント』　読売新聞朝刊横浜版

学会活動への参加状況

(1)６月５日〜６日：日本教育経営学会第50回大会　出席，　(2)７月31日〜８月１日：日本学校教育学会第25回研究大会　出席，　(3)10月16日：平成22年度日本教育大学協会研究集会　出席

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)５月：上越教育大学教職大学院・新潟サテライト講座　講師，　(2)６月：三大学連携教員研修連続講座　講師，　(3)８月：教員免許状更新講習　講師，　(4)平成22年度　上越教育経営研究会会長

◎社会への寄与等

　上越教育大学教職大学院・新潟サテライト講座（５月15日）と三大学連携教員研修連続講座（６月12日）では『組織マネジメント』について各１時間の講演を行った。教員免許状更新講習（８月20日，長岡技科大）では必修領域「教育の最新事情」の『学校の内外での連携協力についての理解』に関し，学校組織，保護者・地域社会との連携，学校内外の危機管理上の課題，情報セキュリティの各テーマについて講義を行った（２時間40分）。

　

 

西　川　　　純（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

【観点２】教育の達成状況

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

研究指導

【観点１】学部

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

【観点２】大学院

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

その他の教育活動

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　教育研究の成果を学校現場に還元している。全国の学校で我々の成果を実践に生かしており，高く評価されている。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年９月：『クラスが元気になる学び合いスタートブック』（共著）　学陽書房

論】(1)平成22年５月：『授業中における教員間のかかわり合いに関する研究』（共著）　臨床教科教育学会，10(1)

(2)平成22年５月：『子どもの学び合いを促す教師の語りに関する研究』（共著）　臨床教科教育学会，10(1)，49-56

(3)平成22年６月：『中学校理科授業における学習者の相互作用による自己評価に関する事例的研究』（共著）　理科教育学研究，日本理科教育学会，51(1)，93-102

(4)平成22年11月：『子どもたちの協同的学習による教科指導の長期観察の事例研究』（共著）　臨床教科教育学会誌，臨床教科教育学会，10(2)，1-10

(5)平成22年11月：『『学び合い』における道徳的価値の理解に関する一考察』（共著）　臨床教科教育学会誌，臨床教科教育学会，10(2)，35-44

発】(1)平成23年１月：『児童同士の話し合いに関する研究―『学び合い』授業の振り返りに着目して―』（共）　臨床教科教育学会

(2)平成23年１月：『小学校1年生における『学び合い』の有効性に関する研究−個に応じた学習に着目して―』（共）　臨床教科教育学会

(3)平成22年11月：『複式学級の特性を生かした算数科の学習指導について』（共）　日本教科教育学会

(4)平成22年11月：『複式学級の特性を生かした算数科の学習指導について』（共）　日本教育実践学会

(5)平成23年１月：『へき地・小規模・複式学級を有する学校における全校『学び合い』算数の実践』（共）　臨床教科教育学会

(6)平成22年11月：『へき地・複式小規模校における異学年学習の実践に関する一考察』（共）　日本教育実践学会

(7)平成22年11月：『教職大学院での1年半の学び−学卒院生の立場からの考察−』（共）　日本教育実践学会

(8)平成23年１月：『「学び合い」体育における学習者の他者を意識した行動に関する研究』（共）　臨床教科教育学会

他】(1)平成22年４月：『人格は「学び合い」から磨かれる／学び合いについて』　公明（公明党機関誌）

(2)平成22年４月：『モジュール学習・学び合い学習による確かな学力の形成』　新しい教育

(3)平成22年５月：『学び合いで理解を深める』　教育新聞

(4)平成22年９月：『広がる学び合い』　神奈川新聞

(5)平成22年10月：『生徒同士が学び合い』　信濃毎日新聞

(6)平成22年10月：『書評（学び合いスタートブック）』　読売新聞

(7)平成22年10月：『やる気になる授業を作る』　教育新聞

(8)平成22年11月：『学びあう子どもを育てる授業』　きらきらnews

(9)平成22年11月：『教職目指す大学生80人，合宿形式で勉強』　西日本新聞

(10)平成22年11月：『学び合いで学力アップ』　朝日小学生新聞

(11)平成22年12月：『学び合いで学力向上』　糸西タイムズ

(12)平成22年12月：『学び合いで学力向上』　上越タイムズ

(13)平成23年１月：『学び合い授業のサポート』　新潟日報

(14)平成23年３月：『学び合いのある教室１』　日本教育新聞

(15)平成23年３月：『学び合いのある教室２』　日本教育新聞

(16)平成23年３月：『学び合いのある教室３』　日本教育新聞

(17)平成23年３月：『学び合いのある教室４』　日本教育新聞

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)教職大学院出前講座，　(2)学び合い神奈川の会，　(3)教育者研究所講演，　(4)学び合い富山の会，　(5)授業作りネットワーク講演，　(6)東松山市講演，　(7)吉川中学校講演，　(8)学び合い高知の会，　(9)学び合い中国の会，　(10)学び合い宮城の会，　(11)大分県大平山小学校講演，　(12)城東中学校講演，　(13)緑が丘小学校講演，　(14)学び合い川中島の会，　(15)高田高校講演

　

 

廣　瀬　裕　一（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　講義形式の授業においても，課題を与えて探求させる演習形式を多用し，学生の主体的取り組みを促す教育方法を基本とし，レポートは課すが試験は実施せず，個々の学生の毎時間の取り組みの評価に大きなウェイトを置いた。特に，学校支援プロジェクト関連科目においては，学校支援フィールドワーク･リフレクション・プレゼンテーションとも，学生の共同研究による学修の深まりを促す授業を基本とし，臨床力･協働力･即応力を総合的に評価した。

【観点２】教育の達成状況

　講義･演習形式の授業においては，個別活動とグループ活動を組み合わせた探求活動を通して学生の意欲･関心を高め，主体的な取り組みの姿勢を引き出すことができた。とくに，教育法規等が嫌いで苦手だった多くの学生が，これをおもしろいと考えるようになり，法的観点と教育的観点の両面から教育問題等を考えるようになった。学校支援プロジェクトでは，学生の学修を深めると同時に連携協力校に貢献するという互恵関係を築くことができたが，共同研究のベースとなる個別研究の質をさらに高めることが今後の課題である。

研究指導

【観点１】学部

　学部生の研究指導には携わらなかった。

【観点２】大学院

　専門職学位課程における研究は，学校支援プロジェクトの連携協力校において，参与観察や種々のデータ分析等をとおして当該校の課題等を明らかにし，その課題を解決するための具体策を提示するという一連の活動を，意味深い内容のものとするという文脈に位置付く。今年度は，共同研究を深め，協働力を高める指導に主眼を置いたが，そのベースとなる個人研究の指導にも，次年度以降さらなる力点を置きたいと考えている。

その他の教育活動

　中郷小学校･中郷中学校，八千浦小学校･八千浦中学校を連携協力校として，専門職大学院における学生10名の長期にわたる教育実習(学校支援フィールドワーク)の指導に継続的に取り組んだ。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　講義形式の授業においても，学生が主体的に探求を進める演習形式を多用し，学生の意欲･関心を高める工夫をしている。全受講者の名前を覚えて，個に応じてコミュニケーションを重視した授業を心がけている。専門職学位課程のプロフェッショナル科目｢宗教と公教育｣の授業は，その理論的ベースである法学･哲学･宗教学･教育学などの学際的研究が従来きわめて手薄な研究領域であったことから，類例のない特色ある授業となっている。今年度は，教育･研究以外の業務が急増したこともあり，授業内容はほぼ前年度を踏襲した域を超えなかったことを反省しており，次年度は自らの研究に時間をかけることができるよう工夫したい。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成23年２月：『2012年度版必携学校小六法』（共著）　協同出版

論】(1)平成22年９月：『教育基本法上の｢宗教｣の意味』（単著）　宗教法，第29号，１頁〜13頁

業】(1)平成23年３月：『教職大学院と学士課程教育を接続した６年一貫の教員養成カリキュラム開発』（共著）　平成22年度上越教育大学研究プロジェクト報告書，pp.１-22

(2)平成23年１月：『平成22年度学士力向上プロジェクト報告書』（共著）　平成22年度学士力向上プロジェクト報告書，pp.１-77

(3)平成22年７月：『第一法規「注解　新教育六法　平成二十二年版」』（共著）　第一法規『注解　新教育六法　平成二十二年版』pp.１-2150.

(4)平成23年３月：『教員の資質能力の向上に係る基礎的調査』（共著）　平成22年度文部科学省委託事業中間報告書，pp.１-57.

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)教職大学院と学士課程教育を接続した６年一貫の教員養成カリキュラム開発　代表者：廣瀬裕一（上越教育大学）　上越教育大学研究プロジェクト

(2)学士力･教師力を高める教員養成カリキュラムの開発　代表者：佐藤芳�ｺ（上越教育大学）　上越教育大学

(3)第一法規『注解　新教育六法　平成二十二年版』の監修・注釈　代表者：若井彌一（上越教育大学）

(4)教員の資質能力の向上に係る基礎的調査　代表者：藤岡達也（上越教育大学）　「教員の資質能力の向上に係る基礎的調査」ワーキンググループ

学会活動への参加状況

(1)６月５日：第60回宗教法学会出席，　(2)７月31日〜８月１日：日本学校教育学会第25回大会出席，　(3)９月３日〜９月５日：日本宗教学会第69回学術大会出席，　(4)10月１日〜10月３日：日本教育行政学会第45回大会出席，　(5)11月６日：第61回宗教法学会出席

◎特色・強調点等

　わが国において，公教育における宗教の取扱いに関する研究が手薄であるのは，一般に法学者は宗教に疎く，宗教学者は法律に弱いことによる。このような中で，法学･宗教学･哲学･教育学等の学際的研究によって，この領域の新しい理論を構築し，公立学校の現場における教育実践の中に具体化することを目指している。著書『学校の中の宗教』(共著)，論文｢日本国憲法上の『宗教』の意味｣，「教育基本法上の『宗教』の意味｣などは，このような特色ある研究の成果の一部である。

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)10月：平成22年度滋賀県小学校長会総合研修会講師，　(2)黒部市教育振興協議会アドバイザー，　(3)７月：新潟サテライト講座講師，　(4)６月：３大学連携講座講師，　(5)３月：平成22年度高岡地域坊守会研修会講師，　(6)９月：富山県立有磯高等学校キャリアガイダンス講師，　(7)８月：教員免許状更新講習会講師

◎社会への寄与等

　富山県黒部市では地教行法に基づく教育委員会事務の点検･評価に学識経験者として参画して３年目になる。また，管理職研修会での学校運営に関する講演，教職員を対象とした宗教と教育に関する講演，仏教寺院関係者を対象とした宗教教育に関する講演，高校生を対象としたキャリアガイダンス講演などを行った。学校支援プロジェクトの連携協力校(４校)においては，実質的な外部評価を実施して学校改善を支援した。

　

 

松　本　　　修（教　授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　学校支援プロジェクト関連科目では，各支援チームの活動を共有するため，リフレクションに合同リフレクションを設定し，指導学生全体の活動内容を相互に確認させた。また，プレゼンテーションにおいては，フィールドワークの活動報告にとどまることなく，そこからさらに検討し，分析した成果を発信することを意識させ，実践・活動からのメタレベルへの飛躍を行わせ，セミナーや学会で発表させた。

【観点２】教育の達成状況

　所属学生は様々な学会で発表し，論文として結実した。

　また，教科書関連の雑誌等においてその成果が発表され，全国的にも注目された。

教職大学院間の交流においても積極的に発表を行い，その活動はユニークかつ充実したものとして注目されている。

研究指導

【観点１】学部

対象学生なし

【観点２】大学院

　専門職の学生については，国語教育，特別支援にかかわる研究を指導し，５名が学会発表を行い，高い評価を得た。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　教職大学院における学校支援プロジェクトのまとめ役（専門部会長）としてその活動全体のデザインを行い，活動の形をつくりあげた。この活動は全国の教職大学院から注目されている。

　リフレクションとプレゼンテーションの質の向上を図り，冊子媒体での発表を行った。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年８月：『豊かな言語活動が拓く　国語単元学習の創造�Z高等学校編』（共著）　東洋館

論】(1)平成22年５月：『読みの交流を促す「問い」の条件』（共著）　『臨床教科教育学会誌』第10巻第１号

(2)平成22年５月：『「国語科」のライフストーリー（２）』（単著）　『臨床教科教育学会誌』第10巻第１号　2010.5 pp.91-101

(3)平成22年11月：『高等学校小説教材における読みの交流』（共著）　『臨床教科教育学会誌』第10巻第２号　2010.11 pp.17-25

(4)平成22年12月：『「空所」概念と読みの交流』（単著）　『Groupe Bricolage紀要』No.28　2010.12　pp.1-9

業】(1)平成22年６月：『言語能力を育成する「国語」の授業改善』（単著）　『教育時評』No.21 学校教育研究所 2010.6　pp.16-19

(2)平成22年11月：『読書の個別性と学習の協同性』（単著）　『下野教育』No.735　2010.11　pp.4-7

(3)平成23年２月：『言語活動の充実と言葉の学習』（単著）　『言語活動をつくる　平成22年度国府小学校言語活動実践事例集』上越市立国府小学校・上越教育大学教職大学院松本研究室国府小支援チーム　2011.２　pp.51-5

(4)平成23年２月：『ナラトロジーを生かした読みの交流の学習』（単著）　『中学校国語指導シリーズ　充実した読解力養成のために』学校図書　2011　pp.9-16

発】(1)平成22年11月：『「庭の一部」を教材とした読みの交流における〈問い〉の有効性』（単）　日本教育実践学会

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)教員養成評価機構評価委員，　(2)教科書研究センター客員研究員，　(3)教職大学院新潟サテライト講座，　(4)教職大学院中越講座

　

 

赤　坂　真　二（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　授業は，講義と演習を織り交ぜながら構成している。特に学級経営にかかわる内容は，理論的な部分を大事にしながら，学級が凝集性を増していくことが実感できるように受講生の交流場面を多く取り入れている。具体的には，論題に対するグループごとの協議や課題解決活動である。個別の学びを把握するために毎回，授業後にはミニレポートを課している。また，授業の最後には，まとめのレポートを課して授業を通して学んだことを把握することに務めている。

【観点２】教育の達成状況

　レポートを分析すると，ストレートマスターと現職院生の交流によりそれぞれが互いに学び合い，考えを深めたり新たな価値に気付いたりしていることがわかる。また，受講生が学級がまとまる感覚や人間関係が形成される実感を得ていることがわかる。院生たちからは，「もっとも自分が成長する授業だった」「現場に帰ってすぐに実践したくなる内容だった」などの評価を得ている。全体的に高い満足感を感じていることがうかがえる。

研究指導

【観点１】学部

　１週間に一度程度個人ゼミを行ってきた。個人ゼミでは，学生の関心を洗い出し，研究のテーマ設定を行い，そのテーマに基づいて文献を調べレポートする。また，院生の学校支援プロジェクトのフィールドワークに帯同し，長期間の観察を通して，自分の研究の方向性を確かめ，その結果を全体ゼミでレポートする。研究テーマに基づく探究活動と同時に，実際の学校現場の生の姿を長期間観察することにより，教育実習だけではわからないことに気付き，問題意識を高めている。

【観点２】大学院

　４月から８月は，２週間に１度程度個人ゼミを実施し，研究の方向性や内容を確かめる。また，９月から12月には，学校支援フィールドワークにおける院生の授業に対してアドバイスをしながら，研究との整合性を図る。週１度のゼミでは，レポートやフィールドワークに関するアドバイスをする。１月からは，２年生の修了における個人研究のまとめに対する指導と学校支援プレゼンテーションにおけるフィールドワークのまとめに対する指導をする。学校支援フィールドワークの局面に応じて変化する院生の活動を，年間を通じて支援する体制をとっている。

その他の教育活動

　教育実習において，学部３年次生の授業（道徳）指導を行った。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　当研究室のゼミ運営は，高度な協同活動によって成り立っている。指導教官との１対１の個人ゼミによる方向性を確認したのち，それに基づき個人の探究活動が行われる。その探究の成果を全体ゼミで発表し，ディスカッションによって内容のレベルアップを図る。レポートの内容は，ゼミ室内に掲示されることにより可視化され，互いの研究が一目で分かるようになっている。対指導教官，支援校ごとのミーティング，全体ゼミというように，常に他者とのコミュニケーションのなかで，インプットとアウトプットを繰り返しながら，研究を進める体制になっている。学生，院生は，一人で学ぶよりも数倍の情報量の中で学びを深めている。本教職大学院の主要コンセプトである，協働力の育成を具体化しているものであると考える。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成23年１月：『教室に安心感をつくる　勇気づけの学級づくり２』（単著）　ほんの森出版

(2)平成23年３月：『「気になる子」のいるクラスがまとまる方法！』（単著）　学陽書房

業】(1)平成22年８月：『アドラー心理学に基づく話し合い活動』（単著）　『初等教育資料』通巻863号，文部科学省教育課程課／幼児教育課

◎特色・強調点等

　学術面を追究していくことは大学の本務であり責務であることは理解しているが，刻々と変化する教育現場において，わかりやすくすぐに活用できる情報発信が求められているのは事実ではないだろうか。19年間の小学校教諭の経験から，現場のそうしたニーズを身近に感じる。これからの大学は高度な専門的な研究と同時に，現場のニーズに敏感に応えていくことが必要だと考える。本当の意味での新構想大学の実現のためには，学術プラスアルファの部分も積極的に発信していくべきではないだろうか。私は，わかりやすくすぐ活用できる情報として，一般書や教育雑誌での発信を主なフィールドにしている。

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)５月：平成21年度教職12年経験者研修（小・中・特），　(2)５月：松川町５校職員研修会，　(3)５月：西置賜地区現職教育協議会　実践課題研修会講演，　(4)５月：遊佐町立小中学校教員全体研修会，　(5)６月：南魚沼群市小中学校ＰＴＡ総会講演会，　(6)６月：郡山市教育委員会教育センター主催職能研修「教務主任研修会」，　(7)６月：鳥取県教育センター主催「専門研修学級経営�@」，　(8)７月：上越市立教育センター「夏季カウンセリング研修」，　(9)平塚市教育研究所「夏季研究教室」，　(10)８月：新潟市養護教員会小学校部会研修会，　(11)８月：新潟市立総合教育センター「学級担任に役立つ子ども理解」，　(12)８月：鳥取県教育センター「専門研修小学校・中学校特別活動」，　(13)８月：能美市教育委員会「教育フォーラム“活”in能美市」，　(14)10月：津山市教育事務所放課後研修講座「子ども・保護者との信頼関係づくり」，　(15)11月：石巻の学びのステップアップ事業東部地区合同研修会，　(16)12月：第２回新潟県社会性育成教員リーダー研修会，　(17)12月：石川教育カウンセリングワークショップ，　(18)１月：新潟市教育委員会「家庭共育フォーラム講演会」，　(19)２月：石川県教育センター「カウンセラー教員養成研修講座」，　(20)３月：新潟県特別活動研究会・第３回研究会（新潟市）

◎社会への寄与等

　国レベル，都道府県，市町村レベルへの研究，研修にかかわることが大学の重要な役割である。しかし，そうした情報に触れられない教員はたくさんいる。私は，研究的視点を持った教員を増やすためには，校内研修レベルの研修に大学が積極的にかかわるべきだと考える。本学が地域密着型の大学を目指すのならば，そうした小規模の研修会に支援し，そうした姿を見せるべきではないだろうか。また，小中学校の教師だけでなく，保護者やその他の業種にも積極的に情報発信することが地域とつながっていくことだと考える。私は，昨年，小中学校だけでなく，幼稚園，保育園の職員研修会，ＰＴＡ講演会，公民館の保護者向け講座，市民フォーラム，学童保育指導員研修会など含め，約120回の講演を行ってきた。大きな団体，学会に向かって発信すると同時に，小規模で地域密着の情報発信にもこれからの大学には大事な視点であろう。私は，上越市，新潟県，県外，そうしたフィールドで発信をしている。

　

 

加　藤　哲　則（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　授業では，各回ともスライドを色覚障害に配慮した配色で行うとともに，ハンドアウトと資料を必ず提供することにより見えにくさや聞こえにくさ等への配慮を実施している。

　成績評価では，各授業の振り返りを受講者に記入させた結果を日常点として取り扱っている。

【観点２】教育の達成状況

　概ね到達目標を達成していると考える。学生の授業評価結果でも，教育方法について満足できる評価を得ている。

研究指導

【観点１】学部

該当する学生の配属なし

【観点２】大学院

　修士論文を課していない専門職学位課程ではあるが，配属ゼミ生には個人研究を奨励している。また個人研究の成果を特別支援教育に関する全国規模の学会での発表も奨励しており，配属ゼミ生の全員が発表のエントリーをした。これらの観点から，研究指導については概ね満足できると自己評価する。

その他の教育活動

・中京大学心理学部心理学科非常勤講師(聴覚言語障害教育論)

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　教育活動全般において特色のある点として，受講生の講義へのアクセスビリティを念頭に置いて取り組んでいることである。現在，障害のある学生の受講はないが，将来のインクルージブ教育システムへの移行に概ね対応できると自己評価する。今後の検討課題については，全ての障害種への対応を検討することである。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

発】(1)平成22年９月：『通常の学級で学ぶ聴覚障害児の教育支援』（共）　日本特殊教育学会

学会活動への参加状況

(1)平成22年度：新潟県難聴言語障害教育研究会事務局員，　(2)８月５日〜６日：第39回全国公立学校難聴言語障害教育研究協議会全国大会出席，　(3)10月13日〜15日：第44回全日本聾教育研究大会出席，　(4)11月12日〜13日：第55回日本聴覚医学会総会・学術講演会出席，　(5)11月12日：日本聴覚医学会第33回補聴研究会出席，　(6)12月19日：日本国際聾教育学会・日本聴覚障害教育実践学会第14回合同大会出席

◎特色・強調点等

　大学教員採用初年度であったため，新規研究活動に向けて国内の聴覚障害教育や聴覚医学に関する学会参加が中心であった。

　採用直後の科研費研究スタート支援へ応募を試みたが，採択に至らなかった。

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)７月：柏崎市刈羽郡学校教育研究会特別支援教育研究部言語・難聴教育部会研修会講師，　(2)上越市立大町小学校研究協力者，　(3)８月：上越市立保倉小学校特別支援教育研修会講師，　(4)11月：長野県立長野ろう学校全校研修会講師，　(5)３月：新潟県立新井高等学校大学講義体験(出前講座)講師，　(6)上越地域難聴児サポートシステム運営，　(7)上越地域難聴児サポートシステムの補聴相談

　

 

久保田　善　彦（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　グループワークでの実験や討議を数多く取り入れ，学生の活動時間を確保した。

　学生評価は概ね良好である。シラバスの閲覧が不十分な学生がいるため，授業の初回にはシラバスを配布している。

【観点２】教育の達成状況

　概ね達成できている。

研究指導

【観点１】学部

　学生の関心に対応したテーマを設定した。研究手法も，教育現場でのインタビューや観察，試行授業の実施など，臨床的なものとした。

【観点２】大学院

　教育実践を研究としてまとめさせた。複数回の学会への参加を通して，研究を深めさせた。

その他の教育活動

・上越教育大学附属小学校研究協力者

・教職大学院の実習では，現場との連携を重視しながら取り組んだ。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年４月：『みんなと学ぶ小学校理科３年生』（共著）　学校図書株式会社

(2)平成22年４月：『みんなと学ぶ小学校理科４年生』（共著）　学校図書株式会社

(3)平成22年４月：『みんなと学ぶ小学校理科５年生』（共著）　学校図書株式会社

(4)平成22年４月：『みんなと学ぶ小学校理科６年生』（共著）　学校図書株式会社

論】(1)平成22年５月：『運勢ライン法とインタビューに見る新任保育者の満足度の変容に関する一考察』（共著）　臨床教科教育学会誌，10(1)，19-27

(2)平成22年６月：『教育実習生の学習指導案作成訓練へのマンガ表現法の適応』（共著）　科学教育研究，34(2)，177-188

(3)平成22年７月：『火山の学習におけるカルデラ形成の教材化とその有効性〜カルデラの形成モデルを用いた実践授業と生徒の理解〜』（共著）　理科教育学研究，日本理科教育学会，51(1)，83-91

(4)平成23年３月：『情報モラル指導におけるネットコミュニケーション体験の効果』（共著）　日本教育工学会誌，34(4)，407-416

(5)平成22年10月：『観察・実験におけるメディアを活用した情報の共有と思考の深まり』（単著）　理科の教育，日本理科教育学会，59(通巻699)，9-12

発】(1)平成22年５月：『実体験を基にしたネットコミュニケーションにかかわるモラル指導に関する研究−実体験の有無による学習内容・学習効果の違いに着目して−』（共）　日本教育工学会研究会

(2)平成22年５月：『ケータイ所持の有無が情報モラル学習にあたえる影響』（共）　日本教育工学会研究会

(3)平成22年５月：『知識の多様な外化表現と創発的分業による協同的な知識構築』（共）　日本教育工学会研究会

(4)平成22年５月：『マンガ表現法による振り返りが教育実習生の指導案改善に与える効果』（共）　日本教育工学会研究会

(5)平成23年１月：『分子の理解が「水溶液」の学習に及ぼす影響』（共）　日本科学教育研究会

(6)平成22年５月：『教育実習生の指導案改善のためのマンガ表現法』（共）　日本科学教育研究会

(7)平成22年８月：『分子の理解が粒子モデルの認識に及ぼす影響』（共）　日本理科教育学会第60回全国大会

(8)平成22年８月：『学習に伴う発熱に関する誤概念の変容』（単）　日本理科教育学会第60回全国大会

(9)平成22年９月：『創発的分業支援システムにおける内部リソース間のリンクや外部リソースとのリンクによる知識構築』（共）　日本科学教育学会

(10)平成22年９月：『中学校理科におけるタンジブル地球儀システムの利用』（共）　日本科学教育学

(11)平成22年９月：『ケータイ依存の問題から友だちとのつながりを考える道徳授業』（共）　日本教育工学会

(12)平成23年１月：『「道徳の時間」を要とした情報モラル学習の単元開発』（共）　日本教育工学会

(13)平成22年10月：『分子の理解が粒子モデルの認識に及ぼす影響』（共）　日本理科教育学会

(14)平成22年11月：『実体験を基にした情報モラル学習に関する研究-文字コミュニケーションにおける留意点の学習を通して-』（共）　日本教育実践学会

(15)平成22年11月：『情報モラル学習が中学生のケータイ依存に及ぼす影響』（共）　日本教育実践学会

(16)平成22年11月：『モデルの理解が「水溶液」の学習に及ぼす影響』（共）　日本教育実践学会

(17)平成22年11月：『中学校理科におけるタンジブル地球儀システムの利用』（共）　全日本教育工学研究協議会全国大会

(18)平成22年11月：『中学生におけるケータイ依存度と親和動機との関連』（共）　全日本教育工学研究協議会全国大会

(19)平成23年１月：『中学生の健康状態とケータイ依存との関連』（共）　臨床教科教育学会

(20)平成23年１月：『モデル認識が「水溶液」の学習に及ぼす影響−「溶質の質量保存」における粒子モデルの活用を通して−』（共）　臨床教科教育学会

(21)平成23年１月：『理科の問題解決過程における思い込みとその解消に関する研究−小学校５年「振り子の運動」から−』（共）　臨床教科教育学会

(22)平成23年１月：『没入感を高める天体シミュレーション教材と学習効果の検証−小学校屋上からの風景を取り入れた教材を利用して−』（共）　臨床教科教育学会

(23)平成23年１月：『タンジブル地球儀システムの利用による中学生の日周運動と自転の理解』（共）　臨床教科教育学会

(24)平成23年１月：『教育機器の導入における学校の対応のあり方−上越地域における普通教室への電子情報ボードの導入から−』（共）　臨床教科教育学会

(25)平成23年３月：『マンガ表現法による指導案改善のプロセスの研究』（共）　日本教育工学会

(26)平成22年４月：『Cartoon-based Teaching Simulation for Reflective Improvement of Lesson Plans in Pre-service Teacher Training』（共）　Society for Information Technology & Teacher Education

(27)平成22年７月：『A Manga-based Approach to Enhance Multivoiced Reflection of Student Teachers in Revising Lesson Plans』（共）　Educational Multimedia, Hypermedia and Telecommunications 2010

(28)平成23年３月：『Cartoon-based teaching simulation: How student teachers consider their lesson plans during the simulation』（共）　Society for Information Technology & Teacher Education International Conference 2011

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)天文学習における空間認識能力の向上を目的とした地球儀型学習教材の開発　代表者：葛岡英明（筑波大学）　挑戦的萌芽研究21650203

(2)教師の教育観をベースとした教科横断型問題解決学習モデルの構築　代表者：久保田善彦（上越教育大学）　基盤研究(C)22531013

(3)遠隔授業の録画コンテンツを利用した現職教員への研修サービスの提供　代表者：久保田善彦（上越教育大学）　プロジェクト研究(学内裁量経費）

学会活動への参加状況

(1)平成22年度：日本教育実践学会第13回研究大会大会事務局，　(2)平成22年度：日本科学教育学会役員（理事）

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)上越市教育フォーラム　講師，　(2)「SSTA中日本ブロック特別研修会新潟大会」講師　新潟会館，　(3)「教職12年経験者研修コース別研修（中越会場）」講師，　(4)「牛久市夏期コンピュータ研修会」　講師　牛久市内中学校，　(5)「糸魚川市教員研修会」　講師　糸魚川市，　(6)「新潟県小学校教育研究会指定研究理科中間発表会，妙高市立新井小学校，指導者」　妙高市立新井小学校，　(7)上越市児童生徒科学研究発表会審査委員長　上越市民プラザ

　

 

辻　野　けんま（准教授）

　

＜教育活動＞

研究指導

【観点２】大学院

　専門職学位課程の廣瀬教授のチームにサポーターとして属し，大学院生への指導を行なった。とくに個々の大学院生の研究課題および実践活動を，理論化するため，継続的なデータの収集や成果の文書化などに関わった。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

(1)専門職学位課程のプロフェッショナル科目「学校経営の危機管理と実践的課題」では，講義，プレゼンテーションを併用し，学期末にレポート提出を求めたが，受講生からの希望により報告書（2010年度３月15日発行）を作成するにいたった。各原稿はレポート内容を発展させたものであり，いずれもアカデミックな書式にのっとったものとなっている。

(2)同様に，プロフェッショナル科目「学校経営と人権教育特論」でも，報告書（2010年度３月15日発行）を作成した。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

論】(1)平成22年５月：「学校評価における外部評価論の選択―ドイツ，ヘッセン州の例を手がかりにして―」（共著）　『日本教育経営学会紀要第52号』

業】(1)平成23年３月：「新しい時代における教職の専門性―教師専門職論の再考―」（単著）　『学校経営の危機管理と実践的課題』

(2)平成23年３月：「公教育の責務と教員の『教育上の自由』」（単著）　『学校経営と人権教育特論』

(3)平成23年３月：「ドイツにおける高齢者介護士養成改革の現状に関する調査報告」（単著）　平成20〜22年度科学研究費補助金成果報告書『中等教育・職業教育における新カリキュラム開発の動向に関する国際比較研究』（研究代表者：堀内達夫）

(4)平成23年３月：「ドイツ高等教育改革調査まとめ」（単著）　平成22年度科学研究費補助金（基盤研究(B)）成果報告書『グローバライザーによる新自由主義高等教育改革の動態に関する比較制度的・法制的研究』（研究代表者：細井克彦）

学会活動への参加状況

(1)６月４日〜６日：日本教育経営学会第50回研究大会出席，　(2)８月１日：日本学校教育学会第25回研究大会出席，　(3)10月２日〜３日：日本教育行政学会第45回研究大会出席，　(4)日本教育経営学会　国際交流委員

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)６月：中越講座　講師，　(2)７月：新潟サテライト講座　講師

　

 

早　川　裕　隆（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

○授業形態，学習（研究）指導方法等の教育法法に関する取り組み状況

・講義内容の精選

・提示方法の工夫（プリント作成，プレゼンソフトやＤＶＤ，視聴覚機器を利用したプレゼンの工夫）

・対話や演習，作業などを取り入れながら，一方的な講義に終始しないよう，授業形態や授業方法を工夫

・学生・院生のニーズを把握しながら，できるだけ講義の中に盛り込むよう工夫

・トピックとして，授業者の体験やエピソードなどを入れたところ，いわゆる「生の声」に対するニーズの高さを感じた。

・ストレートマスタの実習に関する科目では，講義だけでなく，授業観察やグループに分かれての模擬授業の実施演習，外部講師（小・中学校教員）を招聘しての講演など，教職大学院のよさを生かした授業の工夫を行った。

・教職大学院のよさを生かし，教育の今日的課題に関する内容もふんだんに盛り込んだオムニバス形式の講座が展開できた。

○成績評価に関する取り組み状況

・出席率もさることながら，演習や作業での様子や内容，知見をまとめるリフレクションレポートなど多角的な視点を取り入れながら，総合的に評価するようにした。

　特に，演習に対する学生や院生の反応は良く，ニーズの高さが感じられた。

その他の教育活動

・上越教育大学附属小学校「2010年研究会」

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

著】(1)平成22年４月：『小学校　新学習指導要領の授業』（共著）　小学館

論】(1)平成22年10月：『言われたことしかしない子』（単著）　児童心理，vol.64，no.14，pp.75-79

業】(1)平成23年２月：『よさを認め合い助け合い活動する児童の育成』（共著）　平成22年度　学校支援プロジェクト報告，pp.175-182

(2)平成23年２月：『よさを認め合い助け合い活動する児童の育成　−関係を創造する実践力をどう育成するか−』（共著）　道徳教育実践研究，vol.５，pp.57-71

発】(1)平成22年10月：『道徳教育の立場から，社会問題を考える』（単）　日本道徳学会新潟支部

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)よさを認め合い助け合い活動する児童の育成　−関係性を創造する実践力をどう育成するか−　代表者：佐藤正和校長（上越市立上杉小学校）　平成22年度学校支援プロジェクト

学会活動への参加状況

(1)10月：日本道徳教育学会新潟支部第14回大会

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)８月：出前講座「ロール・プレイングを活用した道徳教育」上越市立国府小学校，　(2)８月：流山市教育委員会「いのちを大切にする教育研修会」講師（『生命尊重の道徳授業の在り方について』を演習を交えて講演），　(3)８月：心の教育研究会「道徳授業ワークショップ大会」講師，　(4)11月：心の教育研究会　道徳授業研修講座（福島県郡山市）講師，　(5)10月：2010年度　千葉県教育研究会市川支会「公開研究発表会」講師（『「繋がる・伝える」〜子どもたちの人間関係能力を支えるために〜』を演習を交えて講演，　(6)10月：佐渡道徳教育研究会「教育講演会」講師（『道徳の授業づくりについて「ロール・プレイングを利用した道徳授業」』を演習を交えて講演），　(7)11月：上越市「児童虐待防止推進月間における講演会」講師（『子どもの発達障害と虐待について〜児童虐待の防止（予防）と対応の視点から〜』を講演），　(8)10月〜11月：本学学校教育実践セミナー「水曜セミナー」講師　（『役割演技で道徳授業を』（計４回）演習を交えて講演），　(9)１月：高崎市立八幡中学校校内研修会講師（『「自ら学び，表現する力を身につけた生徒の育成」〜中学生の心の教育と人間関係づくりを基盤として〜』を演習を交えて講演）

◎社会への寄与等

　道徳授業に関する校内研修講師，センター主催の水曜講座，学会新潟支部でのパネリスト，市教委主催の道徳教育に関する講演等の他に，上越市の民生委員や保健師，児童福祉関係者約100名を対象とした講演会講師を行ったりした。また，教師と保護者を対象とした講演会の講師も経験し，自分の今までの研究成果が学校教育や社会教育の場で生かされるよう，また，学校での授業や教師の資質向上に少しでも役立つように尽力しながら，その都度本学，ことに教職大学院での教育内容などについて紹介，ＰＲするようにした。

　

 

藤　田　武　志（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　学部における教育方法として，学習への動機づけを高めたり，学習内容のより深い理解を促進したりするために，次の５つの工夫をしている。(1)講義の初回に講義の目標や各回の講義内容，評価の方法などを記したシラバスを配布すること，(2)内容をより深く理解するための参考文献を適宜紹介すること，(3)身近な題材や，教育現場において必ずかかわる題材を通して，学問的な概念や理論，方法論を理解させること，(4)図表などの資料，ビデオなどの視聴覚教材を多く用い，具体的な理解をはかること，(5)毎回の講義の終了時に，質問や疑問，自分の意見や感想などを「リアクション・ペーパー」として書かせ，その一部を，次回の講義の初めに紹介してコメントをしたり，講義内容に反映させたりすること，である。

　大学院における教育方法として工夫しているのは，次の３点である。(1)講義への参加意欲を高め，多様な意見の存在に気づくことによって理解を深めるため，ディスカッションを多く取り入れること，(2)ディスカッションの成立に不可欠な共通の知識基盤を参加者に持たせると同時に，講義時間以外における学習を促進させるため，複数の論文を課題として講読させること，(3)毎回の講義の終了時に，質問や疑問，意見や感想などをリアクション・ペーパーに書かせること，である。

【観点２】教育の達成状況

　平成22年度の指導生のうち，学部卒業生は，２人中１名が教育関係の民間企業に，もう１名が警察官にそれぞれ正式採用された。また，大学院専門職学位課程の修了生３名は現職教員として学校現場に復帰した。

　これらの結果から，教員養成系としての社会的責任を達成していると考えられる。

研究指導

【観点１】学部

　学部３年生と４年生の合同ゼミを実施した。テキストに関するレジュメを全員に提出させることで，ディスカッションと理解を促すように工夫した。また，自分の考えを筋道立てて分かりやすく提示したり，他人の意見に耳を傾ける態度を育成するため，ゼミにおいて卒論に関するプレゼンテーションの機会を複数設けた。その際には，自らの問題関心を自発的に深め，広げていくことができるような指導・助言に努めた。

【観点２】大学院

　専門職学位課程においては，学校支援プロジェクトの指導を中心に実施した。支援先の学校の課題と大学院生それぞれの課題とをすりあわせながら，実践的にも理論的にも実りのある結果を出せるように配慮して指導した。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　学部の授業においては，講義によって知識を獲得するだけではなく，学生がグループで探究し，発表をするという参画型の活動を一部にとりいれることによって，知識，探究方法，コミュニケーション方法の３つの知識・技能を能動的に獲得できるように工夫しているところに特色がある。

　

＜研究活動＞

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)「若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究」研究分担者（研究代表者：乾彰夫・首都大学東京教授）科学研究費補助金（基盤研究Ａ）

(2)「社会理論・社会構想と教育システム設計との理論的・現実的整合性に関する研究」連携研究者（研究代表者：広田照幸・日本大学教授）科学研究費補助金（基盤研究Ｂ）

学会活動への参加状況

(1)７月31日〜８月１日：日本学校教育学会出席，　(2)８月21日〜22日：日本教育学会出席，　(3)９月18日〜19日：日本教育社会学会出席，　(4)平成22年度学校教育学会理事，　(5)平成22年度日本教育学会機関誌編集委員会委員

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)新潟県施策評価委員会委員（新潟県），　(2)新潟県社会教育委員（新潟県），　(3)新潟県夢おこし政策プラン評価委員会委員（新潟県），　(4)教育委員会評価委員会委員（上越市教育委員会），　(5)６月：新潟県教育委員会平成22年度小・中・特別支援学校ＰＴＡ指導者研修会講師（「放課後の子どもたちを支えるために」を講演），　(6)６月：三重県教育委員会「地域スポーツ人材の活用実践支援事業」指導者講習会講師」（「外部指導者と学校との連携の在り方」を講演），　(7)８月：上越市教育委員会スクールマネジメント研修会講師（「家庭や地域と連携した学校・園づくり」を講演），　(8)10月：上越市地域青少年育成協議会平成22年度第６回地域コーディネーター研修会講師（「ボランティアとの協働」を講演），　(9)12月：新潟県庁「平成21年度政策分析セミナー」講師（「アンケート調査や意識調査における設計・活用の留意点」を講演），　(10)２月：上越市地域青少年育成会議実践交流会講師（「地域青少年育成会議のこれからの課題」を講演）

◎社会への寄与等

・新潟県や上越市などにおける各種研修会の講師として，地域の教育力向上に積極的にかかわった。

・学会理事や機関誌編集委員として，学会活動の充実に寄与した。

・教育委員会評価や教育方針策定に関わることにより，政策形成に積極的にたずさわった。

　

 

松　井　千鶴子（准教授）

　

＜教育活動＞

研究指導

【観点２】大学院

　学校支援プロジェクトを中心に，臨床力，即応力，協働力を身に付けられるように指導した。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　学校現場の具体的な事例をもとに，実践に結び付く講義・演習を目指した。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

業】(1)平成23年３月：『思考力・判断力・表現力を高める活用型音楽学習の実践』（共著）　教育実践研究，第21集

学会活動への参加状況

(1)６月26・27日：日本生活科・総合的学習教育学会１第９回全国大会出席，　(2)７月31・８月１日：日本学校教育学会第25回研究大会出席

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)文部科学大臣指定研究開発学校運営指導委員，　(2)新潟県魚沼地域振興局「魚沼から行く尾瀬」環境学習プログラム実地検証委員，　(3)新潟県小学校教育研究会「総合的な学習の時間」指導者，　(4)11月：上越市学校教育研究会「総合学習部会」講師，　(5)８月：柏崎市立教育センター教職員専門研修講座講師，　(6)全国小学校生活科・総合的な学習教育研究会課題別分科会指導者，　(7)11月：公孫会長岡支部教育講演会講師，　(8)下越総合サークル定例研修会講師，　(9)教育と時間研究会事務局長，　(10)新潟県生活科・総合的学習研究会上越大会実行委員

　

 

松　沢　要　一（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　教職大学院におけるプロフェッショナル科目「算数・数学科授業デザイン論」では，次のような工夫をしている。講義形式の場合は，パソコンや黒板，教具を用いて講義内容をわかりやすく整理しながら進めている。また，講義に基づき，教材を開発する演習，その教材を用いた授業構想の立案と発表，授業観察，観察した授業に対する意見交換などを取り入れている。学生は，授業後も引き続き教材を開発するなど，授業外でも学習を深めている。成績評価は，出席，レポート，開発した教材，授業観察後の発表等を総合して行っている。

【観点２】教育の達成状況

　教職大学院におけるプロフェッショナル科目「算数・数学科授業デザイン論」では，講義に基づいて教材を開発する演習とその教材を用いた授業構想の立案が，教育の達成状況を図る上で大きな位置を占める。受講者が作成したレポートを読んだり，受講者の発表を聞いたりすると，概ね意図した内容を理解し，ねらいを達成していると判断する。また，院生による授業評価は，「授業内容の整理：4.9」「授業目標の明確化：4.9」「授業への興味深さ：4.8」「授業への満足度：4.8」等であり，このことからも概ね達成できていると判断する。

研究指導

【観点２】大学院

　専門職学位課程の２年生５名の研究指導に携わった。それぞれの院生の研究テーマに沿って，先行研究の調査，研究の進め方，研究のまとめ方等を指導してきた。５名とも主査，副査の審査を受け，修了することができた。中には，学会で研究発表を行ったり，指導者と共に論文を作成したりした。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　専門職学位課程の２年生５名の研究指導に携わった。それぞれの院生の研究テーマに沿って，先行研究の調査，研究の進め方，研究のまとめ方等を指導してきた。５名とも主査，副査の審査を受け，修了することができた。中には，学会で研究発表を行ったり，指導者と共に論文を作成したりした。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

論】(1)平成22年５月：『学習意欲を高める算数・数学の教材開発−教材に具備させたい７つのキーワード−』（単著）　臨床教科教育学会誌，2010第10巻第１号，67−74頁

(2)平成22年11月：『かけ算九九の表からきまりを発見する授業−考察範囲の制限と拡張及び図に表現する活動の有効性−』（共著）　臨床教科教育学会誌，2010第10巻第２号，53−60頁

業】(1)平成22年８月：『平方根の導入場面−６社の教科書分析と先を見通した教材解釈−』（単著）　教育科学数学教育��634，明治図書，58−61頁

発】(1)平成23年１月：『「算数好き」の上位県と下位県の校内研究主題等の比較（第１次調査）』（単）　臨床教科教育学会

(2)平成23年１月：『かけ算九九の表からきまりを発見する授業−考察範囲の制限と拡張及び図に表現する活動の有効性−』（共）　臨床教科教育学会

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)学校教育におけるジェロントロジー教育のカリキュラム開発システムの構築　研究代表者：細江容子教授（上越教育大学）　科学研究費補助金

(2)教師の教育観をベースとした教科横断型問題解決学習モデルの構築　研究代表者：久保田善彦教授（上越教育大学）　科学研究費補助金

学会活動への参加状況

(1)10月２日：日本教科教育学会出席

◎特色・強調点等

　学術論文Ａを２本作成できたことが平成22年度の研究活動の特色である。１本目は，学習意欲が依然と低いままである日本の算数・数学教育において，その解決の糸口を教材開発に求めた研究である。２本目は，かけ算九九の表からきまりを発見する場面で，考察範囲を制限した後に拡張することと見つけたきまりを図に表現する活動を仕組んだことの有効性を明らかにした研究である。

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

(1)柏崎市刈羽郡学校研算数数学教育部小学校算数授業研究会講師，　(2)新潟県立教育センター主催，教科指導ステップアップ研修中学校（数学）講師，　(3)糸魚川市教育委員会主催，授業改善研修会（算数・数学）講師，　(4)十日町市教育センター主催，算数・数学研修講座講師，　(5)佐渡市中学校教育研究会数学部研修会講師，　(6)見附市学力向上推進委員会主催研修会講師，　(7)富山県教育委員会指定研究，黒部市立田家小学校研究発表会講師，　(8)上越市教育センター主催，授業力向上研修算数・数学科研修会講師，　(9)教職免許講習（長岡技術科学大学），　(10)出前講座　糸魚川市立南能生小学校，　(11)上越市頚城区小中学校職員合同研修会講師，　(12)上越市立美守小学校校内研修会（１回目）講師，　(13)上越市立美守小学校校内研修会（２回目）講師，　(14)上越市立美守小学校校内研修会（３回目）講師，　(15)上越市立直江津南小学校校内研修会講師，　(16)富山県黒部市立田家小学校校内研修会（１回目）講師，　(17)富山県黒部市立田家小学校校内研修会（２回目）講師，　(18)新潟県中学校教育研究会指定研究上越地区（数学）研究推進委員，　(19)十日町市小中一貫教育基本計画策定委員長

◎社会への寄与等

　社会貢献の件数は19である。新潟県立教育センター，市教育委員会，市教育センター等が主催する研修会の講師を務めることが多くあった。それぞれの研修会の趣旨を理解し，それに沿った研修内容になるように準備をしてきたつもりである。プレゼン作成，資料作成に多くの時間を費やした。研修会に参加された教員の反応は概ねよかったと受け止めている。

　

 

水　落　芳　明（准教授）

　

＜教育活動＞

授　　業

【観点１】教育方法及び成績評価面での取組

　次回の講義内容について，具体的に示したほか，院生の自己評価・相互評価を取り入れた。

【観点２】教育の達成状況

　シラバスに示した目標を達成できた。

研究指導

【観点１】学部

なし

【観点２】大学院

　担当する院生11名全員が学会発表したほか，学会誌に論文が掲載された院生もいた。

◎特色ある点及び今後の検討課題等

　宮崎大学とＴＶ会議システムを用いて交流する講義を行い，その成果を学会で発表した。

　

＜研究活動＞

研究成果の発表状況

論】(1)平成22年５月：『教師の協働がもたらす効果に関する臨床的研究−特別支援を必要とする学級における授業成立までの過程分析−』（共著）　臨床教科教育学会誌，臨床教科教育学会，10(1)，pp.29-37

(2)平成22年７月：『中学校理科授業における学習者の相互作用による自己評価に関する事例的研究』（共著）　理科教育学研究，日本理科教育学会，51(1)，pp.93-102

(3)平成22年11月：『学びの参加構造に関する事例的研究−小学校５年生社会か学習における情動表出を視点とした相互行為分析−』（共著）　臨床教科教育学会誌，臨床教科教育学会，10(2)，pp.27-34，2010.11

(4)平成22年11月：『『学び合い』における道徳的価値の理解に関する一考察−小学校全学年を対象とした「児童相互のかかわりを通した学び」からの考察−』（共著）　臨床教科教育学会誌，臨床教科教育学会，10(2)，pp.35-44

(5)平成23年２月：『評価基準の共有化による理科学習ノートの発展に関する事例的研究』（単著）　上越教育大学研究紀要，30，pp.105-114

業】(1)平成22年11月：『ＩＣＴ活用の日常化に向けた学校と教職大学院の協働〜情報活用実践力に着眼して〜』（共著）　第36回全日本教育工学研究協議会全国大会

発】(1)平成22年８月：『理科の学びを成立させる授業者や学習者の相互作用』（共）　日本理科教育学会

(2)平成22年９月：『教職大学院におけるＴＶ会議を活用した多地点間の交流授業』（共）　日本教育工学会全国大会

(3)平成22年10月：『相互評価を生かした主体的な学びを導く学習過程の在り方について−小学校の体育授業分析を通して−』（共）　日本教科教育学会

(4)平成22年10月：『授業導入時におけるノートレビューイングの効果に関する事例的研究−小学校４年算数「小数」の実践を通して−』（共）　日本教科教育学会

(5)平成22年10月：『評価基準の共有化によるノートの発展に関する事例的研究』（単）　日本理科教育学会

(6)平成22年11月：『相互評価を生かした主体的な学びを導く学習過程の在り方について 〜小学校の体育授業分析を通して〜』（共）　日本教育実践学会

(7)平成22年11月：『動画編集ソフトによる楽曲構造の可視化が音楽鑑賞能力に与える効果に関する事例的研究』（共）　日本教育実践学会

(8)平成22年11月：『ICT 活用の日常化に向けた学校と教職大学院の協働 - 情報活用実践力に着眼して-』（共）　日本教育実践学会

(9)平成22年11月：『教師の協働がもたらす研究授業協議会に関する事例的研究』（共）　日本教育実践学会

(10)平成23年１月：『小学校音楽科の鑑賞の授業における，児童間の対話の効果に関する事例的研究』（共）　臨床教科教育学会

(11)平成23年１月：『仮説設定場面における「４ＱＳワークシート」を用いた学び合いに関する事例的研究』（共）　臨床教科教育学会

(12)平成23年１月：『体育学習における学習者の自己決定と「楽しさ体験」に関する臨床的研究−第４学年〜第６学年におけるサッカー型「課題ゲーム」の実践を通して−』（共）　臨床教科教育学会誌

(13)平成23年１月：『通常学級に在籍する発達障害をもつ学習者の仲間関係に関する事例的研究』（共）　臨床教科教育学会

(14)平成23年１月：『中学生による授業評価を用いた授業分析に関する事例的研究−新人教員授業力向上のための一考察−』（共）　臨床教科教育学会

(15)平成23年１月：『教職経験のない学卒院生と現職院生との協働による授業実践に関する効果の検証』（共）　臨床教科教育学会

(16)平成23年１月：『相互交流を通しての学びの生成過程に関する事例的研究〜小学校算数における誤解法や異解法に焦点を置いた学びについて〜』（共）　臨床教科教育学会

(17)平成23年１月：『教師の協働がもたらす研究授業協議会に関する事例的研究　』（共）　臨床教科教育学会

(18)平成23年１月：『学習者同士の相互作用を促す教師行動と付箋活用の効果に関する研究−目標と学習と評価の一体化をめざした中学生器械運動単元の学習から−　』（共）　臨床教科教育学会

共同研究（幼，小，中，高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況

(1)Ｗｅ（みんな）でつくる学校　代表者：皆川孝（新発田市立五十公野小学校）　新発田市立五十公野小学校

◎特色・強調点等

　１年間の共同研究の成果を授業記録・分析とともにまとめた。

　

＜社会との連携＞

社会的活動状況

新潟市立江南小学校　学校評議委員