【学校教育実践研究センター】
 

笹 川 惠美子(特任教授)
 
<教育活動>
その他の教育活動
 本教職大学院の大きな特色は「学校支援プロジェクト」である。
 実習コーディネーターとして,学校支援協力校を訪問し,院生の実習「フィールドワーク」を参観し,授業の展開の仕方,指導方法の工夫,教材・教具の活用,発問・板書の有効性などについて個に応じた指導を行ってきた。
 特に,「リフレクション」等では,学卒院生には,「即戦力としての教師」になれるように力量アップが大事であることを具体的な事例を提示しながら指導を行った。
 また,現職院生については,現場の課題解決のために,どのような方法があるのか,理論と実践の統合を絶えず意識して「学校支援プロジェクト」にあたるよう声掛けをするとともに,学卒院生を育てることが,学校現場において若手職員を育てることにつながることを指導してきた。2年間の研修後,各学校で「ミドルリーダー」として活躍できる力量をつけることが大事であることを指導してきた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市公平委員(上越市)
(2)糸魚川市立浦本小学校「子育て講演会」講師 「愛はやさしさ 愛はきびしさ」を講演
(3)上越市立黒田小学校「新1年生保護者会」講師 「子育てと親の在り方」を講演
(4)7月〜12月 上越地区女性管理職各種研修会講師 「学校の危機管理」「モンスターペアレント対応」「職員のやる気を引き出す」等
(5)地域貢献・新潟サテライト講座講師 「学校の危機管理は誰のために」
(6)地域貢献・中越サテライト講座講師 「教員の年代に応じた研修課題とは」
◎社会への寄与等
・公平委員として,市職員の利益と公正な人事権の行使を保障するための規則の改正等に積極的にかかわった。
また,県,北陸地区の公平委員との情報交換を通して,公平委員会のあるべき姿を追求した。
・子育てに関する講演会では,保護者や学校職員から具体的な事例を基にした話で分かりやすかったとの評価を得た。
・管理職研修会では,自身の経験に基づいた具体的な実践や最新情報の提供などが好評であった。
・サテライト講座では,アンケートの集約で,「自分自身の振り返りや今後の在り方を考えるきっかけになった」「危機管理は,担当職員や管理職の仕事だと思っていたが,自分自身の意識の問題であることがよくわかった」などの感想をいただいた。
 

寺 田 喜 男(特任教授)
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
業】(1)平成22年8月:『教師用指導資料集作成にあたって,新潟水俣病の概要,その他』(共著) 「新潟水俣病の教訓を後世に伝えるために…新潟水俣病教師用指導資料集…」
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)新潟水俣病施策推進審議会委員, (2)上越市白山会館運営委員会委員, (3)上越市学校同和教育推進協議会委員, (4) 10月:新潟水俣病講習会講師, (5) 10月:長岡市小学校長会人権教育研修会講師, (6)新潟サテライト講座(教職大学院)講師 「新潟水俣病学習を始めましょう」, (7)中越講座(教職大学院)講師「教科書に見る近世身分制度」
◎社会への寄与等
・新潟水俣病学習の必要性と新潟水俣病教師用指導資料集の活用方法を説明した。
・近世身分制度の教科書の記述の推移を資料に,身分制度の今日的な解釈・説明を行った。
 

伊 佐 貢 一(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・教育実習ルーブリックを活用した学生の自己評価結果を集約・分析し,課題となっている項目を向上させるよう教育実地研究Uの授業内容を改善した。特に,課題として明らかになった「発問」や「授業評価」については繰り返し扱うようにした。
・教育実習の授業力の向上を目指して,模擬授業コンテストを実施し相互評価を通して学びを深めさせた。
・授業内容を発展させるため,授業後に課題を与え実践的な力量を高めるようにした。
・学習指導案の作成については,全体指導に続いて個別指導を行い個々の課題解決に向けて助言した。
【観点2】教育の達成状況
・授業コンクールは,仲間の授業を参観することで自分の授業を具体的に見直し改善することができる活動である。
・教育実習ルーブリックを継続的に活用させることによって,学生が自己の成果と課題を明らかにすることができる。
・学習指導案の作成については,大学でしっかり指導しているという教育実習受け入れ校の評価が増えてきた。
その他の教育活動
・教育実習T,教育実習V,教育実習Wの事前指導,事後指導,実習校巡回指導を行った。巡回指導においては,担当したすべての学生の授業を参観し教育実習ルーブリックに基づいて評価し指導した。また,指導案の作成については個別指導を行った。
・学部1年生,免P生M1,学部2年生の教職キャリアガイダンスを行った。
・妙高フレンドスクールにおいて学生ボランティアの事前指導を行った。
・学びの広場のクラブ顧問を担当した。
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育実習の巡回指導で,教育実習生の授業を参観し,教育実習ルーブリックを活用して指導している。指導内容を集約・整理することによって今後の課題が明らかになる。これらの課題を解決するために,教育実習を支えている授業内容の改善を図っていく。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成23年1月:『分離方式初等教育実習の成果と課題』−上越教育大学スタンダードと有機的な関連を図った教育実習ルーブリックの活用−(共著) 日本教育大学協会
発】(1)平成22年8月:『分離方式初等教育実習の成果と課題』日本学校教育学会で発表
(2)平成22年8月:『教育実践を充実させる学級経営』日本教育心理学会準備委員会シンポジュームで発表
(3)平成22年9月:『子どもの実態に応じたソーシャルスキル教育の展開』日本教育カウンセリング学会シンポジューム指定討論者
(4)平成22年10月:『ガイダンスカリキュラムを担うガイダンスカウンセラーの仕事』日本教育カウンセリング学会シンポジュームで発表
他】(1)平成22年6月,10月:『Q−Uを生かした学級づくり』日本教育新聞(計5回掲載)
学会活動への参加状況
(1)7月31日〜8月1日:日本学校教育学会出席, (2)8月27日〜8月28日:日本教育心理学会出席, (3)9月3日〜5日:日本カウンセリング学会出席, (4)10月30日〜31日:日本教育カウンセリング学会出席
◎特色・強調点等
 学級づくりや人間関係づくり,ソーシャルスキル教育などの研究について,シンポジストや指定討論者として要請があり3学会で発表した。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)5月:魚沼市教育委員会主催研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断」
(2)5月:柏崎市立瑞穂中学校校内研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(3)5月:上越市立春日中学校校内研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(4)5月:妙高市立新井中学校校内研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(5)5月:学校教育実践研究センターセミナー講師【1】「年間ソーシャルスキル教育」
(6)5月:学校教育実践研究センターセミナー講師【2】「Q−Uを用いた学級集団の診断」
(7)6月:柏崎市立枇杷島小学校校内研修会講師「学級づくり」
(8)6月:学校教育実践研究センターセミナー企画運営「CSS」講師・品田笑子特任教授都留文科大学
(9)6月:十日町市・川西中学校区生徒指導研修会講師「9年間を見通した社会性の育成」
(10)6月:妙高市立新井南小学校スクールカウンセラー業務
(11)6月:南魚沼市立中之島小学校生徒指導研修会講師「学級づくり」
(12)6月:学校教育実践研究センターセミナー講師【3】「Q−Uを用いた学級づくり事例検討会」
(13)6月:学校教育実践研究センターセミナー講師【4】「年間ソーシャルスキル教育」
(14)6月:学校教育実践研究センターセミナー講師【5】「Q−Uを用いた学級づくり事例検討会」
(15)6月:上越教育大学附属小学校研究会授業つくりセミナー講師『授業づくりは学級づくりから』
(16)7月:上越市立宝田小学校校内研修会講師「Q−Uを用いた事例検討会」
(17)7月:魚沼市教育委員会主催研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(18)7月:学校教育実践研究センターセミナー企画運営「学校づくり」講師・鹿島真弓先生
(19)7月:上越市教育センター主催カウンセリング研修会講師「ソーシャルスキル教育」
(20)8月:小千谷市教育委員会主催研修会講師「ソーシャルスキル教育」
(21)8月:糸魚川市教育委員会主催研修会講師「ソーシャルスキル教育」
(22)8月:魚沼市教育振興会研修会講師「学級づくりと特別支援教育」
(23)8月:新発田市立御免町小学校校内研修会講師「学校規模のソーシャルスキル教育」
(24)8月:新発田市・川東中学校区生徒指導研修会講師「学校規模のソーシャルスキル教育」
(25)8月:新発田市立猿橋中学校校内研修会講師(出前講座)「K13法を用いた事例検討会」
(26)8月:上越市・春日中学校区研修会講師「K13法を用いた事例検討会」
(27)8月:県立長岡農業高等学校校内研修会講師(出前講座)「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(28)8月:妙高市立新井南小学校スクールカウンセラー業務
(29)9月:長期宿泊体験学習指導者養成研修会講師【1】
(30)9月:長期宿泊体験学習指導者養成研修会講師【2】
(31)9月:妙高市立新井南小学校スクールカウンセラー業務
(32)10月:秋田県立教育センター主催研修会講師「Q−Uを用いた学級づくり」
(33)10月:下越生徒指導研修会講師「アサーショントレーニング」
(34)11月:柏崎市教育委員会生徒指導研修会講師「Q−Uを用いた学級づくり」
(35)11月:日本カウンセリング学会認定カウンセラー研修会講師「学級づくりとソーシャルスキル教育」
(36)11月:県立堀之内高等学校校内研修会講師(出前講座)「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(37)11月:学校教育実践研究センターセミナー【6】「年間ソーシャルスキル教育」
(38)12月:学校教育実践研究センターセミナー【7】「年間ソーシャルスキル教育」
(39)12月:国研指定研究中間発表会指導者(聖籠中学校)
(40)12月:上越市立針小学校校内研修会講師「Q−Uを用いた学級づくり」
(41)1月:北海道立特別支援センター研修会講師「Q−Uを用いた学級集団の診断とその対応」
(42)1月:長岡市立才津小学校校内研修会講師「Q−Uを用いた学級づくり」
(43)1月:下田中学校区研修会講師「9年間を見通した社会性の育成」
 

佐 藤 佐 敏(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
○教育方法の取組
 「実地研究U」において,模擬授業コンテストを行った(この授業の企画運営を担当した)。学生の学習意欲がすこぶる高く,学生の授業力の向上に大いに貢献した。
○評価の取組
 「実地研究U」の模擬授業コンテストの評価を附属中学校の副校長,教頭,主幹教諭にお願いした。3人から的確な評価と指導をいただいた。外部評価,並びに附属校との連携という意味でも実りある取組となった。
【観点2】教育の達成状況
 学生が今後,教職に就くにあたっての進路を考え,「教職実践演習」の授業を工夫した(グループディスカッションやロールプレイ等々)。社会に貢献する人材の育成におおいに寄与した。
研究指導
 担当学生がいない。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成22年5月『魅力ある言語活動の開発事典』(共著)東京法令出版(分担箇所)pp.18-21
論】(1)平成22年5月「なぜ誤読は起こるのか―解釈における誤読という現象に関する一考察」(単著) 新潟大学教育学部国語国文学会 第33号 pp.横1-11
(2)平成22年8月「「解釈のアブダクションモデル」に基づく発問の有効性の検証」(単著) 日本学校教育学会編 『学校教育研究』第25号 pp.107-120
(3)平成23年3月「解釈する力を高める話合い―「解釈のアブダクションモデル」に基づく発問と話し合い―」(単著) 全国大学国語教育学会編『国語科教育』pp.11-18
※(2)(3)は査読付き学術論文
発】(1)平成22年5月:「解釈する力を高める話合い―「解釈のアブダクションモデル」に基づく発問と話し合い―」(単) 第118回全国大学国語教育学会発表
(2)平成22年11月:「学習の転移を図る創作指導の可能性―アフターストーリィとアナザーストーリィの実践の在り方―」(単) 日本教育実践学会第13回研究大会発表
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)7月2日:新潟市立総合教育センター研修講座講師
(2)7月9日:柏崎市立教育センター研修講座講師
(3)7月12日:十日町市立外丸小学校校内研修講師
(4)8月2日:阿賀町学習指導センターサマー研修講師
(5)8月3日:新潟市立濁川中学校校内研修講師
(6)8月18日:柏崎市立柏崎小学校校内研修講師
(7)8月19日:長岡市立南中学校校内研修講師
(8)8月20日:神奈川県茅ヶ崎地区夏季研修会講師
(9)8月26日:新潟市立宮浦中学校校内研修講師
(10)8月27日:十日町市立松代中学校校内研修講師
(11)10月8日:五泉市立五泉北中学校研修講師
(12)1月17日:燕市教育委員会主催講演会講師
(13)1月24日:上越市立柿崎中学校校内研修講師
(14)1月28日:新潟大学教育学部附属新潟中学校研究会スキル部会講演講師
(15)2月7日:上越市立和田小学校校内研修講師
 

清 水 雅 之(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
 過去に自分が取り組んだ授業実践等をもとに,学生に理解しやすくなるような具体的事例を加えるよう工夫した。
その他の教育活動
・教育実習における学生指導(小・中学校での実習,教職大学院の学校支援フィールドワーク等)
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
他】(1)平成23年5月:本学H22年度プロジェクト一覧のホームページに研究プロジェクト報告を掲載
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)授業力を高める効果的な研修方法に関する調査研究 代表者:清水 雅之(上越教育大学学校教育実践研究センター) 上越教育大学 研究プロジェクト
(2)東日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進に関わる調査研究 代表者:中川一史(放送大学 ICT活用・遠隔教育センター 教授) 総務省委託研究事業
学会活動への参加状況
(1)7月31日〜8月1日:日本学校教育学会出席, (2)第36回全日本教育工学研究協議会全国大会事務局
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成22年度総務省委託事業「ICTを利活用した協働教育実証のための信越協議会」座長, (2)上越教育大学学教センターセミナー「電子情報ボードセミナー」講師 , (3)上越市教育委員会「電子情報ボード活用研修会」講師
 

津 野 治 彦(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・教育実地研究V及びWでは,担当した実習生について,直接授業を参加して指導したり,実習生長と連絡を取って状況を把握して支援したりした。
・教育実地研究Uでは,社会科の教材研究の授業を担当した。卒業生が作った指導案を例にして,楽しく力が付く授業をどのようにして作っていくかを指導した。また,話し方や模擬授業では,合格できるまで指導を続けた。
・臨床教育課程論では,学級担任の仕事を担当した。自分の経験や各種の統計資料等を例にして,1年生でも興味・関心をもつことができるようにした。
【観点2】教育の達成状況
・教育実地研究V及びWで担当した実習生は,すべて実習をやり遂げることができた。
・教育実地研究Uの社会科教材研究は,免P生は2コマ,学部生は1コマの授業であった。1コマでは社会科授業づくりについて伝えるのは難しかった。この経験を今年度の指導に生かしている。
・臨床教育課程論の学生アンケートを見ると,学生同士の学び合いの場を設けるなど,授業方法についてもっと工夫が必要だと感じた。
その他の教育活動
・教育実地研究V及びWでは,担当した実習生について,直接授業を参加して指導したり,実習生長と連絡を取って状況を把握して支援したりした。
・教育実地研究Uでは,社会科の教材研究の授業を担当した。卒業生が作った指導案を例にして,楽しく力が付く授業をどのようにして作っていくかを指導した。また,話し方や模擬授業では,合格できるまで指導を続けた。
・臨床教育課程論では,学級担任の仕事を担当した。自分の経験や各種の統計資料等を例にして,1年生でも興味・関心をもつことができるようにした。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
業】(1)平成23年3月:『電子情報ボードを活用した社会科授業』(単著) 越佐社会科研究会研究紀要第20号  47〜50P
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)臨床的協働研究による日韓相互理解をめざした歴史教育の基礎的研究 代表者:釜田聡(上越教育大学教授) 科学研究費補助金
(2)持続可能な開発のための教育に関する教材開発研究 代表者:釜田聡(上越教育大学教授) 米日財団
学会活動への参加状況
(1)7月31日〜8月1日:日本学校教育学会第25回大会出席, (2)9月25日〜26日:日本教師教育学会第20回研究大会出席, (3)10月25日:日本教育大学協会北陸地区会教育研究実践研究指導部門研究協議会出席 (4)10月30日〜31日:全国社会科教育学会第59回研究大会出席
在外研究の状況
(1)12月26日〜29日:韓国「東アジア三カ国とアメリカの協働による持続可能な開発のための教育に関する基礎的研究」関係
(2)3月22日〜30日:アメリカ 米日財団ESD研究プロジェクトにかかわる教材開発のための調査研究
◎特色・強調点等
・日本学校教育学会及び日本教師教育学会に参加することで得た知識を,授業で学生に指導する際の参考として授業内容の充実を図った。
・韓国とアメリカの視察により,教材を開発して指導案を作成し,地域の学校で実践できるように努めている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)10月:長岡市立大積小学校校内研究講師, (2) 2月:上越市立和田小学校校内研究講師, (3)6月〜7月:学校教育実践研究センター自主セミナー「楽しく力が付く社会科授業1〜3」
◎社会への寄与等
 長岡市立大積小学校及び上越市立和田小学校において,研究授業の指導者・飛び込み授業を行った。
 

中 野 博 幸(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・授業導入時に教育実習ループリックを確認することで,学生に授業内容と評価項目との関係を意識づけて授業を行った。
・具体的にイメージできるよう算数という教科を例として取り上げながらも,どの教科にでも対応できる考え方や方法を学べるように工夫した。
・電子情報ボードなどICTを活用し,これからの新しい教育方法について興味関心を高めるようにした。
・授業後,次年度の教育実習時にも活用できるような課題を与え,授業での学びが連続性を持つようにした。
・学習指導案の作成については,全体指導に続いて個別指導を行い個々の課題解決に向けて助言した。
【観点2】教育の達成状況
・教育実習の事前指導,事後指導,巡回指導を行ったが,少しずつではあるが教育実地研究Uで学んだことを生かそうとする実習生の姿が見られるようになってきた。
その他の教育活動
・教育実習等に関わる指導
特色ある点及び今後の検討課題等
 教育実習ルーブリックをもとにして,教育実地研究U,教育実習の巡回指導を行うことで,学生が持っている課題を明確にすることができる。複数教員で担当しているため,得られた情報をいかに共有化し,効果的に資質能力を伸ばしていくことができるかを考える必要がある。
 学校現場での経験とデータ分析の知識を生かしながら,卒業論文や修士論文の研究内容について指導を行っている。より多くの学生や院生を支援するための体制作りを行っていく必要がある。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成23年1月:『「分離方式」初等教育実習の成果と課題--上越教育大学スタンダードと有機的な関連を図った教育実習ルーブリックの活用』(共著) 日本教育大学協会研究年報 29, 133-146, 2011
発】(1)平成22年7月:『分離方式初等教育実習の成果と課題−教育実習ルーブリックの活用を通して』(共) 日本学校教育学会
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)確かな学力の育成に係る実践的調査研究 代表者:細川雅由(NTTコミュニケーションズ) 「確かな学力の育成に係る実践的調査研究」企画委員会
◎特色・強調点等
○ソフトウエア開発:統計分析プログラム JavaScript-STAR version 5.5.7jの開発と公開
 自ら開発している統計分析ソフトウエア(Javascript-STAR) は,多くの学生,院生,研究者から活用されており,独創的で先進的なソフトウエアである。
 開発者という立場を生かして,多くの方々にアンケートの取り方やデータ分析の方法について,アドバイスを行っている。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)学校教育実践研究センター 自主セミナー 講師, (2)第36回全日本教育工学研究協議会全国大会(上越大会)参加, (3)学校評価システムの実施, (4)柏崎市立教育センター 算数研修講座 講師, (5)柏崎市立教育センター 管理職研修講座 講師, (6)研究授業指導者, (7)学校評価研修会指導者, (8)学校評価システム研究推進部会 指導者, (9)上越市学校教育支援連絡会議委員, (10)新潟県養護教諭研究協議会上越市部コンピュータ研修会講師, (11)電子情報ボード研修会講師, (12)学校評価研修会指導者, (13)学校評価研修会指導者, (14)東日本大震災避難児童学習支援
◎社会への寄与等
 様々な研修会では,学校現場や教職員が抱える課題をもとに,ワークショップや演習などの活動を取り入れた研修を行っており,参加者からは具体的でわかりやすかったと評価を得ている。
 

渡 辺 径 子(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・教育実習が円滑に行われるように具体的な事項を例に挙げながら指導を行った。
・実践に基づく授業内容,演習を取り込んだ授業形式と等,工夫を凝らして行った。
・新学習指導要領の趣旨が短時間で伝わるように工夫を凝らした。
【観点2】教育の達成状況
・学生からの授業評価は大変によい。しかし限られた時間の中で本当にその学生に力がついているのかは見取ることができないと感じる。
その他の教育活動
・教育実習TからWに渡っての指導
特色ある点及び今後の検討課題等
 自分の実際の小学校での授業実践を紹介しながら,新学習指導要領の趣旨を,その実践の中に照らしていく授業スタイルである。
 また,教育は常に想像し創造していくものであり,固定化されるものではないことを学生に身をもって伝えている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成23年3月:『「分離方式」初等教育実習の成果と課題』(共著) 日本教育大学協会研究年報 第29集
業】(1)平成23年3月:『子どもが喜んで学ぶ理科の授業を』(単著) 理科の教育 3月号
発】(1)平成22年5月:『実感を伴った理解を導く授業の構成』(単) 日本科学教育学会
(2)平成22年9月:『初年次教育の意義』(単) 日本教師教育学会
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)春日山の自然を使った総合学習の創造(春日小学校3年生)代表:渡辺径子(上越教育大学特任准教授)
(2)Collaborative Development of ESD Curriculums and Teaching Materials by the U.S. and Japan towards mutual understanding  代表:釜田聡(上越教育大学教授) 米日財団
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)独立行政法人科学技術振興機構 科学技術・理科教育のための革新的なデジタルコンテンツ教材の開発, (2)7月:妙高ネイチャープログラム指導者養成研修 講義, (3)8月:岩木環境ネットワーク 野外研修会 講師, (4)5月:糸魚川市教育研究会理科部会研究会 講師, (5)4月〜10月:上越市立春日小学校3年生 総合のコーディネーター,講師, (6)青苧の会 監事
◎社会への寄与等
・学校教育実践研究センターにて随時「理科」「生活・総合」研修会を開催。
・JAETの全国大会のための授業改善,大会運営に寄与
・外部講師を招いての講演会開催(文部科学省 視学官 日置光久氏)