3 管理運営組織等
 
(11)国際交流推進室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
国際交流推進室は,本学の国際交流及び留学生交流の推進に寄与することを目的として設置されている。
本推進室の運営に関する重要事項を審議するための国際交流推進室会議及び本推進室の業務を遂行するための部会が設置されている。部会は,2部会を設置し,協定校交流推進部会は協定校との交流推進等,留学生支援部会は留学生の修学及び生活上の指導等を担当している。
イ 組織の構成及び構成員等
本推進室は,室長(学長が指名した理事),国際交流専任教員,協定校担当者(コーディネーター),学務部長及びその他学長が指名した者により構成されている。
国際交流推進室会議は,室長,国際交流専任教員及びコーディネーターのうちから室長が指名した者,協定校交流推進部会は,部会長(国際交流専任教員),コーディネーター及び室長が指名した者,留学生支援部会は,部会長(国際交流専任教員)及び室長が指名した者により構成されている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成23年度においては,国際交流推進室会議を12回,協定校交流推進部会を5回,留学生支援部会を10回開催した。
イ 審議された主な事項
平成23年度においては,@国際交流推進室重点施策,A外国人留学生の受入れ,B外国人研究者の受入れ,C海外との研究交流事業計画,D交流協定の更新,E交流協定締結の検討,F年度計画に関する自己点検・評価,G学内予算要求・要望計画,H次年度国際交流支援体制の検討,I留学生の学生生活総合保険加入等である。
ウ 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
平成23年度の取組みで特記すべき事項として,@今年度から本格的実施することにした外国人児童生徒への修学支援プロジェクト,国際理解教育派遣プロジェクトを行うため,新たに国際交流支援補助者(「国際交流サポーター」という。)を委嘱し,このプロジェクトを推進する体制を整備し実施したこと,A留学生を中心とした地域社会への貢献,地域との相互交流を図るため,留学生支援事業をホームページ等で積極的に広報し,地域との交流の拡大を図ったこと,B既存の大学間交流協定の更新に加えて,新たな協定校を開拓するため,国際交流推進室に3チームの訪問団を結成し,海外の3大学を現地視察し,視察報告書を取りまとめたこと,C従前から協定校との連絡調整に当たる役割のコーディネーターを見直し,平成24年度から協定校アドバイザーとして学長発令とし,役割及び任期の明確化を図ったこと,D平成24年度以降の国際交流体制を大幅に刷新して本学の国際交流を担う体制として整備したことである。
B 優れた点及び今後の検討課題等
本学では「異文化理解マインドを持った教員の養成」及び「国際レベルでの学校教育とその教育者養成の研究推進」を目的として国際交流・留学生交流を推進している。平成23年度においては,前項に掲げたとおり,留学生支援の充実を図りながら今後の国際交流の推進の体制づくりができた。今後に向けては,これまでの取組みを継続するとともに,@外国人児童生徒への修学支援プロジェクトの定着,A外国人留学生による国際理解教育派遣プロジェクトの定着,B協定校アドバイザーと連携した留学生受入れの推進及び留学希望者に対する広報の充実,C新規の3大学の協定候補校との交流協定の締結,D新規協定校との連携事業の実施,E協定校への学生の海外留学・研修の推進,F留学生の進路に関する支援の充実などの取組みを続ける必要がある。