【国際交流推進室】
 

 
原   瑞 穂(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
シラバスに提示した通り,実施した。
【観点2】教育の達成状況
指導教員として担当した短期留学生(協定校)のうち2名が,本学で学習を継続し,研究生となり,大学院に進学した。
研究指導
【観点1】学部
指導教員として短期留学生9名に対し,各自の日本語や日本文化に関する研究テーマに基づき,週1回のゼミを行い,指導を行った。
その他の教育活動
・ 外国人児童生徒に対する修学支援プロジェクトに関する運営・学生指導等
・ 留学生による国際理解教育派遣授業に関する運営・学生指導等
特色ある点及び今後の検討課題等
多文化多言語家庭に育つ児童生徒の修学問題に対応できる教員の養成について,本学ではカリキュラムが整備されていない中で,修学支援プロジェクトとして実施し,学生の指導・助言を行っている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成23年3月:『社会科(歴史)・第一言語・第二言語の相互育成のための統合カリキュラムと教材の開発』(単著) 社会科(歴史)・第一言語・第二言語の相互育成のための統合カリキュラムと教材の開発
(2)平成24年3月:『JSL生徒への日本語での教科・言語学習支援−『教科・母語・日本語相互育成学習』教室における日本語支援者とJSL生徒のやりとりに着目して−』(単著) 『上越教育大学研究紀要』第31巻,pp227-236.
業】(1)平成23年8月:高麗大学校KUJAPシリーズ『ビジネス日本語』2011年(単著)
(2)平成23年12月:『多言語・多文化を認め合う教育を目指して』(単著) 『教育創造』第169号,pp50-55
発】(1)平成23年6月:『「来日間もないJSL生徒への日本語での教科学習支援−支援者と生徒のやりとり』(単) 第42回日本言語文化学研究会
(2)平成23年10月:『社会科(歴史)・第一言語・第二言語の相互育成のための統合カリキュラムと』(共) 第60回全国社会科教育学会全国研究大会
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)東アジア等の自然災害に関する防災・減災教育についての日本の教育貢献可能性 代表者:藤岡達也(上越教育大学) 科学研究費補助金
学会活動への参加状況
(1)平成23年5月21日〜平成23年5月22日:2011年度日本語教育学会春季大会出席, (2)平成23年6月25日〜平成23年6月26日:お茶の水女子大学日本言語文化研究会出席, (3)平成23年8月6日:母語・継承語・バイリンガル教育【MHB】研究会 2011年度研究大会出席, (4)平成23年8月7日:平成23年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「継承日本語教育に関する文献のデータベース化と専門家養成」中間報告会出席, (5)平成23年10月8日〜平成23年10月9日:全国社会科教育学会第60回全国研究大会出席
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)「国際化とリテラシー教育〜言語権と教育を受ける権利を保障する教育実践〜」講師(りてらこや新潟主催)
(2)「外国人児童生徒修学支援ワークショップ」講師,企画実施(平成23年度上越教育大学地域貢献事業)
(3)「平成23年度上越教育大学地域貢献事業外国人児童生徒に対する修学支援プロジェクト」プロジェクト担当,企画運営(上越教育大学国際交流推進室)
◎社会への寄与等
・ 本学地域貢献事業として,上越地域の学校からの要請を受けて外国人児童生徒の修学支援を実施している。
・ 教職を目指す本学学生にとっては外国人児童生徒への指導法について学べる唯一の機会となっている。
・ 修学支援で得た知見は講演やワークショップによって,新潟県や上越地域の関係者に広く還元している。