4 教育・研究組織等
 
(4)学校教育学部
B 教育実習
ア 教育実習委員会設置の趣旨(目的)及び組織
1) 設置の趣旨(目的)及び組織
委員会は,学部及び大学院の教育実習(学部の保育実習を含む。)に関する事項について調査検討することを目的として設置されている。
2) 組織の構成及び構成員等
平成24年度は,学校教育専攻の各コースから選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。以下同じ。)各1人,教科・領域教育専攻の各コースから選出された教授又は准教授各1人,教育実践高度化専攻から選出された教授又は准教授1人,学校教育実践研究センターから選出された教授又は准教授5人(5人のうち4人は特任准教授),附属幼稚園副園長,附属小・中学校副校長,学務部長,教育支援課長及びその他学長が指名した者(2人)の計22人で構成した。
また,学部における実習の責任体制を明確にすると共に効率的な運営を図るため,本委員会の下に以下の部会を設置した。
・ 幼稚園教育実習専門部会
教育実習委員会委員のうち幼児教育コースから選出された委員1人,教育実習委員会委員のうち学校教育実践研究センター所属の委員1人,附属幼稚園副園長及び教育実習委員会委員を除く幼児教育コースの教員3人の計6人で構成
・ 小学校教育実習専門部会
教育実習委員会委員のうち学校教育専攻及び教科・領域教育専攻から選出された委員5人,教育実習委員会委員のうち学校教育実践研究センター所属の委員4人,附属小学校副校長及び教育実習委員会委員を除く学校教育実践研究センター所属の特任教員3人の計13人で構成
・ 中学校教育実習専門部会
教育実習委員会委員のうち学校教育専攻及び教科・領域教育専攻から選出された委員2人,教育実習委員会委員のうち学校教育実践研究センター所属の委員2人,附属中学校副校長の計5人で構成
・ 保育士実習専門部会
教育実習委員会委員のうち幼児教育コースから選出された委員1人,特別支援教育コースから選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。以下同じ)1人,保育実習T及び保育実習U履修者の所属コースから選出された教員3人の計5人で構成
さらに,学部における教育実習の円滑な実施を図るため,以下の連絡会を設置した。
・ 教育実習連絡会
学外委員として上越市小学校長会教育実習連絡会委員3人,上越市中学校長会教育実習連絡会委員2人,妙高市小学校長会教育実習連絡会委員1人,妙高市中学校長会教育実習連絡会委員1人及び糸魚川市協力校代表2人の9人並びに学内委員として教育実習委員会委員22人の合計31人で構成
イ 運営・活動の状況
1) 委員会等の開催状況
 平成24年 4月5日(木)  第1回教育実習委員会
   〃 4月10日(火)  第1回教育実習連絡会
   〃 4月11日(水)  第1回教育実習協力校(園)会議
   〃 6月4日(月)  第1回幼稚園教育実習専門部会
   〃 6月14日(木)  第2回教育実習委員会
   〃 7月6日(金)  第1回保育士実習専門部会
   〃 7月18日(水)  第3回教育実習委員会
   〃 10月11日(木)  第4回教育実習委員会
   〃 11月15日(木)  第2回幼稚園教育実習専門部会
   〃 11月22日(木)  第5回教育実習委員会
   〃 11月30日(金)  第2回教育実習連絡会
   〃 12月12日(水)  第2回教育実習協力校(園)会議
   〃 12月19日(水)  第2回保育士実習専門部会
 平成25年 2月6日(水)  第6回教育実習委員会
   〃 2月7日(木)  保育実習連絡会
   〃 3月11日(月)  第7回教育実習委員会
2) 審議された主な事項
教育実習委員会,幼稚園教育実習専門部会,小学校教育実習専門部会,中学校教育実習専門部会及び保育士実習専門部会における主な審議事項は,以下のとおりである。
・ 教育実地研究TA(観察・参加)の実施及び成績評価
・ 教育実地研究TB(観察・参加)の実施及び成績評価
・ 教育実地研究TC(観察・参加)の実施及び成績評価
・ 教育実地研究V(初等教育実習)の実施及び成績評価
・ 教育実地研究W(中等教育実習)の実施及び成績評価
・ 総合インターンシップの実施及び成績評価
・ 次年度の教育実習計画の策定
・ 幼稚園専修教育実習の実施及び成績評価
・ 次年度の幼稚園教育実習計画の策定
・ 保育実習の実施及び成績評価
・ 次年度の保育実習計画の策定
3)重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
委員会及び専門部会における審議に基づき,以下のことについて重点的に取り組んだ。
・ 教育実習ルーブリックの活用(年度計画の実施及び自己点検・評価)
・ 教育実地研究TA(観察・参加)1年次の実施(9/5〜14の内4日間),166人(小規模小学校6校(上越市),特別支援学校5校(上越・妙高・柏崎市),附属中学校))
・ 教育実地研究TB(観察・参加)2年次の実施(9/3〜27(4日間),166人(幼稚園13園(上越・妙高市),附属幼稚園))
・ 教育実地研究TC(観察・参加)免P1年次の実施(5/23,6/20(2日間),108人(附属小学校,附属中学校))
・ 教育実地研究V(初等教育実習)の実施(5/28〜6/1及び9/3〜24(分離方式4週間),271人(学部171人,免P95人,科目等履修生5人)(小学校69校(上越・妙高・糸魚川市),附属小学校))
・ 教育実地研究W(中等教育実習)の実施(5/14〜6/1(3週間),196人(学部136人,免P生57人,科目等履修生3人)(中学校29校(上越・妙高・糸魚川市),附属中学校)
・ 総合インターンシップの実施(10月〜12月(週2日)学部4年1人,(附属小学校)
・ 糸魚川市へ拡大した教育実習協力校での実施(糸魚川市立小・中学校)
・ 幼稚園専修教育実習の実施(10月〜11月(2週間),学部4年14人(幼稚園2園(上越市),附属幼稚園)
・ 保育実習Tの実施(H25.2/12〜22(10日間),学部2年20人,保育園10園(上越市))
・ 保育実習Uの実施(8月(10日間),学部2年20人,社会福祉施設9園(上越・柏崎・糸魚川市)
・ 保育実習Vの実施(8月〜9月(10日間),学部3年4人,学部4年11人,保育園12園(上越市))
・ 保育実習Wの実施(8月〜9月(10日間),学部4年8人,上越市こども発達支援センター)
・ 上越市区部へ拡大した保育実習協力園での保育実習の実施
ウ 優れた点及び今後の検討課題等
1) 教育実習運営体制の見直しを行い,教育実習委員会の下に「教育実地研究TA」,「教育実地研究TC」及び「介護等の体験」を担当する『教育実地研究TA・TC・介護等の体験専門部会』を設置するとともに,平成25年度から『教育実地研究U専門部会』を新設することを決定した。
2) 教育実地研究TA(介護等の体験を含む。)に係る交通手段について,公共交通機関の利用に支障がある小規模校及び旧上越市外の特別支援学校に限り,大学バス,借上バス及びジャンボタクシーにより対応することとし,平成24年度から実施した。
3) 平成24年度から,教育実地研究TA及び介護等の体験の実習協力校として新潟県立吉川高等特別支援学校が,保育実習Uの実習協力施設として妙高市の社会福祉施設かなやの里ワークスが,新たに加わった。
4) 教育実習ルーブリックを活用するために教育実習の手引き(実習校用)を改訂(平成24年度版を作成)し,教育実習協力校園へ配付した。来年度以降も必要に応じて改訂していく予定である。
5) 指定保育士養成施設指定基準が改正されたことに伴い,平成23年度入学者から,これまで保育実習T,保育実習U,保育実習V,保育実習Wとしていた授業科目を,保育実習T及び保育実習指導T,保育実習U及び保育実習指導U,保育実習V及び保育実習指導V,保育実習及び保育実習指導Wへと変更した。