4 教育・研究組織等
 
(9)研究活動の不正行為対策委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的) 
研究活動の不正行為対策委員会は,不正行為への対応及び防止策を審議することを目的として設置された。
イ 組織の構成及び構成員等
学長が指名した副学長,学術研究委員会委員長,各学系から選出された教授各1人,学外有識者のうちから学長が指名した者,その他学長が指名した者若干人で構成されている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況 
・ 不正行為対策委員会を3回(7月と3月)開催
・ 不正事案に関する予備調査委員会を設置
イ 審議された主な事項 
不正行為対策委員会では,規定の改正,研究活動における不正行為の防止,ガイドラインの見直し等について審議を行った。
ウ 重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等 
学内教員に「上越教育大学の研究活動における行動規範及び不正行為への対応に関する規程」をあらためて通知するとともに,第158回教授会(平成25年4月24日開催)においても周知した。また,他機関等での不正行為事例を知らせることにより,引き続き,不正行為防止への注意喚起を行うとともに,大学院学生にも独立した研究者としての研究倫理が求められるため,研究不正行為により学位が取り消される場合もあることについて,指導教員から学生に対して注意を促すこととした。
B 優れた点及び今後の検討課題等
本学では,文部科学省科学技術・学術審議会研究活動の不正行為に関する特別委員会報告「研究活動の不正行為への対応のガイドラインについて」(平成18年8月8日付)を踏まえ,研究活動における行動規範及び不正行為への対応に関する規程等を制定し,研究不正防止の取り組みを行っているところだが,社会に大きな影響を与える不正行為が相次いで発覚したことに伴い,文部科学省より,同ガイドラインの見直し・運用改善について,審議をまとめたものが公表された。
改正後のガイドラインについては,文部科学省より,平成26年5月中に通知される予定であるため,規程の整備等を早急に行う必要がある。