土 谷 良 巳(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
講義においてはその内容を講述するのみでなく,裏付けとなる実践的,臨床的事実をビデオ映像等で紹介することによって,実践経験,臨床経験の乏しい受講生の理解を深めるように配慮した。
【観点2】教育の達成状況
シラバスに記載した授業目標はほぼ達成され,受講生全体に高い成績評価を与えることができた。また,受講生による授業評価においても高い評価を得ている。
研究指導
【観点2】大学院
教職を目指す院生の研究指導であるので,修士論文研究の主題として教育の場における実践的,臨床的課題を対象とし,資料収集にあたってはフィードワーク,事例研究等の実践的,臨床的手法を用いるように指導した。また,フィードや事例と実践的,臨床的に係わることと実証的にアプローチすることの両義性,及び理論と実践・臨床との往還的関係のなかで考察を深めることを通して教育の場において実践研究,臨床研究に取り組む資質を高めるように指導した。
その他の教育活動
・ 横浜国立大学教育人間科学部臨時教員養成課程における集中講義(重度重複障害児教育論)
・ 福井大学教育地域科学部における集中講義(視覚障害教育総論)
・ 特別支援学校教員免許に関する教育実習において,新潟県立上越特別支援学校における教育実習に関して指導した。
◎特色ある点及び今後の検討課題等
講義,演習,臨床実習等において,授業者である筆者の臨床実践を観察させる,あるいは自験事例のビデオ映像を視聴させることで,具体的,実際的な資料と実践家,臨床家としてのモデルを提示することで,受講者の教育実践欲の向上を図っている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成25年9月1日:先天性盲ろう児との共創コミュニケーションの展開(1)Dyadic interaction に関する実践を巡って,日本特殊教育学会第51回大会
(2)平成25年9月1日:ネットワークによる盲ろう教育コンサルテーション,日本特殊教育学会第51回大会
(3)平成25年8月18日:障害の重い子どもの取り組む学習とは−その現代的課題と展望−,日本教育心理学会第55回総会
学会活動への参加状況
(1)成25年8月30日〜平成25年9月1日:日本特殊教育学会第51回大会, (2)平成25年8月17日〜平成25年8月19日:日本教育心理学会第55回総会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成26年2月18日〜平成26年2月20日:社会福祉法人光道園生活支援事例報告会(社会福祉法人光道園)
(2)平成25年11月22日〜平成26年2月26日:新潟県立盲学校研修会(新潟県立新潟盲学校)
(3)平成25年9月30日:東京都立葛飾盲学校研修会(東京都立葛飾盲学校)
(4)平成25年8月27日:新潟県教育職員免許法認定講習(新潟県教育委員会)
(5)平成25年8月22日:川崎市総合教育センター特別支援学級新担任者研修(川崎市総合教育センター)
(6)平成25年8月21日:川崎市重度心身障害児研修会(川崎市総合教育センター)
(7)平成25年8月20日:神奈川県立中原養護学校研修会(神奈川県立中原養護学校)
(8)平成25年8月8日:視覚障害教育夏季専門研修(東京都立盲学校長会)
(9)平成25年8月7日:新潟県立はまぐみ特別支援学校研修会(新潟県立はまぐみ特別支援学校)
(10)平成25年7月30日:平成25年度教員免許更新講習(上越教育大学)
(11)平成25年7月27日〜平成25年7月28日:長野県障害児教育実践セミナー夏季セミナー(長野県障害児教育実践セミナー)
(12)平成25年7月10日〜平成25年12月11日:富山県立視覚総合支援学校研修会(富山県立視覚総合支援学校)
(13)平成25年6月7日:新潟県立教育センター重度・重複障害教育講座(新潟県立教育センター)
(14)平成25年5月25日〜平成26年3月21日:長野県障害児教育実践セミナー研修会(長野県障害児教育実践セミナー)
(15)川崎市総合教育センター専門員川崎市総合教育センター
◎社会への寄与等
重度ないし重複した障害のある子どもの授業研究の観点から,特別支援学校,特別支援学級の授業研究会,校内研修会における指導・助言を積極的に行った。またいくつかの学校を対象に継続的なコンサルテーションに取り組み,教職員の教育実践力の向上に貢献した。さらに,教育委員会および上越教育大学の認定講習,都道府県・政令指定都市教育センターにおける研修会等での講義等を行い,大学での教育臨床,実践研究の成果と知見を教育現場に還元し,教職員の専門性向上に寄与できた。