矢 部 直 人(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
授業の目標や授業計画,参考書等をシラバスに明記し,学生が予習・復習を行う際の参考となるよう配慮した。レポートについては課題を具体的に説明することを心がけた。成績評価の基準については,シラバスに明記し,授業中にも伝えることで周知を図った。
【観点2】教育の達成状況
修士課程修了生1名は非常勤講師,学部卒業生は1名が就職,1名が非常勤講師に就いた。
研究指導
【観点1】学部
文献資料の収集方法,人文地理学の調査方法・分析方法などを卒業研究を通して実際に体験することで,教員となった後の授業研究への応用力を身につける取り組みを行った。
【観点2】大学院
文献資料の収集方法,人文地理学の調査方法・分析方法,論文の執筆などを修士論文作成の過程で実際に体験することで,教員となった後の授業研究への応用力を身につける取り組みを行った。
その他の教育活動
・ 首都大学東京都市環境学部 非常勤講師
◎特色ある点及び今後の検討課題等
卒業後も教育現場で学び続ける教員となるためには,各教科の研究方法をいずれか一つでも身につけることは重要であろう。教科の研究方法として,人文地理学の研究方法を実際に体験することには一定の意義があると思われる。なお,シラバスに授業の目標や成績評価の基準などを明記したが,授業評価アンケートの結果からは,学生がシラバスを確認していない場合があることが推測された。この点に関して,次年度には学生にシラバスを閲覧するよう伝えるなど,改善する必要があろう。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成26年3月:ぶら高田(共著),北越出版
(2)平成25年8月:人文地理学事典(共著),丸善
論】(1)平成26年1月:Predicting from GPS and Accelerometer Data: When and Where Tourists Have Viewed Exhibitions,ENTER 2014 Proceedings of the International Conference in Dublin, Ireland,pp.115-127
(2)平成25年10月:新潟県上越市におけるフードデザート地区の分析 : 地理教材におけるGISの応用,上越社会研究,28巻,pp.1-8
(3)平成25年6月:東京大都市圏におけるIC乗車券を用いた訪日外国人の観光行動分析,GIS : 理論と応用,21巻,1号,pp.35-46
(4)平成25年6月:休暇分散化における地域ブロックの設定とその旅行需要平準化効果の検証 : ネットワーク分析による機能地域の設定,人文地理,65巻,3号,pp.264-278
発】(1)平成26年1月23日:Predicting from GPS and Accelerometer Data: When and Where Tourists Have Viewed Exhibitions,Information and Communication Technologies in Tourism 2014 (ENTER 2014)
(2)平成25年8月5日:Time budgets of working mothers living in central Tokyo: An analysis on the impacts of Internet,2013 IGU (International Geographical Union) Kyoto Regional Conference
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)持続可能な都市空間の形成に向けた都市地理学の再構築,代表者:日野正輝(東北大学)
(2)歴史的町並みにおける生活の様相への訪問客のまなざしの生成に関する研究,代表者:直井岳人(首都大学東京)
学会活動への参加状況
(1)平成26年1月23日:Information and Communication Technologies in Tourism, (2)平成25年8月5日:IGU Kyoto Regional Conference
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市みんなで防犯安全安心まちづくり推進会議(上越市)
(2)平成25年8月21日:新潟県高等学校教育研究会地歴公民部会地理分科会研究会
(3)平成25年8月20日:教員免許状更新講習