土 田 了 輔(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
実技授業については,近年の研究成果に基づき,分業に基づく戦術アプローチを展開した。
【観点2】教育の達成状況
ほとんどの指導学生が教職に就いたことから,教育現場に密着した研究指導ができていると考えられる。
研究指導
【観点1】学部
学習内容と学習評価について深く考えさせ,活動あって内容無しという体育にせず,常に思考が伴う授業を心がけた。
【観点2】大学院
研究主題を教育現場の実践に求め,実践と研究が結び付くような指導を心がけた。
その他の教育活動
・ 新潟工科大学非常勤講師
・ 上越教育大学男子バスケットボール部顧問
・ 上越教育大学女子バスケットボール部顧問
・ 上越教育大学附属小学校研究会体育助言者
・ 教職講座(直前体育実技)
特色ある点及び今後の検討課題等
ボールゲーム指導において「動きづくり」ではなく「ゲーム理解」に焦点を当て,役割取得や役割変化,専門用語に依らない授業を考案,実践している。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年3月:中学校バスケットボール部でのゲーム構造論における「直進」と「迂回」のアイデアを用いた指導について〜行為理解がもたらす集団技能の向上に着目して〜,新潟体育学研究,32巻,pp.23-28
(2)平成26年3月:大学バスケットボール部における長期情動モニタリングが選手の心理的スキルとチーム力に及ぼす影響,新潟体育学研究,32巻,pp.41-46
学会活動への参加状況
(1)平成25年10月19日:新潟県体育学会, (2)平成25年8月28日〜平成25年8月30日:日本体育学会, (3)平成25年6月22日〜平成25年6月23日:日本体育科教育学会
◎特色・強調点等
ボール運動の学習活動における「役割変化」着目した学習評価。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成25年9月25日:三条市小学校教育研究会一斉研修講師
(2)平成25年7月26日:上越市男女共同参画審議会
◎社会への寄与等
種目の専門家が少ない小学校教員が,各種のボール運動において学習者を評価する場合,各種目で発達した専門用語や細分化された評価基準を用いずに,学習指導要領に基づいた「型」の考え方に基づいて学習評価ができるような枠組み作りを研究し,現場に還元している。現場では日々の授業における評価活動に直接役立つと評価されている。