堀   健 志(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
毎回の授業において受講者に対して問いを投げかけ,その問いについて各自で考えさせている。そうすることで,理論的概念を日常性の位相で理解すること,言い換えれば,日常世界・社会的世界を理論的に把握するよう導いている。成績評価については,各授業における学習目標を明示しており,成績評価基準は明確に示されている。
【観点2】教育の達成状況
多数が学校教員となっている現状をふまえ,学校教育および現代社会を構造的に理解することができるよう指導している。
研究指導
【観点2】大学院
教育社会学/教育学の専門的・先端的な思考のあり方を形成するために,継続的に問答を行った。報告書を執筆させた。
特色ある点及び今後の検討課題等
教育社会学/教育学の専門的・先端的な思考のあり方を形成するために,継続的に問答を行った。報告書を執筆させた。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成26年3月:アジアの未来へ1―私の提案(アジア未来会議優秀論文集)(共著),ジャパンブック
(2)平成25年10月:「復興」と学校 : 被災地のエスノグラフィー(共著),岩波書店
論】(1)平成26年:高校生の自己有能感と学業成績 : 学歴社会観の後退局面におけるパラドクス (2013年度研究発表会報告),教育経営研究,20号,pp.42-50
(2)平成26年3月:被災地における学校教育の意味を問う(共著),東日本大震災と教育に関する研究(全体編その1)
発】(1)平成25年9月13日:被災地における学校教育の意味を問う(I-10部会 地域社会と教育(1),研究発表I),日本教育社会学会大会発表要旨集録
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)「復興」期における被災コミュニティ再編と子どもの学校生活・進路に関する追跡的研究,代表者:清水睦美(日本女子大学)
学会活動への参加状況
(1)平成25年10月:日本社会学会, (2)平成25年9月:日本教育社会学会, (3)日本教育社会学会 年次大会支援部副部長
外国における研究の状況
(1)平成26年3月20日〜平成26年3月24日:大韓民国 東アジアの社会的トラッキングとその多様性
◎特色・強調点等
2011年度より開始した東日本大震災の被災地における現地調査を編著書等の業績としてまとめる一方,東アジアの社会的トラッキングに関する研究については,シンガポールとの比較研究を論文としてまとめ,さらには韓国との比較研究を行う上で必要な現地研究者と意見交換を行った。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成26年2月:上越市地域青少年育成会議協議会「実践交流会」(上越市教育委員会)
◎社会への寄与等
上越市教育委員会および青少年育成会議が主催する「実践交流会」で講師を務めた。価値観の多様化が進み,人々の行動の「個人化」が進んだ現在において,全員参加型の取り組みが困難であること,解決すべきイシューを絞り込んで活動することの重要性について論じた。日本教育社会学会では年次大会支援部副部長を務め,学会大会の円滑な開催を支援した。