3 管理運営組織等
(12)危機管理室
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
危機管理室は,国立大学法人上越教育大学危機管理室規程に基づき,法人運営に影響を及ぼすおそれのある,あらゆる事象について,予測される危機に対する事前の予防,発生中の危機に対する防衛,事後の対策を通じて事象から及ぼされる影響を回避又は極力縮小させるとともに,それらを通じ危機管理対策の改善・強化を図ることを目的として,平成19年4月に設置された。
イ 組織の構成及び構成員等
危機管理室は,学長,副学長,事務局長,総合企画部長,各課長・室長及びその他学長が指名した者で構成し,学長が室長,学長が指名する副学長が副室長,その他の者が室員として業務を行っている。
A 運営・活動の状況
 平成26年度は,危機管理規則の制定及び危機管理室規程の一部改正並びに防災計画の一部改訂に関して,2回(平成27年3月16日及び同年3月27日付け)の書面審議を行った。主な活動内容は次のとおりである。
 @) インフルエンザやノロウイルス感染症,デング熱,エボラ出血熱及び不審者に関する事象が発生した際に,学生及び教職員に注意喚起を行った。
 A) 大地震等の災害発生時の対応として,防災備蓄品(飲料水・食料品・毛布など)を追加整備した。
 B) 様々な事象に伴う危機に迅速かつ的確に対処するため,本法人における危機管理体制,対処方法等を規定した「国立大学法人上越教育大学危機管理規則」を新たに制定した。また,これに伴い,危機管理室の業務内容及び組織等を見直した。
 C) 本法人の防災計画に業務継続計画(BCP)の観点を盛り込む改定を行った。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 今後の検討課題としては,関係行政機関等との連携や情報収集に努め,危機管理に関するマニュアルの点検・整備を継続していく必要がある。また,防災用備蓄品についても引き続き整備し,災害等に備えていく必要がある。