４　教育・研究組織等

（６）ファカルティ・ディベロップメント委員会

�@　設置の趣旨（目的）及び組織

ア　組織設置の趣旨（目的）

ファカルティ・ディベロップメント委員会（以下「FD委員会」という。）は，上越教育大学における教育活動の質的向上と発展を期して，ファカルティ・ディベロップメント活動（以下「FD活動」という。）を実施することを目的としている。

イ　組織の構成及び構成員等

FD委員会は，FD担当の副学長，各コースから選出された教授又は准教授（講師及び助教を含む。）の計12人の委員で組織されている。

また，本委員会の下には３つの専門部会が置かれ，FD委員会学部専門部会はFD委員会委員10人及び教育支援課長の計11人で，同大学院修士課程専門部会はFD委員会委員９人及び教育支援課長の計10人で，同大学院専門職学位課程専門部会は委員２人及び教育支援課長の計３人で，それぞれ組織されている。

�A　運営・活動の状況

ア　委員会等の開催状況

平成26年度は，以下のとおりFD委員会を４回開催した。

第１回　平成26年５月８日（木）

第２回　平成26年７月29日（火）

第３回　平成26年12月22日（月）

第４回　平成27年３月25日（水）

イ　審議された主な事項

平成26年度の主な審議事項は，�@授業公開の実施，�A学生による授業評価の実施，�B平成25年度学生による授業評価報告書の作成，�CFD研修会の実施，�D平成27年度FD活動計画等である。

ウ　重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等

平成26年度においては，平成25年度のFD委員会で審議・決定された年間のFD活動計画に沿って，以下のとおりFD活動を実施した。

�@）　授業公開の実施

前・後期に各１回ずつ，授業公開週間（前期：６月９日〜13日，後期：11月10日〜14日）を設定し，授業公開を実施した。この授業公開週間では，期間中の全授業科目（ただし，セミナー，実験・実習科目，非常勤講師担当科目を除く。）を原則として公開の対象とした。

�A）　平成26年度学生による授業評価アンケート及び教員による自己評価の実施

学部及び大学院の全授業科目（ただし，専門セミナーを除く。）について，全受講学生を対象に授業評価アンケートを実施した。アンケートの実施においては，平成25年度委員会での検討結果に基づき，学生がアンケート回答を記入する場面には，授業担当教員が立ち会わないことを実施要項等に明記し，教員が関与しないことの周知徹底を図った。

�B）　FD研修会の実施

委員会にワーキンググループを置き，研修会の実施時期や実施計画の詳細について検討を行い，前年度と同様に教職員と学生が参加したワークショップ形式による研修会を２月23日に開催した。

�B　優れた点及び今後の検討課題等

授業公開，学生による授業評価アンケート及びFD研修会等の各FD活動を年間計画に沿って実施した。

各FD活動の内容や実施方法については，これまでのFD委員会での取組において，随時検討と改善を行ってきたところであるが，授業公開の参観数やFD研修会の参加人数が少ないなどの課題があり，課題解決に向けた改善や工夫が引き続き求められる。