5 学生支援
(1)学生委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
学生委員会は,学生の指導及び生活支援並びに学生宿舎,国際学生宿舎,大学会館に関する事項について調査検討することを目的とする。
イ 組織の構成及び構成員等
学生委員会は,教授会の専門委員会として設置されており,各専攻から選出された教授又は准教授(講師を含む。),及び保健管理センター所長及び学生支援課長の計18人で組織している。
また,企画等の具体的事項を効果的に検討するため,本委員会の中に学生宿舎専門部会,大学会館専門部会,新入生合宿研修専門部会,教員養成課程学生合宿研修専門部会,大学祭専門部及び課外活動団体リーダーズ・トレーニング研修専門部会の計6部会を置いている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成26年度においては,本委員会を8回開催した。
イ 審議された主な事項
 各部会において検討した内容を含め,主として次の事項について審議した。
・ 入学料及び授業料免除等の選考(東日本大震災特別措置を含む。)
・ 日本学生支援機構奨学生の選考・推薦
・ くびきの奨学金給付者の選考
・ 学生委員会専門部会
・ 学生団体の設立(継続)及び課外活動団体の認定
・ 教員養成課程学生合宿研修及び課外活動団体リーダーズ・トレーニング研修の企画・実施
・ 大学祭
・ 学生表彰
・ 学生宿舎等入居者の選考
・ 平成27年度学生指導事業
・ 平成27年度新入生オリエンテーションの企画
・ 平成27年度新入生合宿研修の企画
・ 大学会館集会室の改修に伴う環境整備
・ 大学会館に対するアンケート調査結果に対する対応
・ 学生居住施設規則の一部改正等
・ 学生宿舎及び国際学生宿舎入居者選考基準の一部改正
・ 入学料の免除等選考基準の一部改正
・ 入学料及び授業料の免除等選考基準の制定
・ 大学院修学休業制度等に係る授業料免除の選考基準の制定
・ くびきの奨学金給付要項の一部改正
ウ 重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
中期計画及び年度計画に基づき,学生の経済的支援の充実,学生宿舎の居住環境の整備・充実,及び大学会館における福利厚生事業の充実を図るため,種々の取組を行った。
@) 学部・大学院を合わせた授業料免除を行うとともに,大学院修学休業制度を利用して修学する学生に対し授業料免除を行い,前年度と同様の経済的支援を実施した。
   また,東日本大震災等における被災学生を対象に,入学料及び授業料の全額又は半額免除の経済的支援に関する特別措置を平成25年度に引き続き平成26年度も実施した。
   本学独自の給付型奨学金制度「上越教育大学くびきの奨学金」により,経済的理由により修学が困難で,かつ成績が優秀な学生に奨学金を給付し,学生への経済的支援を行った。
A) 学生及び教職員を対象に大学会館に関するアンケート調査を行い,利用者のニーズを把握して,その対応策をまとめた。
B) 学生宿舎においては,国際学生宿舎(外国人留学生及び外国人研究者用)の居室のカーテンを更新するなど住環境の改善を図った。
B 優れた点及び今後の検討課題等
優れた点としては,東日本大震災等における被災学生を対象に,入学料及び授業料の全額又は半額免除の経済的支援に関する特別措置を引き続き実施し,学生の進学及び修学機会の確保を図ったこと,また大学会館の第1・第2集会室を,学生が気軽に利用できるオープンスペースへと改修し,学生の福利厚生の充実を図ったことが挙げられる。
また,今後の検討課題としては,単身用学生宿舎自治会に対し,組織・活動の活性化を図るためさらに指導・助言を行う必要がある。