5 学生支援
(3)就職委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
就職委員会は,学生の就職対策に関する事項について調査検討することを目的として,教授会に設置された専門委員会である。
イ 組織の構成及び構成員等
就職委員会は,学長が指名した副学長,各専攻・コース等から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。)14人及び就職支援室長を委員として構成されている。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成26年度においては,委員会を4回(5月,10月,12月,3月)開催した。
イ 審議された主な事項
主な審議事項は,@進路希望調書提出時の学部3年生の面談,A平成26年度年度計画の実施,B第3期中期目標・中期計画,C教員採用選考試験対策講座実施計画,D就職支援業務の機能強化,E平成26事業年度の業務実績に関する自己点検・評価の実施,F平成27年度年度計画案,G平成27年度就職指導計画,H教員採用選考試験(大学推薦)の学内選考等であった。
ウ 重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
学部3年生用の「進路希望調書」に,専門セミナー担当教員が面談・確認したことを証すための自署・押印欄を設け,就職支援室に当該学生が直接提出することとし,窓口対応に当たって,就職への早期の取組を促すための指導を行った。学部2年生には,平成25年度に引き続きキャリアコーディネーターによる面談を実施した。これらのことにより,教員採用試験受験率の向上に全学体制で取り組むことができた。
更に,学生の教員採用試験準備の取組を早期に促すための方策として,年4回実施している教員採用選考試験学内模擬試験のうち,12月に行う模擬試験について,引き続き,一部科目(教職教養・一般教養科目)の受験料を無料(上越教育大学後援会の助成による)とし,実施した。
また,平成27年度臨時任用教員を希望する本学学生の依頼と今後の教員採用の見通し等を調査するため,就職委員会委員による県・市教育委員会訪問を行い,8県4政令指定都市の教育委員会を訪問した。
B 優れた点及び今後の検討課題等
教員採用選考試験対策講座プログラム,キャリアコーディネーターによる相談・指導,プレイスメントプラザにおける就職情報の提供など,就職支援の各種取組は大きな成果をあげており,各種データによっても,その効果が確認されている。
文部科学省が平成27年1月30日に発表した「国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)の平成26年3月卒業者の就職状況」において,本学の平成26年3月学部卒業者(大学院等への進学者及び保育士への就職者を除く。)の教員就職率は80.9%で,全国44大学・学部中,第5位であった。
また,現職教員学生を除いた平成26年3月教職大学院修了者の教員就職率は100%であった。
今後,学生の教員採用選考試験受験率・合格率及び教員就職率を向上させるために,更なる全学的な理解,取組により,学生の教職への関心・意欲を一層喚起し,きめ細かな就職指導を行っていく必要がある。