自己点検・評価の対象期間: 平成26年 04月 01日 〜 平成27年 03月 31日
 
平野 絹枝
(特任教授)
 
<教育活動>
 
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
最近の研究成果を取り込んだ形で,効果的な英文読解方略を指導し,異なった読解問題形式にふれさせて学生の多様な読解能力を引き出すことを心がけた。音読,黙読を練習させ,英文の読解力向上のほかに,コミュニケーション能力の育成に努めた。大学院では,ESL/EFL及び応用言語学の理論と指導,多角的な視点にもとづいた教材分析の理論研究と実際に焦点をあてた。理解の確認のチェックのため,小テストを行い,グループやペア・ワークで,問題点を討議させ,諸理論をわかりやすく解説することに腐心した。
成績評価に関しては,出席,日常点,課題,試験結果にもとづいて総合的に評価した。
 
研究指導
【観点2】大学院
英語教育に関する文献の指導,データの分析法,論文の構成,展開,考察の仕方について指導を行った。
 
その他の教育活動
・ 新潟大学(学部)非常勤講師として「基礎英語」「アカデミックリーデイング」を担当した。
 
特色ある点及び今後の検討課題等
最近の英語教育学の理論を取り入れ,英語の理解と産出のバランスを様々な活動のなかで考慮し,学生が自主的に,また相互的に,英語力の向上や専門知識の獲得をめざせるように腐心した。今後,限られた授業時間内で個に対応した指導をどのようにしたらよいかが検討課題である。
 
 
<研究活動>
 
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年8月:日本人学習者の語彙学習方略(共),全国英語教育学会40周年記念特別誌, 全国英語教育学会,156〜159頁
発】(1)平成27年2月:読解とコミュニケーションの方略研究に関わって(単),関西英語教育学会第18回卒論・修論研究発表セミナー スペシャル・トーク
 
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)英語語彙認識の音声情報の役割 代表者:堀田誠(山梨大学附属小学校)
 
学会活動への参加状況
(1)平成26年8月28日〜平成25年8月30日:大学英語教育学会第53回国際大会出席
(2)平成26年8月9日〜平成26年8月10日:全国英語教育学会徳島研究大会出席
(3)平成26年6月21日〜平成26年6月22日:第44回中部地区英語教育学会山梨大会出席
(4)平成26年度:中部地区英語教育学会副会長
(5)平成26年度:全国英語教育学会紀要編集委員
(6)平成26年度:全国英語教育学会紀要査読委員
(7)平成26年度:全国英語教育学会40回記念特別誌編集委員
(8)平成26年度:日本言語テスト学会最優秀賞表彰委員
 
◎特色・強調点等
読解テストとしてのリコールテストに関する研究で,様々な要因がリコールテストのパフォーマンスに及ぼす影響について継続的な研究を行っているが,テスト作成,評価,読解教材開発,読解指導の改善,に貢献する点で,興味深い示唆があり,独創的であるといえる。
 
 
<社会との連携>
 
◎社会への寄与等
学会の運営・論文査読・紀要編集を通して英語教育学研究発展・運営の社会貢献に努めた。