自己点検・評価の対象期間: 平成26年 04月 01日 ~ 平成27年 03月 31日

北條 礼子 (教授)
<教育活動>
授業
  【観点1】教育方法及び成績評価面での取り組み
学部のコミュニケーション英語は40名以上の大人数対象であるが、なるべく仲間と不確かなところを確認し合ったり、英会話の練習ではペアワークを取り入れるなど、協同学習の要素を取り入れている。成績を決める材料として、授業内で扱った内容を全て期末試験に取り入れ、チャンツは実際にペアで演じてもらうなど、授業の内容を反映する努力をしている。また,小学校英語関連の科目においては、理論、経緯、現状について講義を行う他、短い外国語活動を考案・実施することも行っている。異文化理解教育においては、リスニングを重視した英語力向上を目指す他、各自の異文化体験に基づく、パワーポイントによる小学生対象のプレゼンテーションとレポートを課している。大学院でも、座学に終わらず、実際に体験してみることを取り入れた授業をこころがけている。 

  【観点2】教育の達成状況
担当学生は、ほとんどが小学校教員を志望しているが、中学校の英語科教員を目指す学生もいる。教員採用率は約50%であるが、数年をかけても最終的に小・中の教員になっている。 

研究指導
  【観点1】学部
学部生は、ゼミ配属後、毎週英語力向上を目指し、学生を主に対象とするゼミを実施している。ここで、外国語活動に必要な基本的なclassroom Englishを習得することも目指している。また、10月から2月にかけて、附属小学校に外国語活動の出張授業に行っているが、3年生から参加し補助的な役割から始め、4年生ではメイン活動を担当する。論文指導についても、論文の構成、文体はいうまでもなく、大学院生と同じゼミに出席することにより先行研究のまとめ方も学べるよう配慮している。実験校等も可能な限り紹介し、データの分析方法、引用・参考文献の書き方も丁寧に指導している。 

  【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
より高度な臨床的な実践力を身につけるため、附属幼稚園では月1回、附属小学校では10月から2月まで週1回計10回のティーム・ティーチングによる外国語出張授業を実施している。修士論文作成に当たっても、実験校が必要な場合は、可能な限り紹介し、普段はゼミや個人指導をとおして修士論文作成に必要な文献収集、まとめ、実験(調査)計画の立て方、データの処理、結果の見方、解釈、引用/参考文献の書き方まで丁寧に指導している。 

その他の教育活動

特色ある点及び今後の検討課題等


<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)  平成27年 02月: 小学校外国語活動における5年生児童の動機づけを高める授業の設計とその効果 : 文字指導とポートフォリオのカンファレンスに注目して,上越教育大学研究紀要 = Bulletin of Joetsu University of Education,上越教育大学研究紀要 = Bulletin of Joetsu University of Education,34巻, pp.203-212
発】(1)  平成26年 09月 20日: InTASC Model Core Teaching Standardsを活用する外国語活動ゲスト・ティーチャー活動の設計に関する事例研究,2014年日本教育工学会第30回全国大会,
(2)  平成26年 09月 19日: 小学校外国語活動における5年生対象のフォニックスと英単語を書く活動を組み合わせた文字指導学習プログラムの開発と効果,2014年日本教育工学会第30回全国大会,
(3)  平成26年 09月 19日: 小学校外国語活動におけるポートフォリオを活用した6年生児童の動機づけを高める授業の設計とその効果,2014年日本教育工学会第30回全国大会,
(4)  平成26年 09月 19日: 小学校開国語活動における5年生児童の動機づけを高めるポートフォリオを活用した授業設計と効果,
(5)  平成26年 09月 10日: 小学校外国語活動における6 年生の動機づけ向上のための他教科内容に関連した学習プログラムの開発と効果,2014年日本教育工学会第30回全国大会,
共同研究(幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)早期英語教育【小学校、幼稚園】推進のための大学生・大学院生による出張授業: 実施に当たり、本学附属小学校(10月から2月まで3~6年生の全クラスにおいて週1回10回)、本学附属幼稚園(5月から2月まで月1回)の教員と内容等について打合せをし、附属幼稚園年長クラスではクラス担任に参加してもらっている。,代表者:北條 礼子,(上越教育大学大学院)
(2)スタンダードを活用する外国語活動教員養成のゲストティーチャー活動モデルの精緻化,代表者:松﨑 邦守,(北海道教育大学)
(3)小学校外国語活動における教授ツール・評価ツールとしてのポートフォリオの活用,代表者:北條 礼子,(上越教育大学)
学会活動への参加状況
(1)  平成26年 09月 ~ 平成26年 09月 日本教育工学会第30回全国大会,
(2)  平成26年 07月 ~ 平成26年 07月 小学校英語教育学会,

<社会との連携>
社会的活動状況
(1)  平成26年 07月 ~ 平成26年 07月 教員免許状更新講習講師(上越教育大学)