自己点検・評価の対象期間:
平成26年
04月
01日
~
平成27年
03月
31日
安部 泰
(准教授)
<教育活動>
授業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取り組み
専門分野である「デザイン」の観点からは,個人の価値観と公的な価値をどのように一致させていくかを重視し,理論の組み立てと実践を繰り返すことにより身に付けていくことを目的としている。同時に,学んだことを学校教育の現場で活かせるよう,視点を変えて発想することを指導している。特に重視するのは結果(成果物)だけではなくプロセスと一体化した学びであり,成績評価についても学生の学びの道筋から総合的に評価している。
【観点2】教育の達成状況
個々のテーマを明確にさせていき,可能な限りの方法を提示させ,制作・実践を通じて検証していくという最も大切な姿勢や考え方については伝えることができたと考えるが,専門的な知識・技術を修得させるために必要な時間が少し足りない。しかしながら,大学を卒業した後に,各現場で各々が自律的に学べるように情報や方法等を伝えるよう努めている。
研究指導
【観点1】学部
4年生:
1.卒業論文「漫画表現における『視覚心理』の活用について」・・・卒業論文,作品制作
※論文及び作品制作の指導。
3年生:
1名の学生に対して研究の指導
※学生個人の観点から公的な価値を意識させていくよう指導。そのうえで,卒業研究テーマを絞り込ませていく。
【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
3年生(免P):
修士論文「『しかけ』の造形に関する一考察 -ピタゴラ装置の成立を手がかりに-」
3年生(免P/論文未提出):
「『妖怪画・物語』の制作研究 -現代における妖怪の表現とは-」
1年生(免P)
「服飾と人との関係性について -内面を纏う表現とは-」
1年生
「図画工作科・美術科におけるICTをもちいたコンテンツ開発」
※当研究室では,文献等から得られる理論的な裏付けをもっての論文執筆,及び制作を含む実践を主体として研究するよう指導している。
その他の教育活動
- 小学校実習: 学部生1名
中学校実習: 学部生1名
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 専門分野である「デザイン」の観点からは,個人の価値観と公的な価値をどのように一致させていくかを重視し,理論の組み立てと実践を繰り返すことにより身に付けていくことを目的としている。同時に,学んだことを学校教育の現場で活かせるよう,視点を変えて発想することを指導している。特に重視するのは結果(成果物)だけではなくプロセスと一体化した学びであり,成績評価についても学生の学びの道筋から総合的に評価している。個々のテーマを明確にさせていき,可能な限りの方法を提示させ,制作・実践を通じて検証していくという最も大切な姿勢や考え方については伝えることができたと考えるが,専門的な知識・技術を修得させるために必要な時間が少し足りない。
<研究活動>
研究成果の発表状況
作】(1)
平成25年
07月:
~
平成27年
07月:
「妙高芸術祭四季彩芸術展」グラフィックデザイン,妙高市,妙高市教育委員会,妙高芸術祭実行委員会,
発】(1)
平成26年
10月
05日:
初等教育における造形表現力育成のための実践的研究 Ⅲ,第53回大学美術教育学会福井大会(福井大学),
(2)
平成26年
07月
05日:
上越教育大学におけるユニバーシティ・アイデンティティのデザイン,日本デザイン学会第61回春季研究発表大会(福井工業大学),
学会活動への参加状況
(1)
平成26年
10月
03日:
~
平成26年
10月
05日:
第53回大学美術教育学会福井大会(福井大学),
(2)
平成26年
07月
05日:
~
平成26年
07月
06日:
日本デザイン学会第61回春季研究発表大会(福井工業大学),
◎特色・強調点等
- 1.美術教育におけるデザインの意味や果たす役割についての研究を行っている。内容については,学習指導要領においてデザインがどのように意味付けられてきたか,あるいはどのように実践されてきたかの確認と,現場においてどのように実践すべきかについて子どもの実態はもちろんだが,教員として身につけるべき基礎知識,技能,資質はどのようなものであるかの研究を行っている。
2.教科専門の立場から教科教育とりわけ現場における指導において必要な要素についての研究を科目群において行っている。研究内容について,共同研究として大学美術教育学会におけるポスター発表「初等教育における造形表現力育成のための実践的研究 Ⅲ」を行った。
3.視覚デザインの一分野として,イラストレーションの制作・研究を行っている。テーマを『「水辺」に目を向けさせるイラストレーションの研究』とし,主に魚をモチーフとした手描きのイラストレーションを制作しながら,人々に環境について考えさせることを目的としたグラフィックの制作を目的としている。滋賀県立琵琶湖博物館ミュージアムショップの依頼で「カイツブリとナマズTシャツ」のデザインを行った。
4.視覚デザインの専門家として,自治体や学内からの各種要請に応えている。「妙高芸術祭四季彩芸術展」グラフィックデザインの提供や上越教育大学のUI構築に係るデザイン業務(ロゴマークのデザイン,UIマニュアルの整備,イメージキャラクターの選定)等を手がけた。
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)
平成26年
10月
03日:
~
平成26年
10月
03日:
「妙高市ジュニア芸術展」審査員(妙高市教育委員会)
(2)
平成26年
07月
31日:
~
平成26年
07月
31日:
上越教育大学教員免許状更新講習(上越教育大学)
(3)
平成26年
06月
~
平成26年
11月
にいがたデジコングランプリ審査員(特定非営利活動法人にいがたデジタルコンテンツ推進協議会)
(4)
平成26年
04月
~
平成27年
03月
上越市美術展覧会運営委員(平面)デザイン・CG部門(上越市教育委員会生涯学習推進課)
(5)
平成26年
04月
~
平成27年
03月
上越市景観審議会委員(副委員長)(上越市)
◎社会への寄与等
各委員及び審査員について,専門知識を有する者として先方のニーズに対し,充分に対応できていると考える。